ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

雑感いろいろ3

2017-06-23 19:01:00 | 日記
今日は、甲斐バンドツアーのチケット先行予約の当選発表があったらしく
そこまで激戦になるような小さなホールはないとはいえ
「甲斐バンド」と冠が付くと「油断は出来ない」と奥さん(笑)

特に、最終日の東京ドームシティホールは
甲斐さんのバースデイ・ライブの時に
ファンクラブ先行でもスタンド席になった方が大勢いらしたみたいですし
西日本でのライブ本数が少ないので
大阪も倍率が上がるんじゃないか?と心配してましたけど
無事に全公演のチケットが確保できたようです

…で、またまた営利目的の転売問題ですが
ぴあ仕切りの公式転売サイトが定着する云々はさておき
ジャニーズ事務所が「ファンの通報で
転売サイトへの出品が判明したチケットは
無効化を通知の上、当日入場拒否」したり
ももクロが「顔認証システム」を導入したり…と自衛手段を講じる一方

経費と手前がかかることはもちろん
完売のはずが実際には空席が目立つとか(汗)
新たなファン獲得の間口を狭めるといったマイナス面もあり
最善の方法とは言えないようです

識者の皆さんのご意見というコラムの中で、弁護士の福井健策さんが
「『良い席なら高くても払う』という人のために
最初から高額の席を用意し
その分は、アーティストの生活保障やファンサービスの充実にあてることで
転売者の利ざやを小さくすれば
転売そのものが減るはず」という提案をなさってました

以前に甲斐バンドの武道館ライブで
同様の主旨のスペシャルグッズ付きプレミアムシートが発売されたけど
ファンクラブ先行の後に通知があったり
その「良い席」がドコなのか(笑)判らなかったり

奥さんはクジ運悪く、外れましたが(苦笑)
どちらのチケットも当選なさった方が
一方のチケットをどうされたか?…ということも考えると
最初から設定するとしても「滑り止め」の申込み不可
もしくは、プレミアムシート当選の場合は
通常のシートが自動的にキャンセルになる等の措置も必要かなあ…?

大阪大学准教授の安田洋祐さんも
「主催者側の最初の販売で、オークションを導入して
一定数は競売で高い値をつけた人が買える席を用意し、残りは定価で売れば
転売サイトでの過剰な高騰は避けられる」とおっしゃる一方で

「お金はないけれど公演に行きたい思いは強い、という中高生のような層は
残念ながら市場では、すくいとれない
ので
例えば、ファンクラブの在籍年数が長い人や
同じアーティストの過去のコンサートの半券を持つ人などに
優先的に定価販売するといった方法で
転売目的だけの人にとって、コストのかかる仕組みにすることがポイント」

…と、奥さんが小躍りしそうな(笑)提案もなさってましたが
これも「新規開拓」という面では、やや難アリじゃないかと…?

まあ、アーティスト側にとっては
「一人でも多くの人に観て貰いたい」思いもあれば
その一人が、複数公演を観たり、グッズを買ったりという
余裕を持てるチケット代金にしたいとの考えもあるでしょうし
まだ当分は解決しそうにないですねぇ…

転売問題と同じくアーティストを悩ませているのが「CD」売り上げで
ミュージシャン同士が集まると
「決まって話題は『音楽のこれから』」らしく
「2000年代前半は、CDが売れ続けていて
音楽だけの収入で生きて行くことに夢や希望や現実味があった」と後藤正文さん

でも、この数年はCDが売れなくなり
最近ではダウンロードされる楽曲も減っているし
マイナーな音楽など趣味の偏ったリスナーの要望も
インターネットが叶えてくれるようになって

「大きな音楽の町が村々に分かれ
全ての村を貫くような大ヒットが生まれにくくなった
音楽を生業にする方法ではなく
売れない音楽の続け方について考えなければならない時代だとも言える

