大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

できればお世話になりたくない

2011-10-12 16:57:50 | Weblog
できたらこのような本にはお世話になりたくないと思っていました。

   

   

ただ、現実に今の世の中、こういう本に頼らなければいけないような事例が増えています。
かくいう私の元にもこのような類の相談が(企業さんから)最近多いです。
(実は今日も「残業代未払い請求」の件で労基署にお呼び出しを受けた事業主さんに同行しました。詳細は書けませんが・・。)

色々な要因があって背景もまた色々なので一概には言えませんが、近年の傾向として「自分の権利だけを主張するモンスター社員」が増えているなあ~というのが率直な感想です。
私もスタンス的には少しでも労働者側を応援したいですし、企業さんには社員の方々を大切にしてほしいです。
が、例えば「毎日ダラダラとサボりながら仕事をしていて、成果もほとんど上がっていないのに、『タイムカードの時間どおりに残業代をよこせ』と会社に主張する」というのはどう考えてもおかしいですよね?

恐らくは世の中に情報も氾濫していて、どうすれば会社からお金が取れるのかを指南しているサイトなどもあるようです。
本当に会社側に悪気があったり、過酷な労働条件を強いている会社もあるにはありますが、私の見る所、そういう会社は世の中にほんの一握りです。
たいがいどの会社さんもこの不況下で「働いているみなさんに少しでもいい環境を、少しでも多くの給料を」と思い、時には社長自らが身を削りながら頑張っていらっしゃいます。
それを尻目に、自分のなすべきこともろくにしないで権利ばかりを主張するのは本当に困りものです。
と、こんなことは本当は言いたくないですし、繰り返しになりますが、本来は毎日頑張って働いていらっしゃる従業員さんを私も応援したいのです。

「自己主張は、自分のやるべきことをきちんとやってから。そうじゃないとだれも言うことを聞いてくれないよ。」
と、中学校時代のある先生がおっしゃっていたのを今思い出しました。


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