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喉風邪への抗菌薬処方防止に代替案

2018年03月04日 00時52分35秒 | 医療情報
喉風邪への抗菌薬処方防止に代替案
英NICEがガイドライン
国際医学短信2018年2月20日 (火)配信 一般内科疾患小児科疾患耳鼻咽喉科疾患投薬に関わる問題

 英NICE(英国国立医療技術評価機構)とPublic Health Englandは1月26日、風邪に伴う喉の痛みを訴える患者に抗菌薬を処方しないこと、痛みの緩和に対しては解熱鎮痛薬を用いることなどを勧告するガイダンスを発表した。
 NICEは喉の痛みを伴う風邪のほとんどは抗菌薬を使用しなくても1週間程度で改善することが多いとのエビデンスがあると指摘。しかし、こうした患者の60%に抗菌薬が処方されているとも報告されているとしている。
 今回のガイダンスでは医師に対し、喉の痛みを訴える風邪の患者には抗菌薬ではなく、疼痛緩和のためにパラセタモールやイブプロフェンのような解熱鎮痛薬を処方するよう勧告。一部の成人においては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、殺菌成分のいずれかを含む医療用トローチ(medicated lozenges)などを考慮することも提案している。
 なお、抗菌薬のベネフィットが期待できる溶連菌感染症については、鑑別のための症状スコアリングツールを提示。抗菌薬適正使用を求めている。
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病臭を分析、最適な治療へ AIで判定の識別器開発

2018年03月04日 00時43分42秒 | 医療情報
病臭を分析、最適な治療へ AIで判定の識別器開発
2018年2月20日 (火)配信静岡新聞

 アルコール検知機などを開発・製造する東海電子(富士市)と県立静岡がんセンター(長泉町)はこのほど、がんの病巣から放たれるにおいを認識し、人工知能(AI)で判定する世界初のポータブルにおい識別器「アイノプロ」を共同開発した。
 経験豊富な医師や看護師の嗅覚に頼ってきた病臭を分析し、においの種類に合わせ最適な治療法の選択を目指す。AIにより、さまざまな成分で構成されるにおいのデータを学習できるのが特徴。従来の機器は大型だったが、小型で持ち運び可能なサイズとなり、今後精度を高め、病室でも利用していきたいという。
 子宮がんや乳がんではがん組織の壊死(えし)や病巣部分の細菌感染によって特有の病臭を放つことがある。患者はにおいを気にして、外出を控えるなど精神的な負担の一つになっていた。
 病臭は医師や看護師が判断して洗浄や消毒、がんの症状を抑える軟こうの塗布、抗菌薬の投与などを行っている。しかし、医療者の経験や感覚によって処置に差が出るほか、軟こうによる痛みの伴う治療や不要な抗菌薬の投与を施す懸念があった。
 県立静岡がんセンター研究所は2012年から、東海電子とファルマバレープロジェクトの一環でにおいセンサーを活用した診断装置の開発に取り組んできた。
 開発に携わった楠原正俊同研究所副所長兼地域資源研究部長は、病臭について、病態や細菌の種類によって産生されるにおい物質が異なると説明し「病臭の種類を判定した上で処置や治療を選べるようにしたい。処置前後のにおいの変化を比べ、ケアを評価するツールとしても有効」と話している。
 <メモ>アイノプロ(Aino―Pro) 患者の周囲の空気を袋に詰めて、装置につなぐなどして測定する。におい成分を分析し、学習を重ねることで識別能力が向上する。人の嗅覚と同様に、においを嗅ぎ分けられるようになるという。医療現場だけでなく食品工場や畜産業でのにおい対策、口臭判定など、さまざまなジャンルでの利用が期待されている。
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「人工内耳の選択」 聞こえ方を講演へ 水戸、3月17日

2018年03月04日 00時42分07秒 | 地域
「人工内耳の選択」 聞こえ方を講演へ 水戸、3月17日
2018年2月20日 (火)配信茨城新聞

重度の難聴者のために開発された人工内耳について正しい知識を持ってもらおうと、人工内耳友の会ACITA(あした)茨城支部は3月17日、水戸市赤塚1丁目の市福祉ボランティア会館ミオスで講演会「人工内耳という選択」を開く。専門家が人工内耳と補聴器の違いなどを講演する。
人工内耳は、内耳に電極を埋め込み、周囲の聴神経への直接の電気刺激によって聴覚を取り戻す人工臓器。耳の後ろに装着する小型の集音マイクと音声処理装置、手術で頭皮の下に埋め込まれたインプラントで構成される。
講師は、東京医科大学病院聴覚人工内耳センターアドバイザーで、人工内耳装用者の松島敏一さん。人工内耳の仕組みや聞こえ方、可聴範囲などを補聴器と比較し、検査結果のデータを基に解説する。その他、松島さんが実践した人工内耳装用後のリハビリ方法について語る。
会場では要約筆記と聞こえを支援する磁気ループで情報提供する。参加は無料。申し込み不要。
問い合わせは同支部事務局川口総子さんファクス029(357)7944。
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危険な「眠剤ハイ」若者に広がる 路上で睡眠薬大量購入

2018年03月04日 00時39分11秒 | 事故事件訴訟
危険な「眠剤ハイ」若者に広がる 路上で睡眠薬大量購入
2018年2月20日 (火)配信朝日新聞

 睡眠薬を使って気分を高揚させる乱用行為が起きている。若者の間では「眠剤ハイ」などと呼ばれ、昨年7月には大阪府内で錠剤を服用後に交通事故を起こして逮捕された少年が、「ハイになるために睡眠薬を飲んだ」と供述した。専門家は、依存症や発作などの危険性を指摘する。

■意識もうろうと…事故
 昨年7月14日未明、堺市東区の市道脇のフェンスに乗用車が突っ込んだ。当時運転していたのは通信制高校3年の少年(18)。助手席に建設作業員の少年(19)が乗っていた。高校生の家族が駆けつけて車の中をのぞくと、少年2人が意識がもうろうとした状態でぐったりしていたという。
 2人は大阪府警の調べに対し、大阪市浪速区の路上で、本来は医師の処方が必要な睡眠薬140錠を「密売人」から約1万1千円で購入したと説明。高校生は建設作業員の少年から、睡眠薬を飲んで眠気を我慢すれば気分が高揚すると聞いたといい、「ハイになるために何度かに分けて数錠ずつ飲んだ。バイト先の人間関係でむしゃくしゃしていた」と話し、堺市内に戻る途中に意識がもうろうとして事故を起こしたという。
 府警は、睡眠薬の影響で正常な運転ができない状態だったとして、高校生を道路交通法違反(過労運転等の禁止)の容疑で逮捕。また、建設作業員の少年についても薬を渡したとして、同幇助(ほうじょ)の疑いで書類送検した。
 少年らが睡眠薬を手に入れた浪速区のJR新今宮駅の近くには、かつて覚醒剤などの薬物の密売が多かったとされる地区がある。現在は密売は大幅に減ったとみられるという。一方、管轄する署の幹部は「最近は地区の路上で睡眠薬を販売しているとの情報もあるが、移動を繰り返しているとみられ実態がつかみづらい」と話す。
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