翻って『商売にならなければ、やめないといけない音楽』とは何だろう
そうした呪いのような産業の要請から離れれば
むしろ音楽的な自由と豊かさが待っているように感じる
音楽が手段でなく、目的だった頃のように…」とおっしゃってますが

これは、もうミュージシャンに限らず
「好きなこと」を職業にされた方は皆さん
同じ思いを抱いておられるんじゃないかと…?
「好きなこと」をして食べて行ければ幸せだけど
自分のやりたいことが、必ずしも万人に受け入れられるとは限らず
自分の意に反したことで、万人に受け入れられても納得いかないでしょうし…

前回の「Aスタジオ」に
エレファントカシマシの皆さんが出演されてたんですが
売れなくて契約解除になった時に
宮本浩次さんが書かれたという【悲しみの果てに】が
今はバンドの代表曲になっているとの話に
たとえ、聴いて貰う手段がなくても書かずにいられないのが
ミュージシャンなのかなあと…

ちなみに、奥さんは【悲しみの果てに】に続いて
【今宵の月のように】が演奏されたことに驚きつつ
久々に「原曲」を聴いて「そうだった、そうだった!」と大騒ぎ(笑)
すっかり甲斐さんバージョンに馴染んでいたみたいです(笑)
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雑感いろいろ2

2017-06-23 06:01:00 | 日記
甲斐さんが、去年のビルボードツアーで
「くまモン」ネタの流れから「つば九郎」についても話され
「もうすぐ、つば九郎と飲む予定になってる(笑)」とおっしゃっていたのに

「フジテレビの方から、あんまり言っちゃいけないって言われた
すっごく面白いのに…ツマンナイ(笑)」ということで
その後の詳細は封印されてしまったみたいだけど

先日の「ワイドナショー」の「視聴者が取り上げて欲しいニュース」に
「つば九郎が前園さんをイジっていた」との投稿が採用されていて
やっぱり今も中に入っておられるのは
「ツバクロー丸アユムです(笑)」とおっしゃる
「40歳以上、独身」の方かなあと…(笑)

投稿のきっかけになったのは
スワローズと千葉マリーンズの試合で
チーム・マスコット同士のトークイベントがあり
…といっても「喋り」はムリなので(笑)
スケッチブックによる「筆談」ですが…

その時に、司会の女性が「ZOZOマリンスタジアム」とか
「ZOZOでお買い物をして下さい!」とか
「ZOZO」という単語を連呼なさったせいか?

つば九郎が「ZONO」と記したスケッチブックを見せ
クイクイっと、お酒を飲む仕草に続き
パンチで人を殴る真似をしていたというもので(笑)

当の「ゾノ」さんは「ちょっと嬉しいですね」とコメント(笑)
「(事件を)蒸し返されてイヤじゃないですか?」と訊かれ
「この番組で、しょっちゅう蒸し返されてるんで」と答えておられました(笑)

その他にも、森友学園問題の際には
「はらってもなければ もらってもいません!」
テレ朝の宇賀アナの結婚発表については
「うがろすの つばくろうです」と書いていたなど
タイムリーな呟きをするキャラだということが紹介されると

松本人志さんは「芸人的な人なのかなあ?」とか
「この人、野球に興味あんのかな?(笑)」とおっしゃってたんだけど
甲斐さんは「神宮球場のモギリをやってるらしい」と話されてましたよね?

最後に、つば九郎から松本さんへ
「さいきん こすださんと あってますか?」という質問があり(笑)
東野幸治さんは「そんなこと知ってんの!?(笑)」と驚かれ
松本さんは爆笑しながら「フジテレビの小須田ですよ
もともと『ごっつええ感じ』のプロデューサーの…」と説明なさってる間に

「こすださん ひまそうで つきいちで さそわれてます」とか
「ぎょうざか おでんの へびろーて」と
サラサラ書いては見せるつば九郎(笑)

