プラスチックの鉢受の横に数ミリの穴を4か所開けて
水持ちがいいようにしてそこに湿地の花のコオニ百合の種を蒔いた
5年後すっかり忘れ帰ってきたら枕木のうえでカラカラに干からびて土はカチカチ
ところがそんな中から春になったらコオニ百合の小さな芽が幾つか出てきた
たまにはお水やっていた・・・って夫に聞いたら
全然やったことない・・・という返事が返ってきた
ま~よくぞ発芽して生き延びていたもんだ
鉢から地面に下し・・・数年したら花が咲くかな?
・・・思っていたらなんとツボミが一つ
そして今朝開花・・・丸いゴムまりみたいに反り返った花弁
可憐でそれでもって力強く湿地の女王の貫録十分
無計画にバラバラ適当に蒔いた種・・・移動が出来ない植物は過酷な状態を受け入れ
生き延び花をつけ種を付ける・・・凄いな~~
20年前矢板に住み始めたころ素掘りの水路際で明るい紫の花をつけて
コバノギボウシをどこでも目にした・・・ところがフト気が付いたら
いつのまにかそんな光景は消えて・・・あれコバノギボウシどこへ行ってしまったの
家には水際ないよな~・・と思いながら数か所に小さな株を植えた
それが5年の際月を得て大株になって
草刈りを免れたのかな?こぼれ種であちこちに小さな株が花をつけ
木陰も水際もない庭では芽出しのころに強い日差しで柔らかな葉っぱは焼けてしまったけどそれでも花芽はしっかり上がってきた
野の花は姿形は可憐でも生き残りのための戦略を色々持っているんだろうな