当時のさんまさんは、飛ぶ鳥落とす勢いで
東京にもレギュラー番組を何本も抱える吉本興業の稼ぎ頭
本来なら、大阪に戻られるたびに
なんば花月に顔を出される必要もないのにも関わらず
「花月の匂い嗅がんと、大阪に帰った気がせえへん」と律儀に足を運ばれ
入り待ちのファン「一人一人に向かって、愛想よく声をかけ」
吉本の偉いさんに頼まれれば、喜んで舞台にも立たれたそうです
そのお偉いさんが、新喜劇での「放送事故」の件で
大西さんにクビを言い渡した時
さんまさんは「そもそも、あいつを出せ言うたん誰や?
あんたやろ?違うんか?そのこと棚にブチ上げて、ようクビとか言えるな
そこまで言うんなら、俺も吉本辞めたる
俺なりに責任とったるいうこっちゃ
それで文句あらへんやろ」と本気でおっしゃったらしく
「今にも揉み手でも始めそうな作り笑いを浮かべた」お偉いさんに
大西さんを新喜劇の新人役者として使うよう進言なさったんだとか…
「ほんまに大西の面倒みるんですか?」
「どこが気に入ったんですか?」と心配するショージさん達に
「昔からの楽屋思い出してみると
けったいな人がゴロゴロおったんや」と、さんまさん
例えば「いっつも古びた人形抱えて話かけてるおばはん芸人」やら
「真夏のマンホールの中で工事をしてる人に『暑いかー?』って声かけて
『暑いでー!』って返って来ると
『ほな、シャワーや』って小便をジャー!」やら
「芸人ちゅう世界があって良かった
芸人やからシャレで許された
そのまま世間に出したら、ほとんど病院行きや」というような…(汗)
「…あいつは、芸人の世界に置いとかなアカンねん
だけど、ただ置いとくだけやったら、あいつは芸人辞めてしまうやろ
だが、売れたら辞めへん。芸人の世界に留まることが出来る
だから、絶対売れな…なんとしても売らなアカン」
…と、お考えになったみたいで
後に、同じお偉いさんが、再び大西さんをクビにしようと
さんまさんに「あれは、ただのトラブルメーカーや
要するに社会不適合者や」と言った際に
「…それやったら、俺もそうですわ
以前、そう言われたこともありました
少なからず俺もそう見られる要素があるちゅうことです
確かにジミーもそうかも知れへん
けど、よう考えてみて下さい
吉本いうところは、昔からそんな人間ばかりでっせ
品行方正な立派な社会人いてますか?
俺もそうやけど、百歩譲って
ギリギリ社会生活が送れてる奇人変人ばかりでっせ
せやから、おもろいんとちゃいまっか
そうした人間がまともなフリして生きてるのが芸人の世界や思うてます」
…と、おっしゃったのは、ご自身も松之助師匠の内弟子時代に
「修行を放り出し、交際していた女性と東京に駆け落ちしたことがあった
しかし、師匠はそんな弟子を『若い時には色々ある』と見守ってくれた
そして、何もかもがうまく行かずに戻って来たさんまを無言で迎え
最初に二人で行ったラーメン屋に連れて行ってくれた
芸人の世界にいなかったら、自分はとっくにダメになっていただろう」
という思いがおありだったかららしいんだけど
甲斐さんがビルボード・ツアーのMCで
「言うなよ」と前置きなさって話されたという
「さんちゃんが東京に駆け落ちした時に『毎日、聴いてました』と言ってた」
その曲が【最後の夜汽車】だったんだと思うと
「Jimmy」というドラマの主題歌には
この曲しかないと選ばれたことも納得ですし
何より、今は「そんなこともあったなあ」と
笑って振り返ることがお出来になって良かったなあと…
その松之助師匠が、花月に出演された際に
「舞台ギリギリの袖に直立不動で立ち」
その姿を見つめるさんまさんを目にした大西さん
お茶子のおばちゃんが「ホンマえらいわあ
さんまちゃんかて、もうあんなことせんでええのに」と
さんまさんが弟子として、本番中の師匠の草履を預り
師匠の言い回しや間合いをなぞって口を動かす姿に
「まだまだ芸を盗もうとしとる」と感心し
また、幕が降りて、さんまさんが師匠に「勉強させて頂きました」と告げて
草履を並べ「外までお見送りさせて頂きます」と歩いて行かれるのを
(大西さんが)追いかけようとするのを止めて
「デリカシーのないやっちゃな
忙しい愛弟子と師匠、めったにない大事な大事な二人っきりの時間や
邪魔したらアカンねん」…と言っても、不満顔の大西さんに
「判らんか…お前と彼女がおる
二人っきりになりたい時、ショージが入って来たら?
お前の気分、ええか?そういうこっちゃ
誰でもイヤやろ、判ったか?」と噛んで含めるように諭し
「こういう説明せんとアカンのやな
ホンマに難儀なやっちゃで」と言いつつ
大西さんの扱い方(失礼!)に慣れて行かれたみたいです(苦笑)
ちなみに、お茶子のおばちゃんは、この原作の冒頭から登場し
さんまさんに「どや、東京の水は?」と訊ねると
「なかなか馴染めんなあ…関西弁バカにしよるしのう
意地でも関西弁で通そうと思うとるねん」とさんまさん
「おばちゃん、相変わらずおっぱいデカイなあ」と声をおかけになると
「『吸うか?』と上着を開いて胸を突き出す(笑)
芸人顔負けの切れのある返し」を受け
「楽しみは後にとっとくわ」と答えつつ
「東京では、こうは行かない」と思われた
…と、ツカミはOK!なナイスキャラ(笑)
ドラマのキャスト一覧を眺めて
濱田マリさんに演っていて欲しい♪と熱望しております(笑)
東京にもレギュラー番組を何本も抱える吉本興業の稼ぎ頭
本来なら、大阪に戻られるたびに
なんば花月に顔を出される必要もないのにも関わらず
「花月の匂い嗅がんと、大阪に帰った気がせえへん」と律儀に足を運ばれ
入り待ちのファン「一人一人に向かって、愛想よく声をかけ」
吉本の偉いさんに頼まれれば、喜んで舞台にも立たれたそうです
そのお偉いさんが、新喜劇での「放送事故」の件で
大西さんにクビを言い渡した時
さんまさんは「そもそも、あいつを出せ言うたん誰や?