松本さんは「あいつ、めっちゃヒマやねん
一時期、倉庫見てるだけの役やってんで
あいつ、倉庫だけ見てるっていう役やってんで
倉庫見てるだけの時あってんで、あいつ」とおっしゃってましたが(笑)

そもそも、その美術部へ異動になったのは
「ごっつ」のせいだったんじゃ…(苦笑)
甲斐さんも松本さんのことを「飛ばした張本人」って話されてたし…(笑)

今やスポーツ部長になられたのにも関わらず
つば九郎から提案された「前園さんの始球式」を
「小須田に頼んだら、それこそ…」と言いかけて
「まあ、あいつ、力ないからなあ
あいつ、全然、力ないねん、ホンマに」と松本さん(笑)

東京オリンピックのチケットを入手して貰えそうにないこと
根に持っておられるんでしょうか?(苦笑)

それはさておき…サッカー選手繋がりで言えば
先日の「さんま御殿・インテリ vs ノットインテリSP」で
元なでしこジャパンの丸山桂里奈さんが

「オフサイド…(相手)ディフェンスの最終ラインより手前(ゴール寄り)で
パスを受けてはいけないというルール…が
よく理解できないままプレーしていた」発言にビックリ!(笑)

それも代表戦で(笑)日本がペナルティエリア近くからFKのチャンスの時に
お一人だけゴールポストの横に「気配を消して」立っていらしたらしく(笑)
相手のGKに指を指されたり(笑)
「ここに来たら絶対入るのに」味方からパスが来なくて(笑)
変だなあとは思われたそうですが…(笑)

その夜のミーティングで「トンでもないことをした人がいる」と
「めちゃめちゃ怒られた」との話に
さんまさん始め、出演者の皆さんからは「ルールが判ってないことを
補って余りある才能があったんでしょう」との声が…(笑)

先月NHKで放送された「明石家スポーツ」で
「厳し過ぎるオフサイドがサッカーを退屈にしている」との見解から
「オフサイド廃止案」が浮上していることについて
「スポーツはルールがあるから面白い」とさんまさん

もし、オフサイドがなくなったら
「昼休みの小学生のサッカーになると思うな」と話されていたんだけど
実際に番組で「オフサイドなしサッカー」をやってみたところ
「得点チャンス」や「ゴール前でのスリリングな場面」は増えたものの

後半に入ると両チームが「攻め残し戦術」を取ったことで
前線と最終ラインに選手が分かれ
ボールに絡んでない選手がヒマを持て余し
相手チームの選手と談笑する場面も…(苦笑)

やはり不自由があってこその自由というか、規制がないとつまらないなあ…
でも、オフサイド廃止は近い将来、導入されそうですし
日本代表はディフェンス陣だけでなく
それこそFW1〜2名を前線に置くだけで
全員守備にまわらないといけなくなるんじゃないかと…(汗)
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雑感いろいろ1

2017-06-21 15:35:00 | 日記
毎度おなじみの小ネタシリーズですが
まずは最新の話題から…今朝の東京中日スポーツに
甲斐バンドのオールタイム・ベストと秋ツアーの告知?的な記事があり

【非情のライセンス】のカバーが収録されることに関して
ビルボードツアー中から「ファンに報告していた」ことや
甲斐さんが「仕事先のニューヨーク」で
野際陽子さんの訃報をお知りになって「ショックを受けていた」こと

面識こそおありにならなかったけど「演技者として、歌い手として
そして表現者として、ずっとリスペクトしていました
アナウンサーの時代からも含めて
あんなに抜きん出た才能を見たことがないほどの優れた表現者でした」
…とコメントなさったことが記されてましたが

ちょうどオールタイム・ベストの収録曲が公開されたのと前後して
この突然の訃報がもたらされたことで
良く言えば「タイムリー」もっと言えば「便乗」という風に
一部でツイートされていたようで(苦笑)
「サンキュー♪トーチュウ」と奥さん(笑)

