若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

歌とコトバ

2008-09-16 14:04:16 | その他
二代目「多分、君の見たかった映画、借りてきたよ。」
わたし「多分…?!」
二代目「ツタヤの映画BOOKでそのページが折ってあった(得意顔)。」
わたし「(全く記憶にない)」

で、観た結果、もう一度最初から観て、更にお気に入りのシーンを何回も観て、更にサウンドトラックまで買いました。登場人物のドラマも丁寧に描いていますが、私には、その音楽が残りました。『歓びを歌にのせて』という映画です。ある天才指揮者が病気に侵されて音楽を捨てた後、故郷で巡り合った素人合唱団と共に、音楽の楽しさを再認識していくという感じです(一言では難しい。興味があったら観て下さい)。

サウンドトラックを買うに至った理由の2曲。声と旋律、無理のない前向きの歌詞、その全てが本当に美しい1曲と、もう1曲は最後の舞台に向かう途中で倒れ、今まさに命を失いそうな指揮者の耳に届いてくる声の集合体。歌詞は全くなく、一人づつ音を発しているだけの声が重なっていくその場面は、静かに、確かに、心を打ちました。

以前は、旋律と同時に歌詞が運んでくる世界を味わうことが好きでした。ところが、最近色々な音楽に触れる機会に恵まれるようになって、音楽の旋律、歌詞、声色、歌い手さんのオーラや息遣い……音楽には本当に深い世界があるのだなーと、感じるようになりました。そうなってくると、世の中は聴いてみたい音楽で溢れている!今では、コンサート情報を目にすると、何でもかんでも行きたくなってしまい、お財布とスケジュール帳とにらめっこする日々です。