フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月11日(月) 晴れ

2010-10-12 02:05:25 | Weblog

  8時半、起床。秋らしい好天。行楽日和だ。しかし、今日は都内某所で終日缶詰になる。卵かけご飯の朝食。

  忙しさにかまけて秋のTVドラマについて書くのが延び延びになっていた。すでに初回が終っているドラマもある。たくさん紹介しても、たぶん観る時間がないので、3作品にしぼって書く。

  『医龍3』(木曜10時) 主演:坂口憲二 *「1」も「2」も観ている医療ドラマ。たぶんこれだけは観るだろう。「2」には出ていなかった稲森いずみが復帰する。

  『流れ星』(月曜9時) 主演:上戸彩 *演出が宮本里江子(父は山田太一)だと知って観る気になる。偽りの愛が真実の愛に変わる究極の純愛ドラマとのこと。

  『フリーター、家を買う』(火曜9時) 主演:二宮和也 *原作は有川浩のベストセラー小説。社会派のホームドラマ(?)とのこと。

  本日の夕食は天ぷらと松茸ご飯。松茸はアメリカ産とのこと。「中国産はちょっとね・・・」と妻が言うので、「国産のものを買えばいいじゃないか」と言ってやったら、大きい目をさらに大きくして、「バカ言ってんじゃありません」と叱られる。国産の松茸が高いことは私も知っている。しかし、一年に一度か二度だ、ディズニーランドに家族で遊びにいったつもりになって、奮発したっていいのじゃないだろうか。

  暖かな一日は夜になっても冷えない。くまざわ書店と有隣堂を梯子して、以下の本を購入。

  大澤真幸『量子の社会哲学』(講談社)
  奥井智之『社会学の歴史』(東京大学出版会)
  川本三郎『小説家の休日―昭和文壇実録』(文藝春秋)
  佐藤泰志『海炭市叙景』(小学館文庫)

  本と言えば、「早稲田社会学ブックレット」の最新刊の宣伝をしておきたい。山田真茂留先生の『非日常性の社会学』(学文社)が出た。タイトルが私の『日常生活の社会学』と似ているが、「日常生活」と「非日常性」とは対極にある概念である。しかし、本書の最後の方で山田先生は「日常性の中の非日常性」や「日常化した非日常性」について論じている。日常と非日常の境目が融解し始めているのが現代の特徴なのであろう。この辺りの議論はとてもスリリングだ。『日常生活の社会学』と併せて読んでいただけると嬉しい(誰が?)。