甲斐さんが「仕事」でニューヨークに行かれたのかどうかはさておき…(笑)
その収録曲については、秋ツアーのネタバレにもなりますので
「えっ!?あの曲が外されてる!」と驚くやら
ここ十数年間の悲願だった(笑)「あの曲が入ってる♪」と喜ぶやら

「この曲がオープニングって、あのアコギ以来かなあ…」とか
2曲目から6曲目にかけての流れは
「あの時のツアーにちょっと似てる」と遠い目をするやら(笑)
奥さんの反応のみ、お伝えしておきます(笑)

ただ、甲斐さんは、ブルーノート名古屋で
「ジャケットを撮った」「ジャケットが出来た」とおっしゃったそうだけど
ネットにアップされている画像を見る限り
「BIG NIGHT」の裏ジャケが採用されてるみたいで
通常盤とは違うジャケ写を撮られたのか?
それとも、インナージャケットのことだったのか?と…

それはともかく…先日「さんまのまんま新春SP」の再放送を見ていたら
今週金曜日に放送される「初夏SP」の番宣スポットがたびたび流れ
その中に「バラエティ番組初出演」のMISIAさんのお姿が♪

ただ、ドラマ「Jimmy」についての記事でもご紹介した通り
さんまさんは、この「初夏SP」の収録後に楽屋で
「早刷り」をご覧になったようですし
当然、収録時は「そんなこととは露知らず」な状態で
MISIAさんにお会いになったんでしょうし

初対面の挨拶が終われば、ドラマ「Jimmy」やその主題歌である
【最後の夜汽車】をMISIAさんがカバーされたことについて
話が進んで行くのは必定じゃないかと…?

さんまさんが、あれほど「カッコええねん!あまりにカッコええから
タイトルバック…ドラマのラスト変えたんですよ」とか

「まさかMISIAが歌ってくれるとは夢にも思わんかった!
お会いして『ありがとうございました!』と
言わないといけないくらいの仕上がりで…」と話され
ドラマそっちのけで聴き惚れていらしたくらいですもんね

でも、肝心のドラマ配信が「協議中」となると
番宣するのも変な話だし(苦笑)
もしかしたら、甲斐バンドや甲斐さんの名前も挙がったかも知れないのに
それ以外のトークを中心にオンエアということになるのかなあ?(汗)

ただ、何種類か流れたスポットの中で1本だけ
さんまさんが、MISIAさんに向かって
「結婚してくれって言われたら、しますよ」とおっしゃって
MISIAさんが「よろしくお願いします(笑)」と
答えておられるシーンが映ったものがあって

奥さんは、さんまさんがラジオで
「これを耳元で毎晩歌って貰えるかと思ったら
MISIAさんと結婚してもええかなって…
俺、何もかも捨てられると思う」と
まんざら冗談でもない調子で話されていたことを思い出したらしく
カバー曲についてのトークだけでも生き残ってて欲しいと
切に願っているみたいです(笑)
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「Jimmy」原作本(ネタバレあり)4

2017-06-20 22:02:00 | メディア
さんまさんから「ジミー大西」という芸名を付けて貰い
でも「弟子にした訳ではない」と釘を刺されても
「師匠のそばにいたい」と「あまりにしつこく言った」ため
「誰でも2週間で免許が取れる」合宿で
免許を取るように指示された大西さん

結局、1年かかって試験に合格し(苦笑)
晴れてさんまさんの運転手になったものの
ワイパーに見とれて居眠りしたり(汗)
駐車中の車の後ろに停まり「渋滞中」と勘違いしたり…(笑)

その頃、さんまさん発案の「貧乏自慢」がラジオで放送され
「ひょうきん族」でも「ラブユー貧乏」というコーナーが誕生

ただ、ラジオでは、この企画のメンバーだった大西さんは
「しっかりしたネタがあってこそ」のコーナーには不向きだと外され
代わりに「突拍子もない言動」を生かした企画を考えて貰ったおかげで
「天然ボケという言葉を生み
ジミー大西は一躍人気者となった」

