フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月6日(土) 晴れ

2021-03-07 13:45:52 | Weblog

10時、起床。

トースト、ウィンナー&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

緊急事態宣言が再度の延長(2週間)されることになった。当初、(東京の場合)一日の新規感染者が500人を切るというのが解除の目安とされていたように思うが、それをクリアーしたにもかかわらず、新規感染者の減少率の鈍化というのが再延長の理由の1つになっている。しかし、減少率というのは分母が大きいときは大きいが、分母がしだいに小さくなってくると鈍ってくるものである(富士山の裾野のようなカーブを描く)。これはどういう現象でもそうである。また、病床数の逼迫というのも再延長の理由になっているが、この2か月に及ぶ緊急事態宣言の期間の間に、一体、どのくらいの病床が新たに増やされたのであろうか。分母(病床の数)を増やすことと、分子(入院患者の数)を減らすこと、両面作戦でいかなくてはならないはずである。

人の行動にあたえる「言葉」の影響は大きい。しかし、「緊急事態宣言」の再延長は「緊急」という言葉のインフレ(希薄化)を生むだろう。

3時を回ったころ、散歩に出る。

昨日、荏原中延の「隣町珈琲」を初めて訪問し、「また来たいカフェである。たぶん春休み中にまた来ることになるだろう」とブログに書いたが、さっそく翌日の再訪問である。

駅前の商店街は「中延スキップロード」という名前である(観察したが、みな普通に歩いている)。

改札を出ると、いきなり鰻を焼くいい匂いがする。引き込まれそうなのをグッと我慢する。

パン屋さん。フードの名前がかすれている。

「カレーの文化」。チェーン店かと思ったら、ここだけの店である。

人形町の「重盛の人形焼き」の支店である。

魚屋さん。「bacca」は日本語「ばっかり」の「ばっか」であろう。ちなみに蒲田のカフェ「sacca bacca」は「サッカー馬鹿」の意味である(私が店主さんから直接聞いた)。

八百屋さん。こちらは伝統的な店名である。

商店街をキョロキョロしながら歩いていると、数分で「隣町珈琲」の前まで来る。

階段を降りると入口。

入口を入ってすぐのところは「隣町書店」。セレクトされた本が売られれている。

隣町珈琲の本(文芸誌)『mal''』創刊号と、店主の平川さんの新著『21世紀の楕円幻想論』(ミシマ社)を購入。

昔懐かしナポリタンのランチセット(サラダ、ドリンクはアイスカフェオレ)を注文する。

『mal''』は読みごたえのある雑誌である。執筆陣もすごい。ただし、去年の3月に出た雑誌のなので、(原稿が執筆されていた段階では)まだコロナのことは話題になっておらず、東京オリンピックの延期もまだ決まっていなかった。近々、第2号が出るそうである。

「隣町珈琲は縁が連なる不思議な場所です。今回のこの本も縁がなければ決して生まれないものでした。東京荏原中延という辺境の地から、一人でも多くの方にこの【mal''】のご縁が届くことを願っています」(編集人で店長でもある栗田佳幸さんの「あとがき」)。

今日も店主の平川さんを店内でお見かけした。外からふらりとやってこられたのではなくて、店内の一画にあるスタッフルームのようなところに常駐されているようである。平川さんは、『mal''』の巻頭エッセーを読んだら、千鳥町の町工場の倅として生まれたと書かれていた。盟友、内田樹さんも下丸子の生まれである。

1時間ほど滞在して店を出る。スイーツは食べなかったので、「茶房丸京庵」の看板に惹かれたが、我慢する。

蒲田に戻ってくる。

「ティースプーン」に顔を出す。

今日を含めてあと5営業日で閉店である。全部来られるかどうかわからないが、できるだけ顔を出そうと思う。

常連の松浦さんも糀谷から歩いて(!)やってきた。島田さんとのツーショット。春らしい色合いですね。

「ティースプーン」の記念にあるものが何かないかと店内を見渡す。このボトルはお店で同じものが使われていたので、購入しようと思う。

ミルクティーをその場で飲み、明日の朝食用にあんバターサンドと苺ジャムバターサンド、それからティーバッグ(ウバ)を購入。

夕食は広島菜チャーハン、焼き鳥、サラダ、玉子とワカメのスープ。

デザートはデコポン。

食事をしながら『にじいろカルテ』第7話(録画)を観る。

『福山雅治 福のラジオ』をライムフリーで聴きながら、『mall''』や『21世紀楕円幻想論』に目を通す。

近所をウォーキング&ジョギング(2.5キロほど)。

風呂を浴びてから、『桑田佳祐のやさしい夜遊び』を聴きながら、今日の日記とブログ(写真のチョイス)。

2時過ぎに就寝。

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