フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月9日(木) 曇りのち晴れ

2024-05-10 09:49:32 | Weblog

7時半、起床。

バタートースト、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。2泊3日の松本旅行で少々体重が増えたので、軽めの朝食。

食事をしながら『虎に翼』を観る。虎子は見事に司法試験に合格。弁護士となった。展開が早い。

ムードルにアクセスし、ダッシュボードを開こうとしたら「エラー」が生じる。ITセンターに問い合わせたが、返事を待っている間に復旧した。

先手(藤井)封じ手は、2三歩打ちではなく、1六角打ち。5二金とさせてから、2三歩と打つ。

藤井の飛車は竜となり、2六に引いた。後手は3二銀打と本来は攻めに使いたい銀を自陣の補強に使わざるをえなくなった。藤井の優勢がはっきりした。

授業の準備をしてから大学へ。

3限は大学院の演習。Nさんが自己紹介代わりの修論の構想の発表。

「地域貢献型のサードプレイスにみる参加者と運営者の実態とその恩恵」

演習終了後、Nさんは書棚から、三浦展『「不自由な時代」の「不安な自分」ー消費社会の脱神話化』(晶文社)を持ち帰った。貸出ではなく進呈。

研究室で昼食。

ネットTVの中継を点けると、局面は先手(藤井)が後手の飛車の捕獲しようとしているところ。この後、7五銀、8七歩成、8四銀、7八と、同玉と進む。

後手(豊島)の7七歩打に藤井が応手(6八玉とかわすか、同桂と取るか)を考えているところで、夕食休憩(二日目は午後5時から)に入る。

5限は演習「現代人と社交」。山崎正和『社交する人間』をテキストにディスカッション。

授業を終えて(6時40分)、研究室に戻ってネットTVに接続すると、すでに対局は終わっていた。さきほどの局面から先手は6八玉とかわし、後手が8四銀と銀を取った手に対して、2六歩と打ったところで、後手は投了した。一見、早い投了のように見えるが(95手)、飛車を渡してしまったので、同歩、2三歩打、同銀、1五桂打の攻めが厳しく、支えきれないと見ての投了である。これで第3局を終えて藤井の3連勝。豊島は第1局の必勝の将棋を終盤のポカで逆転負けして、その落胆から立ち直っていない印象を受ける。このままではストレート負けの可能性が高い。豊島はそんなに簡単に土俵を割るような棋士ではないはずである。昨秋の王座戦挑戦者決定トーナメント決勝での藤井対豊島の死闘は強烈な記憶として残っている。ああいう将棋をまた見たい。もっとも藤井ファンの私としては、ここで名人戦をストレート勝ちで防衛して、現在カド番に立たされている叡王戦第4局に万全の体制で臨んでほしいという気持ちもある。

7時半に大学を出る。

「ごんべえ」で夕食を取るつもりでいたら、けっこう混んでいて、断念する。「タビビトの木」も閉まっていた。しかたない、蒲田に着てから食べようと決める。

「吉岡家」へ行く。9時半までやっているのだ(ラストオーダーは9時)。

注文を済ませて、キンドルを取り出し、電車の中で読んでいた『ムーンパレス』の続きを読む。

もり蕎麦とカツ煮が運ばれてきた。電車の中でこれを注文しようと心に決めていたメニューだ。松本でも蕎麦は食べたが、かけそばだった。だからもり蕎麦が食べたかった。

そしてカツ煮(カツ丼の頭)である。「ごんべえ」ではカツ丼セット(うどん)を食べたかったので、その思いが残っていたのである。ここのカツ煮は美味い。カツ丼で食べるよりもカツ煮で食べる方が美味いのは、肉が厚いからである。カツ丼は肉は薄めの方が美味いのだ。

店を出たのは9時10分。本日最後の客だった。

帰宅してレビューシートのチェック。

松本旅行から帰って翌日の授業で少々疲れた。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時、就寝。