…が、さんまさんは「いつまでも(そばに)置いておく訳にいかんし…
かといって、今、手放してもなあ
勉強は足りないかも知れない
でも、このまま自分の近くで勉強を続けることが
あいつにとって本当に良いことなんだろうか」と迷っておられたようです

その後、さんまさんが大竹しのぶさんと結婚なさって
御祝儀を渡しに来られた島田紳助さんから
「絵のチャリティー・オークション」の「オチになる絵が欲しいねん
シャレちゅうかな、1円の値もつかへんような
ど下手くそな絵があれば面白いんやけどな」と相談され
「あ、良いのが1人おったわ」と大西さんの名前を挙げられたらしい

「小学生以来、描いたことない」と断るつもりが
「さんまさんが推薦した」と知るや
「一も二もなく頷き『やります』と答えていた」大西さん(笑)

大西さんの専属マネージャーになった女性は
さんまさんから「こいつに金を持たせたら、毎日ソープ行ってまうで」とか
「エッチを考える暇を与えんこっちゃ」とアドバイスを受け
それまでも「収録や営業で毎日忙しかった」のに
「その合間合間に細かい仕事を入れ」
「分刻みのスケジュール」を組んでいたそうだけど(汗)

「そんな過密スケジュールの中でも
必ず、絵を描く時間を設けた」にも関わらず
「何を描くかという段階でまだ躓いている」のは
「落ち着いて描けるところがないから」という大西さんの言い訳を信じ
アトリエを探し回って用意したものの

描かなくては…と焦れば焦るほど
「気がせいて描けへん」自分に苛立ち
「どないしたらええのか、よう判らんようになって」口走ったことと判明…
脱力しつつも「いっぱしのマネージャー面してごめん」と謝ったところ
「なんだか今なら描けそうな気がした」と…

その「マネージャーの顔」を描いた大西さんの絵は
「オチ」どころか、30万円で落札され、美術評論家も絶賛
銀座と大阪の一流画廊での展示即売会のオファーも舞い込む中

「台詞を覚える時間はちゃんとあった」のに
「さんまや共演者が完璧な流れを作ってくれた」収録で
「オチの一言を飛ばしてしまった」大西さん(汗)

さんまさんから、芸人か、絵か「どっちにするか、決めなアカンな
お前が、自分で考え」と言われて
「若の役に立ちたいし、若は芸人として怒ってくれたし
絵なんか、なんぼ描いたところで
若が喜んでくれる訳やないし」と結論を出しかけた時に

岡本太郎さん直筆の「四角い枠にとらわれるな
キャンバスからはみ出しなさい」という手紙を受け取り
絵を描くことに没頭、銀座の個展も大成功

ハードスケジュールに追われ、食中毒になって体調は最悪でも
大阪の個展に向けての作品が、ようやく完成するという頃に
アトリエとして借りた建物に雨漏り発生(汗)
大西さんが描いた水彩画は、全て雨に流されてしまい…

「その作品の一部だった絵の具をこすり落として」掃除をしていた時
さんまさんがアトリエに現れ、岡本太郎さんの言葉…

「僕は、どんなに苦しい時でも、苦しい顔をしないから
自由気ままに生きてるように見られたね
どんなに苦しい状況の中にあっても、にっこり笑って
悲劇的でありたいと思っていたからね
食えなけりゃ食えなくても、と覚悟をすればいいんだ
それが第一歩だ。その方が面白い」…を口にされ

「俺な『その方が面白い』言うてるところが好きや
お笑いも絵も一緒や思うてんねん
見てもらう人にどんだけ喜んで貰えるかやろ」とだけ告げて

また、頭を下げる大西さんのマネージャーには
「俺はええねん。まあ、言うても他人事やしな」と
面倒そうにおっしゃっただけだったみたいですが

唐突に「次の休み、久しぶりに野球やろか
メンバー、ちゃんと集めといてや」と言い置いて立ち去られたらしく
頼まれたショージさんが「集めるって言うてもなあ…集める?」と、閃かれたのは

