7時45分、起床。
トースト、ベーコン&エッグ、牛乳、紅茶の朝食。
今日の朝ドラ。山口智子が居酒屋「赤い風車」(ムーランルージュ)の女将の役で登場して話題になっているが、私としては、『ひよっこ』で向島M電機乙女寮の料理人を演じていた陰山泰が「川村屋」の料理長として登場したことの方が「おぉ!」と思いましたね。職種が同じですからね。「狙った」としか思えません。
宮崎公立大学の阪本博志先生から、女中サークル誌「あさつゆ」について書かれた記事(『東京人』2019年5月号掲載)のコピーが送られてきた。「あさつゆ」というのは1954年に発足した女中さんたちのサークル「希交会」の機関誌で、18年間刊行された。それが阪本さんの編集により金沢文圃閣から全10巻として刊行されたのである。いまでは死語となったが、私の子供の頃、つまり高度成長期の頃に「女中」と呼ばれる職業があった。「女中さん」は「お手伝いさん」「家政婦さん」と呼ばれることもあった。中流以上の家庭が家事を担当してもらうために雇う女性のことで、通いと住み込みとがあった。世間的には下の方に見らていた職業で、その彼女たちがそうした世間の目に負けずに頑張っていこうと結成されたサークルの機関誌で、女中たちの生活や意識について知るための貴重な資料である。
昼食は雨の中、「マーボ屋」に食べに行く。
5月のランチメニューの中からウィンナーとアスパラのチャーハンを注文。
具は家庭的なチャーハンだが、味わいは中華料理店ならではのものである。
大学に出かけるタイミングを見計らっていたが、雨は一向に弱まる気配を見せないので、見切り発車で家を出る。今日のような本格的な雨は久しぶりである。
演習「現代人と社交」は今日からグループ発表が始まった。最初のグループは「通りすがりの人との社交」をテーマとするグループの1つで、東京から京都までヒッチハイクを試みて、その体験(実験)にもとづいた発表であった。発表の仕方(パワポやレジュメの作り方)には改善の余地が多くみられたが、発表に向けての意気込みは伝わってきた。これは大切なことで、発表の技術ならいくらでも教えられるが、意気込みがない人には技術を教えても甲斐がない。いい発表でした。来週以降のグループのよい刺激となったことでしょう。
帰りがけに「あゆみブックス」で、吉田秀和『グレン・グールド』(河出文庫)を購入。吉田が書いたグールド関連の文章を集めて一冊にしたもの。『吉田秀和全集』は所有しているが、こうした特定のテーマでハンディにまとめてくれた本は便利である。
蒲田に着く頃には雨はほとんど止んでいた。
夕食は豚肉、ジャガイモ、人参、ピーマンの炒めもの、
シューマイ、サラダ、オクラの味噌汁。
デザートはメロン。
2時、就寝。