八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

防災の日

2008年09月01日 12時07分21秒 | 四季折々

本日より9月。

9月は古名で“長月(ながつき)”と言います。

この名称は「夜長月」の略と言われ、今までの昼間の長かった夏を終えて、日照時間の短くなったことを実感する時期(旧暦の9月、新暦では本年は9月29日から10月28日まで)からその名が付いたと言われいます(他にも稲刈月(いなかりつき)の略という説等もあり)。

     

さて本日は防災の日です。

今から85年前の大正12年9月1日に発生した関東大震災の教訓を忘れないように、と昭和35年に制定されました。

ここ最近は海外でも地震、津波、台風などの災害が猛威を振るい、また国内でも地震や豪雨などで掛け替えのない多くの尊い人命が失われています。

こういう話題を聞くたびにけっして人力では及びもつかない自然の厳しさを深く感じさせられます。

奇しくも昨日は雑節の二百十日(立春から数えて210日目の日。台風が上陸することが多いこの時期を農家では八朔(はっさく、旧暦の8月1日)や二百二十日(立春から数えて220日目)とともに三大厄日として警戒していました)でした。

尚一層の防災意識が必要な時期です。

皆様におかれましては本日は防災の日にちなみ、災害で亡くなられた皆様の御冥福を祈り、御家族揃って更なる防災に勤めていただきたく思います。 禰宜