続いては…「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵」
甲斐さん何度目かの「行列のできる法律相談所」ご出演の際に
お隣の席にいらした菅田将暉さんが、この方の鼻の形が大好きだとおっしゃって
ついでに(笑)甲斐さんの鼻も撫でられておられたけど(笑)
そのシシド・カフカさん主演のミステリードラマです
ドラムを叩きながら歌う方といえば、石原裕次郎さん、アイ高野さん
甲斐バンドの松藤英男さん(笑)稲垣潤一さんらが思い浮かびますが
シシドさんは、更にモデルさん、女優さんとしてもご活躍で
同じNHKの甲斐さん絶賛の朝ドラ「ひよっこ」でも
今で言うキャリアウーマンを好演なさっていたしで、期待値が高かった我が家
その期待をはるかに上回る面白さで、今クールドラマのベスト3に入っております♪
「MURDER BEAR BOOKSHOP」という
熊が血まみれのナイフを手にした看板を掲げる(笑)ミステリー書店のバイトと
中村梅雀さん演じる書店のオーナーが冗談で始めた「白熊探偵社」の調査員を兼任し
「私の調査に手加減はない」との言葉通り
「疑問に思ったことや興味を持ったことは、とことん調べ上げ
白黒つける(笑)まで諦めない性格ゆえに、トラブルに巻き込まれやすい災難体質」
…書店オーナーの富山さんによれば「トラブルメイカー・マグネット(笑)」…で
「クールでニヒル」な「水瓶座」らしい(笑)
第2回放送で、日頃の「不運」はどこへやら(笑)「おいしい」仕事が入り
その張り込み中に、ラジオから「今日いちばんツイているのは水瓶座のあなたです!」
…という「本日の運勢」が流れて来て、思わずガッツポーズ(笑)
が…「1週間の素行調査依頼」は、わずか2時間で調査続行不可能となってしまい
「水瓶座さんのあなたはラッキーだったはずだ…それなのに…」と心の中でボヤき(笑)
でも、調査料を返却するヒマもなく次の依頼が舞い込み
「今までがツイてなさすぎた」「やっと運が向いて来たって感じ」と浮かれていたら
「身内のいない60歳の独身女性」で「郵便物の転送手続きさえしていない」ので
今度こそ「時間がかかる」人探しだと思いきや
旧住所である団地の同じ棟の4階から1階に引っ越していたことが判明(笑)
「これでは、調査費1日分すら請求できない」とグッタリ(笑)
「豚もおだてりゃ木に登る…私は調子に乗り過ぎた…」と反省?しているトコへ
またまた次の依頼人が現れ…といっても、この件は、顔見知りの所轄刑事への電話1本で解決(笑)
ホントにツイているのか?ツイていないのか?(笑)
ただ、依頼が立て続いたおかげで、労せずして(笑)
そこそこの着手料を手にすることが出来たという「結果」を受けて
「私と幸運…豚が空を飛ぶくらいあり得ない
私がツイているはずがない」という絶対の自信(笑)が
ある人物の「意図」を浮き彫りにするって、どんだけ不運なんだ!?(笑)
ちなみに、奥さんも「水瓶座さんのあなた」の1人です(笑)
まあ、この第2話を一番にご紹介したのは
これまでの6話の中で「後味の悪さ」が一番軽いからで(笑)
そもそも初回からして「ハムラアキラ」のキャッシュカードを持った
顔を潰された他殺体が発見されるというシーンが幕開けだったし
長年に渡って迷惑ばかりかけられ「家族と書いて理不尽と読む」と思っているとはいえ
実の姉・珠洲(すず)が、資産家の一人娘に成り代わるために
自分を殺して身代わりに仕立てようとした挙げ句
その計画が失敗に終わるや、目の前で自殺してしまう…という結末にも関わらず
間宮祥太朗さん演じる、書店の客でもあるエリート警視に
「ヤバイね、私…」と淡々と口にする程度で、感情を顕にしないハムラは
まさに「ハードボイルドだど!」って感じ(笑)
全体的にほの暗い映像やBGMのジャズの音色
書店の常連客や所轄の刑事たち、依頼人らとの「減らず口(笑)」の応酬が
「マーロウ」や「スペンサー」などを彷彿させ、更にその感じを後押ししてます(笑)
第3話では、女性の「友人同士あるある」から哀しい結末を
第4話「濃紺の悪魔」では、ホラーな展開から衝撃のラストを迎え
現在進行中の「黒いうさぎ X・Y・Z」事件も
「葉村晶 史上最悪の10日間」と銘打たれる前からイヤな予感しかしないし(苦笑)
ナンで毎回楽しみに見続けているんだろう?と考えると
このポーカーフェイスで取っつきにくい一方で
意外にユーモアがあって、心根は優しいハムラさんのキャラクターと
乾いた文体のハードボイルド小説みたいなテイストが
やりきれない後味を救っているのかなあと…?
ちなみに…このドラマは名古屋放送局制作らしく
局内には、書店や白熊探偵社のセットが公開され
また、社屋屋上を始め、物語に登場した喫茶店やダーツバーなど
ほとんどのロケは、名古屋市内で行われているみたいだし
奥さんが、甲斐バンドのブルーノートライブの折にでも
ロケ地巡りを敢行するのは間違いないんじゃないかと…?(笑)
一方、同じ「探偵もの」の「ランチ合コン探偵」は
主人公が「持ち前の観察力などを武器に」現場0回で(笑)事件を解決するそうだけど
前々回の記事で触れた岩田さんのコラムによれば…
「恋とグルメと謎解きの3つの要素に加え
主人公の過去も謎に包まれていて…」没頭できないドラマみたいなのでスルーしております(苦笑)
また「捜査会議はリビングで おかわり!」も
その名の通り「シリーズもの」ということで、前作を観ていないという理由でパスしたものの
刑事である妻とミステリー作家の夫が、近所で起こる事件や謎を
ホワイトボードを置いたリビングで推理する「ホームコメディ」を作るにあたって
「作品に『笑い』をシュガーコーティングすることって大切ですよね
人間の悲しさや切なさを表現するためにも必要なものですし…」」と夫役の田辺誠一さん
「日常の何てことはない場面であっても、いかにそこをショーアップして物語を補助しつつ
見た人に5通りも10通りも想像して貰えるかを探る
ドラマ作りは本当に楽しい」…とコメントなさってるのを拝見して
そんな現場から生まれた作品が面白くないはずがないと、ちょっぴり後悔中…(苦笑)
あっ!でも「時間トリック」の謎解きに特化した
「アリバイ崩し承ります」は欠かさず観ております♪
亡くなった祖父から、時計店と「アリバイ崩し」業を受け継いだ
美谷時乃役には今をときめく浜辺美波さん
県警に左遷されて来た元警視庁のエリート管理官には安田顕さん
大家と店子でもあるお二人がタッグを組み…といっても
現場経験が少ないくせにプライドが高く
所轄刑事たちに弱みを見せたくないヤスケンさんが
捜査に行き詰まるたびに、1件5千円でアリバイ崩しを依頼するのがお約束だけど…(笑)
それにしても、胃の内容物の消化具合から、犯行現場のすり替え
被害者の替え玉、犯行日時のスライドに偶然の産物まで
アリバイトリックって色んなパターンがあるんですねぇ…
って、何かに役立てようとは思ってませんので、念のため…(笑)