大西さんが、お詫びのしるし、感謝の気持ちで
さんまさんやボタン師匠、おさむ師匠を始め芸人の皆さん
テレビ局のディレクター、行きつけの喫茶店のマスターなどに贈った絵を
集めて回って、大阪の画廊に展示すること

もっとも、ショージさんは「集めろ言うたんは、あの人や」と話され
「あの人」は「肝心のメンバー集めんと、絵を集めよって
おかげで、せっかくの野球できへんようになったわ」と…(笑)

大阪の個展も大成功となり、絵のオファーが殺到
その中にスペインの画商からの
「1年間、みっちり描かないか」というオファーもあり
煮え切らない大西さんにスペイン行きを勧めることが出来るのは
やはり、さんまさんしかいらっしゃらず…

「どんなに親しくても、他人は他人
人の人生の選択に口を出すなんて、もってのほかだと思っていた」ものの
「お前、今、芸人として何人笑わせられる?
お前、今はキャラで笑われてんねん
そんなんじゃアカンねん
ピン芸人として、芸で笑わさんと…

でもな、絵やったら、今のお前の芸より
何倍、いや何万人も感動させるかも知れへん
俺に頼らんでも、お前の力で感動させることが出来るんやったら
絶対、その方がええ。笑いも絵も感動は一緒や」と説得すると

「僕、絵描くの嫌いです
だって、絵描いてたら、忘れてまいますもん
若との仕事とか、野球とか、行かなアカンのに
絵描いてたら、そういうの全部、頭から消えてまうんです
せやから、絵描くの嫌いです」と大西さん

さんまさんが、ふっと笑って
「それはな、ジミー、絵が好きっちゅうことや
お前、なんにも判ってないねんな
そろそろ判るようになれ」と突き放すようにおっしゃると
「ほな、なんで僕を今まで…」と心細げな声

さんまさんの返事は「おもろいからや
こんなおもろい奴、誰にも渡したくなかったんや
俺のわがままやな…わがままももう飽きたわ
お前の絵のために、みんなが力を貸してくれたんや
お前、まだお礼もしてないやろ?
それにな、ジミー、スペインのおねーちゃんは、おっぱい大きいでえ」

このダメ押しの一言で?スペイン行きを決めた大西さん(笑)
「当初は1年だったはずが、滞在期間はどんどん延び、とうとう3年に」なり
女性マネージャーの方と結婚なさったそうです
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「Jimmy」原作本(ネタバレあり)3

2017-06-19 09:48:00 | メディア
「若(さんまさん)が困る」「若のためや」という言葉にだけ反応し
吉本新喜劇に入った大西さん
…が、そもそも芸人になりたい訳でもないのに
モチベーションが上がるはずがなく(苦笑)

初恋の女の子によく似た同い年の女性芸人に励まされ
何とか舞台を務めていたものの
彼女が東京に出て行くつもりだと知って、吉本を辞めると宣言
もっとも、さんまさんにとっては想定内のことだったみたいですが…

ご自身のラジオ番組で、大西さんのことを面白おかしく話されたのを
テレビ局のプロデューサーが耳になさったらしく
再三、大西さんを貸してくれと頼まれても
「あいつはまだ腹くくってへん」と断り続けておられたそうです

一方「若と一緒にいたい」一心しかない大西さんは
さんまさんに「弟子入り」を志願するも
「弟子はとらん」とにべもなく断られ「押しの一手」で懇願するのみ…
が、このこと自体「芸人なら面白い工夫の一つでもするべきだ」という
さんまさんの考えからして論外だったんだとか…(汗)

で、さんまさんは、ぼんち・おさむ師匠に無理を言って
大西さんを弟子入りさせて貰えるよう頭を下げられ
おさむ師匠も「めったに頼みごとせん男」の
「たっての願い」を聞き入れて下さったのにも関わらず

