フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月29日(火) 小雨のち曇り

2013-10-30 09:14:06 | Weblog

      8時、起床。

    9時に家を出て大学へ。すでにラッシュのピークは過ぎているとはいえ、普段乗っている昼の電車よりずっと混んでいる。

    10時から3年ゼミで集まってインタビュー調査の共通質問項目の検討を12時半まで。いよいよ来週からインタビュー開始。

    昼食を外に食べに出る時間がないので、生協のお弁当(プルコギ=韓国風の甘目のすき焼き)を買ってきて、研究室で食べる。    

   3限は選択基礎演習。テキストを演習で読むことの意味は、自分の解釈や考察を他の学生に聞いてもらう、読んでもらう、他の学生の解釈や考察を聞く、読むことを通して、思考回路を鍛え上げていくことにある。ただ本を読むだけなら一人でできるし、家でできる。演習に参加する以上は、演習というシステムを十分に活用するつもりで臨むことである。

   4限は演習「ケーススタディの方法」。今日から発表(自伝の分析)始まる。初回の今日は、アウグスティヌス、コナン・ドイル、坂口安吾、リチャード・ファイマンの4人の自伝が取り上げられる。たんなる自伝のあらすじの報告ではなく、何らかのテーマを設定して、その視点から自伝を読んで、考察したことを発表してもらう。来週以降、自伝の作者の出生年順に、ミヤコ喋々、遠藤周作、マルコムX、草間弥生、田中一光、武良布枝、田原総一郎、赤塚不二夫・・・と続く。どんな人の自伝を取り上げ、どんな視点から読み解いていくのか、そこがセンスが問われることろであり、腕の見せ所である。

   授業を終えて、「maruharu」にスイーツを買いに行く。

 

   テイクアウトしてきたスイーツを食べながら、5時半から面談を一件。

   8時過ぎに帰宅。風呂を浴びてから、夕食。ポトフとパン。

   昼間、契約しているケーブルTVのケーブルの切り替え工事が入って、これまで一台のTVでしか視聴できなかったBSやCSが家中のテレビ(全部で5台ある)で視聴できるようになった。録画予約も簡単にできるようになった。

   卒業生のTさんのブログ(つぼみな日々)を開いたら、昨日の私のブログで紹介した卒業生のNさんのブログをTさんも読んでいて、その感想が書かれていた。Nさんの文章もいいが、Tさんの文章もいい。静と動、いや静の中の動とむき出しの動、二人の持ち味は違うが、それぞれにいい。二人のブログに比べると、私のブログは内面の表出が少なく、静物画のようである。静物は英語ではスティルライフ=静かな生活という。

   読み応えのあるブログといえば、「phono kafe」の常連客のひとりであるカナリアさんの最近のブログを紹介しておきたい。自宅で介護をされているお母様が緊急入院をされて、退院をされるまでの日々が語られている。

     紹介ついでにもう一つ紹介しておきたいのだが、放送大学の坂井素思先生のブログの記事で、是枝監督の『やがて父になる』の中で使われているグレン・グールド演奏の「ゴルトベルク変奏曲」について書いておられるのだが、これが面白かった。坂井先生らしい文章である。

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