あんたやろ?違うんか?そのこと棚にブチ上げて、ようクビとか言えるな
そこまで言うんなら、俺も吉本辞めたる
俺なりに責任とったるいうこっちゃ
それで文句あらへんやろ」と本気でおっしゃったらしく
「今にも揉み手でも始めそうな作り笑いを浮かべた」お偉いさんに
大西さんを新喜劇の新人役者として使うよう進言なさったんだとか…
「ほんまに大西の面倒みるんですか?」
「どこが気に入ったんですか?」と心配するショージさん達に
「昔からの楽屋思い出してみると
けったいな人がゴロゴロおったんや」と、さんまさん
例えば「いっつも古びた人形抱えて話かけてるおばはん芸人」やら
「真夏のマンホールの中で工事をしてる人に『暑いかー?』って声かけて
『暑いでー!』って返って来ると
『ほな、シャワーや』って小便をジャー!」やら
「芸人ちゅう世界があって良かった
芸人やからシャレで許された
そのまま世間に出したら、ほとんど病院行きや」というような…(汗)
「…あいつは、芸人の世界に置いとかなアカンねん
だけど、ただ置いとくだけやったら、あいつは芸人辞めてしまうやろ
だが、売れたら辞めへん。芸人の世界に留まることが出来る
だから、絶対売れな…なんとしても売らなアカン」
…と、お考えになったみたいで
後に、同じお偉いさんが、再び大西さんをクビにしようと
さんまさんに「あれは、ただのトラブルメーカーや
要するに社会不適合者や」と言った際に
「…それやったら、俺もそうですわ
以前、そう言われたこともありました
少なからず俺もそう見られる要素があるちゅうことです
確かにジミーもそうかも知れへん
けど、よう考えてみて下さい
吉本いうところは、昔からそんな人間ばかりでっせ
品行方正な立派な社会人いてますか?
俺もそうやけど、百歩譲って
ギリギリ社会生活が送れてる奇人変人ばかりでっせ
せやから、おもろいんとちゃいまっか
そうした人間がまともなフリして生きてるのが芸人の世界や思うてます」
…と、おっしゃったのは、ご自身も松之助師匠の内弟子時代に
「修行を放り出し、交際していた女性と東京に駆け落ちしたことがあった
しかし、師匠はそんな弟子を『若い時には色々ある』と見守ってくれた
そして、何もかもがうまく行かずに戻って来たさんまを無言で迎え
最初に二人で行ったラーメン屋に連れて行ってくれた
芸人の世界にいなかったら、自分はとっくにダメになっていただろう」
という思いがおありだったかららしいんだけど
甲斐さんがビルボード・ツアーのMCで
「言うなよ」と前置きなさって話されたという
「さんちゃんが東京に駆け落ちした時に『毎日、聴いてました』と言ってた」
その曲が【最後の夜汽車】だったんだと思うと
「Jimmy」というドラマの主題歌には
この曲しかないと選ばれたことも納得ですし
何より、今は「そんなこともあったなあ」と
笑って振り返ることがお出来になって良かったなあと…
その松之助師匠が、花月に出演された際に
「舞台ギリギリの袖に直立不動で立ち」
その姿を見つめるさんまさんを目にした大西さん
お茶子のおばちゃんが「ホンマえらいわあ
さんまちゃんかて、もうあんなことせんでええのに」と
さんまさんが弟子として、本番中の師匠の草履を預り
師匠の言い回しや間合いをなぞって口を動かす姿に
「まだまだ芸を盗もうとしとる」と感心し
また、幕が降りて、さんまさんが師匠に「勉強させて頂きました」と告げて
草履を並べ「外までお見送りさせて頂きます」と歩いて行かれるのを
(大西さんが)追いかけようとするのを止めて
「デリカシーのないやっちゃな
忙しい愛弟子と師匠、めったにない大事な大事な二人っきりの時間や
邪魔したらアカンねん」…と言っても、不満顔の大西さんに
「判らんか…お前と彼女がおる
二人っきりになりたい時、ショージが入って来たら?
お前の気分、ええか?そういうこっちゃ
誰でもイヤやろ、判ったか?」と噛んで含めるように諭し
「こういう説明せんとアカンのやな
ホンマに難儀なやっちゃで」と言いつつ
大西さんの扱い方(失礼!)に慣れて行かれたみたいです(苦笑)
ちなみに、お茶子のおばちゃんは、この原作の冒頭から登場し
さんまさんに「どや、東京の水は?」と訊ねると
「なかなか馴染めんなあ…関西弁バカにしよるしのう
意地でも関西弁で通そうと思うとるねん」とさんまさん
「おばちゃん、相変わらずおっぱいデカイなあ」と声をおかけになると
「『吸うか?』と上着を開いて胸を突き出す(笑)
芸人顔負けの切れのある返し」を受け
「楽しみは後にとっとくわ」と答えつつ
「東京では、こうは行かない」と思われた
…と、ツカミはOK!なナイスキャラ(笑)
ドラマのキャスト一覧を眺めて
濱田マリさんに演っていて欲しい♪と熱望しております(笑)