ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

秋~冬の連ドラ4

2020-03-01 19:15:00 | 日記
続いての「病院ドラマ」は、甲斐さんも「さして観てない(笑)」とおっしゃる「トップナイフ」
「打倒!ドクターX」を旗印に、日テレが天海祐希さんを口説き落とした意欲作ということで
オンエア前の番宣には…「脳という神の領域に踏み込むゴッドハンドたち
完璧を求められ、それが当たり前とされる手術の天才
その天才たちが我が身を削り追い求める、その先にあるものは…『トップナイフ』」であり

そのゴッドハンドたちについて…「女帝」は家族を捨て、世界的な技術を持つ「天才」は愛に飢え
「秀才」は天才に勝てない嫉妬に襲われ、勉強だけの「ド新人」は恋に落ちた…といった紹介がされ
「超一流の技術と誇りを持ちながらも、どこか不器用な医師たち
患者を救うために天才医師たちは何を手放したのか
神の技術と人間の苦悩・葛藤を描くリアルドクターストーリー」…と謳ってあったので

ナンとなく、生死の狭間で闘うドクターたちの緊張感たっぷりなシーンに
ほとんどないに等しい?(汗)プライベートのカットを挟んで
メリハリをつける感じかなあ?と思っていたんだけど
プライベートシーンだけでなく、院内の様子もどこかおちゃらけていて「ナンだかなあ…」な印象(苦笑)

確かに「ヤバい奴らに翻弄され振り回される女帝・天海祐希 見てみたくないですか
…という一文も目にしたような気がするし(苦笑)
「医者だって人間だもの」とは思うものの
脳外科のトップ・オブ・トップの医師の姿にしては、あまりにも軽いんじゃないかと…?(苦笑)
少なくともボクは、この病院でオペをお願いしたいとは思いませんねぇ…(苦笑)

では「病室で念仏を唱えないでください」はどうかというと…
伊藤英明さん演じる「僧侶で救命救急医」の主人公には
幼少期に幼なじみを救えなかったというトラウマがあり
仏門に入った後、大切な人を救いたいと医師を志した…という設定がされているんだけど
病院でいきなり念仏を唱えたり、説法を説いたりすれば、フツーは怒ります(笑)

その「僧侶」の出番を増やすためなのか?(苦笑)
あるいは「救命救急」という現場だからなのか?
通常の病院ドラマよりも「助からない命」が多めで(汗)
その「救えなかった命」や遺族の思いに寄り添う「宗教」…といった重くなりがちなテーマを
煩悩のカタマリみたいな(笑)主人公のキャラで和らげようということなのかなあと…?

まあ、心臓外科の「トップナイフ」は、本家の椎名桔平さんと似た感じもありつつ
野心たっぷりでプライド高く(笑)ムロツヨシさんが好演なさってるし
中谷美紀さん、萩原聖人さん、余貴美子さん、泉谷しげるさんなど
レギュラー陣が充実していて、ナンとかコンプリート出来そうです

続いては、テレ東「小泉孝太郎枠(笑)」の「病院の治し方」
そのタイトル通り、救うのは患者だけではなく経営不振にあえぐ「病院」で
ある意味、昨年のラグビーW杯と連動してヒットした「ノーサイドゲーム」と同様
経済面から、本筋である医療ドラマを捉えた異色作…

と思いきや、平昌オリンピックのメダリスト小平奈緒選手を支え
今も小平選手が所属なさっている相澤病院の復活を取り上げた実話らしく
数々のアイデアで病院を「治し」て行く小泉院長の手腕には
池井戸潤さんもビックリなさるんじゃないかと…?(笑)

まあ、ドクターや看護師を始めとする医療スタッフや事務方の皆さんはもちろん
メインバンクの関係者の方々や取引先の皆さんにとっては
「トンでもない!」アイデアばかりで、本当に大変だと思いますが…(苦笑)

そして、4本目の「アライブ」は…「がん患者に薬物治療を行う腫瘍内科医」が主人公
外科医(外科的治療)中心だった医療ドラマの世界に新たな分野で挑むということで
番組サイトには、オンエア前から、ご自身やご家族が患者だという方々からの
作品に対する期待の書き込みが多数寄せられたそうですし

我が家も観る気マンマンだったんだけど
いかんせん、仕事で疲れた体と神経には、少々テーマが重く(汗)
初回を録画したまま放置している内に、主人公自身もサバイバーだとか
バディを組む外科医と主人公の夫の間には…とか
更に重苦しい案件が多発していることを知ってしまいフェードアウト(苦笑)

そのネタ元である岩田智博さんのコラムには…
「様々な要素が展開し、ドラマに没頭できない…
1月開始の連続ドラマ数本に、そう感想を抱いた」として
「病室で念仏を…」と「アライブ」を含む幾つかの冬ドラを挙げられ
「話題が豊富過ぎて消化不良気味」とされた後

「その点、昨年放送された『グランメゾン東京』は素直に没入できた
天才シェフが仲間らと『三ツ星』のレストランをつくるという物語は明快
メインのストーリーが見えづらくなる『趣向』は最小限にしてほしい」と結ばれているんだけど
じゃあ、ひたすら魔王と勇者の恋を追い続けるドラマはOKってこと?(笑)

それはともかく…その「グランメゾン東京」の後続番組「テセウスの船」は
安定の「東芝日曜劇場」枠とあって、視聴率好調
ただ、前述の岩田さんの言葉を借りれば
加害者家族の人生に、ミステリー、SF、サスペンスという「趣向」が絡まり
「えっ!?今度は何?」とか「またタイムスリップすんの!?」とか、展開が複雑過ぎる気が…(苦笑)

生まれる前に父親が無差別大量殺人犯として逮捕され
母親から「外では絶対に笑ったり泣いたりしちゃいけない」と言い聞かされて育った主人公が
自分の過去を受け入れてくれた妻と初めての子供を亡くし
「お父さんを信じてみて」という生前の妻の言葉に従って、事件と向き合おうとした途端

事件直前の平成元年にタイムスリップし、父親の無罪を信じ、事件を未然に防ごうとするも
微妙に歴史が変わってしまうわ、証人や味方がどんどん殺されて行くわ…
再び現在にタイムスリップすると、やはり父親は殺人犯のままで云々…
といったメンタルボロボロな役どころは、本当に難しいと思うんだけど
竹内涼真さんには、ちょっと荷が重いかなあと…(失礼!)

イヤ、父親役の鈴木亮平さんを始め、姉役の貫地谷しほりさん、妻役の上野樹里さん等々
共演の皆さんの演技が真に迫るあまり、物足りない感じが拭えないということなのかも…?
出来れば、もう2~3本主演を張られた後にチャレンジして欲しかったかなあ…
コメント
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