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地域のお産夫婦で支える 益田赤十字病院に産科医着任 (よろしくお願いいたします。)

2016年02月28日 16時07分40秒 | 地域
地域のお産夫婦で支える 益田赤十字病院に産科医着任
地域 2016年2月26日 (金)配信山陰中央新報

 島根県益田市乙吉町の益田赤十字病院の産婦人科に、片桐浩さん(37)と敦子さん(38)の夫婦が医師として着任し、地域医療に力を発揮している。地域周産期母子医療センターの指定を受け、島根県西部の周産期医療を担う拠点病院で働き始めた2人は「地域の皆さんに頼りにしてもらえるよう頑張りたい」と声をそろえる。

 浩さんは神戸市、敦子さんは岡山市と、ともに県外出身。2月、島根大医学部(出雲市塩冶町)の産科婦人科から出向してきた。

 益田赤十字病院は産科医不足などにより、2008年から14年まで、里帰り分娩(ぶんべん)の受け入れ中止や分娩数制限を行わざるを得ない時期があった。

 その中で2人は、週末を中心に島根大から派遣され、益田圏域の医療を支えていた。浩さんは「派遣されていたときに比べ、お産の数も増えている。頑張らないといけない」と気を引き締める。

 益田では軽症の患者も診察するなど、地域に根差した医療を提供することになる。敦子さんは「患者さんに近いところで医療をしたいと思っていた。取り組みやすい環境が整っているのが、この病院だった」と話す。益田圏域の限られた医師では、医療機関の役割分担も重要になる。浩さんは「他の病院と連携して、地域でできることをサポートしたい」と、圏域の医療も見据えながら日々、妊産婦や患者に向き合う。

 敦子さんは出産を経験、育休を取得して働き方の考えが変わった。「自分中心だったが、子どもが生まれると、周囲の理解と協力に支えられていることをあらためて感じた」。女性医師も増えていることから、今後は自らの体験をアドバイスに生かすつもりだ。

 2人は協力して、2歳の長男の育児と両立しながらの勤務。蒸気機関車(SL)のキャラクター「きかんしゃトーマス」が好きな長男と、春から運行が始まるJR山口線のSLやまぐち号を見るのを楽しみにしている。

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