フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月17日(金) 雨のち曇り

2023-11-18 11:53:37 | Weblog

8時半、起床。

洗面所で髭を沿っていると鏡に動くものがある。小さな小さな芋虫だった。洗面台の前の一輪挿しには妻が玄関先から摘んできたバラの花が挿してある。たぶんバラの花と一緒に運ばれてきたのだろう。ティッシュでつまんでゴミ箱に捨てようかとも思ったが、それはためらわれた。芋虫も気づいたらこんな場所に連れてこられて困惑していることだろう。指先にのせて玄関先のバラの葉に戻してやった(妻はこのブログを読んで怒るかもしれない)。こう書くと私が「虫も殺さぬ」よい人のように思われるだろうが、子供の頃は、虫は平気で殺していた。とくにアリなどはよく棒でたたきつぶして遊んでいた。田舎へ行ったときなどは田んぼの小さなカエルを投球練習のようにして壁に投げつけていた。子供特有の残虐性かと思うが、その後、私の人生に起こったあれこれのよくないことは、子供時代に殺した虫や小動物の呪いなのかもしれないと思ったこともあるほどである。それがある時期から「虫も殺さぬ」人間になったのである。部屋の中にやってきた蜘蛛は放置しているし、蛾は窓の外に逃がしてやる。路上にいるガマガエルはそのままだと車に轢かれる恐れがあるので雑草の多いお宅の庭に移動させる。巣から落ちこぼれた雀の子を書斎で飼ったりもした。例外は蚊とゴキブリだけである。蚊に刺されると痒いし、ゴキブリは妻がパニックを起こすからである。

胡桃パン、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、スープパスタ、牛乳、珈琲の朝食。

書斎に移動して、昨日のブログを書いてアップする。(チャイ、そこはどいてくれたまえ)

ゼミの準備(レジュメに目を通す)

外は雨が強くなった。

雨が止むのを待って、1時半頃家を出て、大学へ。

昼食は「メルシー」で。店の方が「お久しぶりです」と挨拶をしてくれた。けっこう来ていると思うのだが、その方の勤務日とずれていたのであろう。その方は吉永小百合と同じくらいの年齢で、私が「小百合さんと似ていらっしゃいますね」と誰が聞いてもおべんちゃらとわかることを言うと、「ありがとうございます」とそのまま受け止められた。

チャーシュー麺を注文する。

支払いの時、その店員さんに、「私もあと1年ちょっとで定年です」というと、「もうそんなに歳月が経ちましたか」と感慨深そうだった。私が院生だった頃からの顔なじみである。「メルシー」のラーメンはずっと同じ味を守っている。

今日は4限・5限とゼミである。

馬場下の交差点の鯛焼き屋で買った鯛焼きで一服。

教員ロビーで温かいお茶を買って教室へ。

3年ゼミはゼミ論テーマ発表が1本。

 「プロポーズにおける規範」

4年ゼミはゼミ論中間発表(ファイナルラウンド)が2本。

 「「モテる」男性像と女性象」

 「大学におけるシニア教育プログラムについて」

ゼミ論提出まで(12月の最後のゼミの日)まで5週間となった。この時期、4年生はかなり追い込まれた心理になる。尋常ではなくなる。人によって処方箋はことなるが、のめり込み過ぎの人は少し机(パソコン)の前から離れた方がいいし(俯瞰的に自分のゼミ論を見直す)、焦っているだけで机(パソコン)に向かっている時間が少ない(切れ切れ)の人はまとまった時間を確保することに努めなければならない。「答え」を探そうとしていまからあれこれ参考文献を渡り歩くのはやめた方がいい。参考文献はあくまでも参考にすぎない。最後は、とことん自分の頭で考えるしかない(それは自分勝手にということとは違う。他者が理解可能なように、論理的に考えることである)。

行き詰まったときはメールでご相談下さい。 

夕食は「ごんべえ」で。

釜揚げうどん(かやくごはん付き)。

帰宅して、レビューシートのチェックなど。

早めに風呂に入り、12時半に就寝。

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