のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

訃報

2008-09-26 | インポート

今朝の新聞を見てびっくりしました。

わが社のS元総務課長が56歳という若さでお亡くなりになっていました。前から悪いとは聞いていたのですが、あまりに早い死に驚きを隠せません。

のと鉄道の総務課長は、県主体の第三セクター鉄道のため、石川県から派遣された職員がその職に就いています。S元総務課長も県のお役人さんでしたが、一見顔をみるととてもとてもお役人には見えないすごいこわい顔をしていました。ポマードべっとりのオールバックで決めて、知らない人が見ると「そのスジ」の方かと思うくらい人相が悪かった(失礼)のですが、喋り方はものすごく丁寧で腰が低い「紳士」そのものでした。

私が入社した時の「面接官」でもありましたが、私に

「この会社にはいろんな年齢層の方がいて、とくに年上の方とうまくやっていける自信はありますか?」

「とくに鉄道会社には、他の会社にはない特殊な事情があって、大の大人がいろいろと争っていて、関係のない若い人たちにもいろいろふりかかってくるけど、耐えれますか?」(これは国鉄時代から続く労働組合活動の対立で年配の社員の人間関係がギクシャクしている中で若い組合とは関係のないあなたは耐えれるか?という意味でした)

「労働組合についてどう思いますか?」

という質問をされた事が今でもはっきりと記憶に残っています。

また、人事移動で「のと鉄道」を去る寸前に、のと鉄道で「労働組合」をつくるか・つくらないかで激論した時もありましたが、「労働組合がなくても、良好な労使関係の会社にしようよ」と紳士的に言われた事もありました。

総合的にお役人らしからぬ人・・・って感じで、とっても素敵な方でした。のと鉄道に来られてならゴルフをはじめてメキメキ腕前をあげていた矢先で一度一緒にプレーしたかったのですが、それもかなわぬものとなりましたが、生前何かとお世話になりほんと感謝いたしますとともに、ご冥福をお祈りいたします。   合掌


最新の画像もっと見る

コメントを投稿