今日は、雨天延期などの影響を受け、4校の撮影が重なる大試練。3人のカメラマンを駆使していかに穴を開けずに撮影し切るかと、昨夜はまたお腹の痛い思いをしました。無事、すべての撮影を終えることができ、今はかなり上機嫌。いつも、なんとかなるもんだ、うん。
昔は、「撮るよー」と声をかけて、「えー、写真嫌なんだけどー、マジで。」とか言われると、ぺっちゃんこに傷ついたし、体育祭でトラックの中に入り、走り回って写真を撮るなど、全員に注目されている気がして、恐ろしくて出来ませんでした(実際は誰も見ちゃあいないが)。
でも、今日の私はもうそんな私ではないのだ。
体育祭では、ガンガンみんなの中に入って行き、必死で綱をひく顔、一等賞の顔、二人三脚で転んじゃって笑ってる顔……を逃さないようにと、余計なことは気にせず、撮影だけに集中できるようになりました。
文化祭では、今でも拒否されることはあるけど、そういう時は「そーかい。そういうお年頃だよね。カメラマンさんも無理にとは言わないよ。」とあっさり引き下がる技も覚えました。でも、そんな生徒さんでも気が向くと「カメラマンさん、撮って~」なんて言ってくれる時もあるし、突然振り向いてフェイント撮りしちゃって、「うわー、マジ今撮られた!やばいんですけど~!」と大騒ぎになっているのを背後に聞いて、クールに立ち去るときも(嫌われるかな)。
卒業アルバムの仕事って本当に大変だけど、最近少しずつ楽しくなってきました。いつか今日の写真を見て、みんなが大笑いしてくれたり、懐かしがってくれたりしたら、そりゃあもう最高だもん。そして、そんな風に思えるようになった私は、ほんの少し学校カメラマンとして成長した……のかな?