「さんまちゃんしか見てへん」大西さんは
週刊誌に書かれた「超売れっ子・明石家さんま
東京に複数の女!ファン幻滅!総スカン」という記事を鵜呑みにし
さんまさんのピンチを救おうと(苦笑)
インチキ占い師の女性に言われるまま
「守護霊様のお札」などにお金を渡していて

ついに、兄弟子の財布に手を伸ばそうとしていたところを見つかり
おさむ師匠は、その行為よりも
大西さんのさんまさんへの一途な思いに「本気でブチ切れ」
さんまさんに「あいつに芸名つけたってくれんか」とおっしゃったそうです

更に、その女性占い師が「大西に襲われ、子供ができた
吉本にこの話をする」と、さんまさんを脅して来て
さんまさんは「胡散臭い話」と思いつつも
そんな噂で大西さんがクビにならないようにと要求に応じたところを

女性の手引きで潜んでいたカメラマンに写真に撮られ
「さんま『俺の子を堕ろしてくれ』手切れ金は20万」との記事になり
今度は本当に「苦情殺到」「レギュラー降板か」という事態に…(汗)

「自分が何をしてしまったのか、ようやく理解した」大西さんは
「自分が何とかしなければという思いと
単純にさんまに会いたいという思いが混じり合い
東京に行くことしか考えられなくなり」
ショージさん達のなけなしのお金を借りて上京

…とはいえ、何の手だてもあろうはずもなく
テレビ局のロビーで「お願いします、お願いします!」と土下座するのみ…
でも、その大西さんの「怖いくらいの真剣さに
思わず笑ってしまった」さんまさん

東京のマンションで「…ご迷惑をおかけしました」と肩を落とす大西さんに
「大阪、帰るか?」「それとも…俺んとこ、来るか?」と
「テレビの音に紛れるほど小さな声」で訊ねられたんだとか…

「犬はポチ、猫はタマ、で、ゴリラはジミーや」
…というのが、さんまさんのイメージらしく(笑)
「お前、ゴリラみたいな顔しとるからな」で「ジミー大西」が誕生(笑)

ただ、やはり大西さんは「芸人として、有名になろうとか
売れてやろうとか、面白くなってやろうとか
そういった野望は一切なく、さんまと一緒にいることがすべてで
その夢はもう叶ってしまった」みたいですが…(苦笑)

しかし、さんまさんはといえば
「仕事に追われ、記者に追われ、くたくたなはずなのに
文句も言わず、楽し気に仕事をこなし」
「朝4時まで収録やって、そのまま麻雀して、野球て…
眠ることなく、また収録に出かけた」
「あの人、人間ちゃう、怪獣や」と言われる方であり

大西さんが虫垂炎で入院した病院で
どうせ身体に入れるなら「こっちの方が早い」と
点滴を飲もうとして大騒ぎになった際に

「あの場合、一気に飲んで、皆が呆気にとられる
そこですかさず『ハイ、お代わり!』言うて、ドカーンや!
ホンマもったいないで!病院とか葬式とか、笑いには最高の状況や
絶好のチャンスやったのに、笑いひとつ損したな、お前、悔しないか?」

…と、本気で悔しがるほど「笑いの神に魂を売った男」であり
「こんなアホみたいに必死になれるものに
出会えた自分は幸せだと心から思う」方とは
スタンスが違い過ぎる気が…(汗)

「人間はな、好きなことせな進歩できへんのや
好きなことしてる時は、自分が努力してるなんて意識ないやろ?
そもそも俺は努力いう言葉、大嫌いやねん

ホンマは、しんどいかも知れんことでも
好きやったら、しんどいなんて思わないねん
しんどいを超えられるねん」と、さんまさん

「どれだけ好きでいられるかも才能なんだよ」という甲斐さんの言葉は
さんまさんにも、その「若のそばにいたい」ジミーちゃんにも
当てはまるんじゃないかと…
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