若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

出逢いは必然!?

2009-06-13 12:07:29 | 音楽(足利市民合唱団)
よくもまぁ、これだけ変人が集合したもんだ、と感心する飲み会をしました。

次のコンサートに向けて気分が乗っているような、乗り切れないような曖昧な状態で練習初日を終えた私たちに、天からの声が響いて、夜10時近かったというのに、飲みに行きました。

もともと、昨夜は初谷先生(演出家・指揮者・指導者・振付師・道化師等すべて兼務)と、写真で全力を尽くした二代目の二人打上が予定されていました。ピアニストの先生も私も、「いやぁ、ちょっと邪魔だね」扱いされて最初は誘ってもらえなかったのですが、興奮冷めやらぬ若い衆の迫力に押されたのか、みんなで繰り出すことに。

人間関係を築くことにかなり慎重な二代目が、初谷先生には最初から妙に心を許しているなぁ、と不思議に思っていたけれど、今回の音楽(先生)と写真(二代目)の相性は悔しいくらいにビターッと合っていました。二代目がCDで口ずさみながら「コレ、コレ」と見ていた写真たちを、何100枚の中から初谷先生が見事に選び出して使ってきたのには、正直驚きました。先生が男でよかったよ、私はものすごくヤキモチ焼くところだったよ。

そんな変な人トップクラスの二人に引けをとらない若い衆たちのおかしなやり取りに、私は圧倒されっぱなし。中でも秀逸だったのは、激しい芸術論の途中で、「ピンッと閃く」瞬間について語る初谷先生に、「一休さんみたいにね」と相槌を打つ二代目、「ハハハッ」と笑う一同。その数秒後に「わたし、一休さん好きなの」と呟くピアニストの美和子先生が、実は隠れた『変な人実力者』だということに、改めて気付いた夜だったのでした。

あー、よく笑った。これだけ個性的なメンツが仲良く溶け合っているということに、出逢いの奇跡を感じずにはいられない!