フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月20日(土) 曇り (社交篇)

2019-07-21 18:10:53 | Weblog

8時、起床。

パン+ハム、牛乳、紅茶の朝食。パンは昨日、サキさんからお土産にいただいた「乃が美」の生食パン。トーストせず、バターも塗らずに、パンそのものの美味しさを味わう。

11時40分に蒲田駅で卒業生のユミさん(論系ゼミ1期生)と待ち合わせベトナム料理の「ティティ」へ行く。 

ここに来たら絶対に注文するものは、生春巻き(海老)と、 揚げ春巻きである。 

「春巻きにはビールでは?言うと、「いいんですか?」とユミさん。はい、もちろんですとも(私はウーロン茶ですが)。 

サイゴン風フーティウ。フォーはベトナム北部の麵で、フーティウはベトナム南部の麵。同じく米麵だが、半乾燥してから食べるためフォーよりもコシがある・・・と言われているが、私にはツルッとした食感だった。

「ティティ」には1時間ほど滞在。2時半に「スリック」を予約してあるが、まだ1時間ほど時間がある。「ティースプーン」でタピオカミルクティーでも飲んでいくことにしよう。卒業生を連れて行くのは初めてだ。 

しかし、タピオカミルクティーは一人分しかなかったので、ユミさんに飲んでもらい、私はリンゴジュースにしたが、少しだけ残っていたタピオカミルクティーを試飲用のグラスでいただく。次回は太いストローでずずっといきたい。 

今日はさきほどまでワークショップが開かれていたそうである。その時間帯はテイクアウトのみの営業となる。 店内には大きなテーブルが1つだけなので、お店の方や、他のお客さんがいれば客同士の間にも、自然と会話が生まれる構造である。

今日はシマダさんの妹さんも手伝いにいたしていたので、姉妹のツーショットを撮らしていただく。8月は11日(土)から27日(火)まで長めの夏休みになる。そして9月からはワークショプをより充実したものにしていく計画だという。 

さて、JRのガード下をくぐって「スリック」へ。 

シフォンケーキを何にしようか熟考して、彼女は桃とカルピスのシフォンケーキをチョイス。私は紅茶シフォン。 

ユミさんは4月に早稲田の職員を辞めて、オリンピック関係の仕事に転職した。来年の9月までの期間限定の仕事だが、残業が日常茶飯の忙しい職場に移って、再び「働きマン」のスイッチが入ったようである。「以前は、結婚したら家庭に入るつもりでした。でも、いまは、仕事を続けるのもいいかなと」。紆余曲折を経て、スタンダードな考え方になったわけですね(笑)。 

紅茶は彼女はウバ・クオリティーシーズン。 

私はグレープフルーツのセパレートティー。私がすぐに飲んでしまうのを見て、マダムが「これからはジョッキでお出ししましょうか(笑)」と言った。 

紅茶シフォンケーキ。

30代を迎えて、卒業の時には予想していなかった地点にいることを彼女は実感している。でも、人生というのは点線で予定されたコースを実線に塗りつぶしていく作業ではない。思わぬことが起こったり、思っていたことが起こらなかったり、変化する状況の中で、自身の正直な気持と周囲の期待やアドバイスにも(ある程度)耳を傾けながら、進路を決定していくものである。人生はしばしば「旅」に例えられるが、旅にもパッケージ旅行から放浪の旅までいろいろある。「どこで道を間違ったのか」という問いは到達地点が不動の場合にはありえるが、「旅」の一番の醍醐味が放浪の旅にあるとすれば、そうした問いはナンセンスである。 

 店を出る前にポートレイトを撮る。

どうぞ、よい旅を。旅の話の続きは秋カフェでね。

ちなみに今日した話で一番意見が合ったのは、『ルパンの娘』は面白いということだった。

(「観劇篇」へ続く)

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