日々

穏やかな日々を

週末にまとめて運動しても効果はほぼ同じ

2017年01月18日 01時36分07秒 | 医療情報
週末にまとめて運動しても効果はほぼ同じ
推奨の運動量さえ満たせば死亡リスクは同程度に低下
HealthDay News2017年1月17日 (火)配信 一般内科疾患循環器疾患その他

 週末にまとめて運動する人は、1週間かけて運動をする人とほぼ同程度に寿命が延びる可能性があるとの報告が、「JAMA Internal Medicine」オンライン版に1月9日掲載された。英ラフバラ大学のGary O'Donovan氏らの研究。
 O'Donovan氏らは、1994、1995、1998、1999、2003、2004年に健康調査を受けたイングランドとスコットランドの6万3,500人超のデータを分析。回答者は全員40歳以上で平均年齢は59歳、男女はほぼ同数であった。
 対象者のうち約3分の2は運動をしておらず、22%は「運動不足」――つまりやや活動的だが、ガイドラインで推奨される週150分の適度な運動または75分以上の強度の運動を満たしていなかった。4%は推奨される運動量を満たしているものの週1、2回しか運動をしない「週末戦士」であり、11%は推奨される運動量を超えて週に数回「定期的に運動」していた。
 2009年、2011年までに死亡した人数を分析した結果、運動しない対象者に比べて「週末戦士」では30%、「定期的に運動」する対象者では35%、「運動不足」の対象者では34%、死亡率が低かった。運動群のがん・心疾患による死亡率は非運動群に比べて、頻度にかかわらず同程度に低かった。ただし、今回の研究は運動が寿命を延ばすことを証明するものではなく、関連性を示したに過ぎない。
 O'Donovan氏は、「全原因による死亡、心血管・がんによる死亡を低減するには、週1回または2回の余暇に適度または強度の運動を行えば十分だった」と話している。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 睡眠時間短縮に肥満リスク | トップ | 服薬管理カレンダーを開発、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療情報」カテゴリの最新記事