大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

“サボり”の効用

2007-11-14 12:31:00 | Weblog
「笑顔」の次は「サボり」について書きます。
「サボる」という言葉はちょっとイメージ悪いですかね。「息抜き」とでもしましょうか。

ここ最近の日本人の多くは疲れていると思います。
確かに景気は上向いてはいますが、バブル崩壊の二の舞はもうごめんだと企業の方も考えていて、仕事は楽になるばかりか逆に“仕事のデキル人”に色々な仕事が集中してしまったりして、心身共に疲れ果てている人が増えているようです。

これは、私の職業柄、日頃様々な会社の様々な人達に接しているが故に感じることでもあります。

元来、日本人は働き者です。外国人の多くもそう感じていますし、日本人自体にその自覚症状もあるでしょう。
大いにけっこうなことですが、反面「余暇の使い方を知らない」人も多く、日頃から「息抜き」の仕方が下手な人も多いように感じます。
実際、「休日にすることがない」とか「定年後にぬけがらのようになる」とか「毎日わき目も振らずに仕事に打ち込むのが美徳」というフレーズをよく耳にしますよね。

休日や定年後のことまで書きだすと長くなりますので、ここでは日常のちょっとした息抜きのことについて述べましょう。

「3時間に1回、20分程度の息抜きをする」のが最も効果的とされています。
20分の使い方は自由です。外をふらっと散歩するもよし、できるスペースがあればヒルネするもよし、全く仕事とは違うことをするもよし、外回りなどしていれば喫茶店に入ったり街角のギャラリーをのぞいてみたりするもよしetc.・・・です。

要は“サボり後”の仕事が効率よく進み、ストレスが軽減し、毎日を気分よく過ごすことができればいいわけです。

ちょっと難しいことを書きますと、人間の脳には「前頭連合野」という部分があって、ここが記憶力や集中力をつかさどっています。
長時間根をつめて仕事をすればするほど、この部分の機能が低下してきます。
逆に、ここをうまく“サボらす”ことによって疲労が回復し、機能が向上するのです。

あとは、“サボること”“息を抜くこと”を決して「悪」と思わないことでしょうか。職場や集団の「和」を大切にする日本人は必要以上に周りの目を気にしますよね。
もちろんサボり続けるのは「悪」ですが、少々の“サボり”は「善」の効用があるということをみんなが認識することが必要でしょうね。
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