徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

おなご台場と「男なら」

2015-05-31 22:37:05 | 歴史
 今夜の大河ドラマ「花燃ゆ」では、文久3・4年(1863・1864)に攘夷思想にはやる長州藩と英仏蘭米の列強4国との武力衝突事件、いわゆる「馬関戦争」のエピソードだった。萩では、外国船の攻撃に備え、武家の妻女たちが菊ヶ浜に土塁を築いた。「おなご台場」とも呼ばれるこの土塁を築いた武家の妻女たちによって唄われた作業唄が「男なら」である。
 この「男なら」を僕が初めて聞いたのは、高校3年だった昭和38年の山口国体の時だった。宿舎となった美祢市の旅館で地元の女性の皆さんが、この唄と踊りを披露してくれた。それ以来、僕にとって山口県の民謡と言えば「男なら」なのである。


今日の菊ヶ浜


毎年2月、萩観光シーズン開きで披露される「男なら」(萩城趾指月公園)