日々

穏やかな日々を

<二本松産米>

2011年09月25日 00時26分37秒 | 地域

<二本松産米>「収穫も出荷もしない」農家、無念さにじませ
毎日新聞 9月24日(土)21時54分配信

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育てたコメから500ベクレルの放射性セシウムが検出され、落胆する農家の男性=福島県二本松市小浜地区で2011年9月24日午後1時39分、小林努撮影

 福島県二本松市産の新米予備検査で国の暫定規制値と同じ1キロ当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で、生産農家の男性(56)が24日、毎日新聞の取材に応じ、本検査の結果にかかわらず、「周囲に迷惑をかけるから出荷はしない」と話した。「何も悪いことはしてないのに。初めから作らないほうがよかった」と無念さをにじませた。【山田毅】

【コメの放射性物質検査の仕組み】予備検査で規制値検出 本検査で出荷判断へ

 男性の水田は同市小浜地区の山間部にある。稲穂をつけた田んぼが広がり、遠くには磐梯山を望む静かな農村地帯だ。

 祖父の代に山を買って、田んぼを切り開いた。16歳のころから農業を手伝い始め、すでに40年がたつ。大工のかたわらに農薬などを極力使わない安全なコメの生産に努めてきた。 予備検査の結果を知らされたのは23日夕。県の4月の調査で近くの土壌から1キロ当たり4600ベクレルを超える値が検出されていた。「ある程度高い値が出ることは予想していたが、500という値にはびっくりした」という。

 作付けにあたっては、市から「大丈夫」との連絡をもらっていた。「手間ひまと経費は無駄になった」と、今年の収穫も出荷も断念した。

 「本検査で400になっても、消費者は安全と思わない。うちのコメは絶対出荷しない。ほかの安全な福島県のコメに迷惑をかけるから」。7頭の肉牛も飼育しているが、稲が収穫できなければ、餌の稲わらも用意できない。今後の飼育もあきらめるつもりだ。

 同居する次女夫婦に7月、初孫が誕生した。外の物干しに干された孫の服を指さして「本当は外に干すのも心配。原発から遠いはずなのに、理由は分からないけど線量は高いんだ。でも避難の指示や特別な補償もない地域。いったいどうしろというんだろうか」とつぶやいた。

 生活基盤を奪われようとしている現状に「東電は生きていくための最低限の補償をすみやかにしてほしい」と訴えた。


どこに安全安心が保障されているのか
中曽根元首相は原発賛成です。
その心が分からない
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ムムムムム~  アスベスト 中皮腫死者

2011年09月25日 00時05分49秒 | 仕事
アスベスト 中皮腫死者、最悪の1209人 15年前の2.4倍に
2011年9月19日 提供:毎日新聞社


 ◇昨年の人口動態統計で

 アスベスト(石綿)関連がんの中皮腫による国内の死者が、昨年1年間で1209人に上っていたことが厚生労働省の人口動態統計で分かった。現在の中皮腫統計が始まった15年前の2・4倍にあたる。専門家は死者数は今後も増え続けるとみて、国に対策の充実を求めている。

 中皮腫の死者は、95年に500人だったが00年に710人、06年は1050人と1000人を超えた。09年は前年より14人減って1156人だったが、10年は前年比53人も増えた。10年の都道府県別の死者は▽兵庫122人▽大阪121人▽東京101人――の順に多かった。

 国内では現在、石綿の使用が原則的に禁止されているが、多くの中皮腫の潜伏期間は20~60年。

 古谷杉郎・石綿対策全国連絡会議事務局長は「過去の石綿消費から今後10年以上、死者が増えると予想される。患者の診断漏れを防ぎ、救済にもつなげるため、全国的な中皮腫登録制度が必要だ。どういう人たちがハイリスクなのか調べて健康管理制度を充実させるべきだ」と訴えている。【
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