ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

近況報告その後の後2

2022-03-14 18:05:00 | 日記
テレビネタが続きますが、次は「俺たちのノープラン✕ドライブ旅3」です♪
第2回の放送に甲斐バンド縁のライブ喫茶「照和」が登場するというので観てみたら
福岡出身の名バイプレイヤーの皆さん…光石研さん、松重豊さん、鈴木浩介さん…が

貸し切りの西鉄バスに乗られ、思いつくまま行き先をお決めになり、食事や観光を楽しまれ
その代わりに、撮影交渉もお会計も全て、ご自分達で行われるという番組だったんだけど
その訪問先の景色や美味しそうな料理はもちろん
何より面白いのは、食事や移動の最中に交わされるお三方の会話で

今回は、以前にご紹介した「バイプレイヤーあるある」の他にも
食事シーンの撮影では「繋がりがめんどくさいから、結局、箸を置いてしまう」とか
「枝豆ばかりつまんでる」「きんぴらみたいにクシャクシャ音が出る物は食べない」とか
左利きの鈴木さんは、時代劇に出演された際に
必ず右手で箸を持たなければならないので猛練習をなさった…といった裏話が聞けたり

「おじいちゃん」になられた松重さんが、お孫さんに
(じいじの)「J(ジェイ)」と呼ばせていらっしゃるとか(笑)
光石さんが小学校高学年の頃、お父様は喫茶店を経営なさっていたものの
「ずっと立って、人の話ばっかり聞かないかんやろ、俺には向かんね」と店を畳まれたとか(笑)

今回のスペシャルゲスト(福岡出身者)は誰か?という話題になった時には
光石さんが「お二人の先輩?陣内(孝則)さんとか?」とおっしゃった途端
鈴木さんは絶句され、松重さんは「固まっていい?
(これまでの)ざっくばらんな話がなかったことになる…借りて来た猫みたいに…」
…と苦笑いなさるシーンも見られてクスクス(笑)

でも、その陣内さんも「福岡県人会に武田(鉄矢)さんを呼ぶと酔えなくなる」と話されていたし(笑)
福岡ドームのこけら落としライブの際に、当初の出演予定者の中で最年少でいらした
チャゲアスのお二人が、その後、藤井フミヤさんのご出演が決まった時に
「フミヤ、ありがとう!」「よく来てくれた!助かった~!」と大喜びなさっていたし(笑)

「福岡は上下関係が厳しいから、年下は何も言えない、年上には絶対逆らえません!」
…という甲斐さんの言葉はホントみたいですね?(笑)
…って、じゃあ、甲斐さんが「夜ヒット」で
陣内さんの主演映画「極道渡世の素敵な面々」の挿入歌を歌われる際に
陣内さんが「照和のギャラが100円アップした恩義があるので」と花束を持って来られた時も
かなり緊張していらしたんでしょうか?(笑)

ともあれ…その松重さんと鈴木さんの母校では
林間学校が修学旅行の代わりになっていて、お楽しみは「出し物(余興)」だったらしく
松重さんがネタをお書きになって漫才を披露なさったことを明かされると
光石さんが「誰と組んだの?」とお訊ねになり、松重さんの「イノ」というお答えに
「イノ?知らんわ!それ、知らんけど(笑)」と大笑い(笑)
イヤイヤ、光石さんは、一体どんなお返事を期待なさっていたのかと…?(笑)

そこで、思い出したのが、以前に「ワイドナショー」で取り上げられていた
「関西人は『知らん』という言葉の語尾に付ける終助詞によって
微妙なニュアンスの違いを表現している」というニュース…(笑)

まず…「本当に知らない」時には、基本型の「知らん」あるいは「知らんわぁ」を使うんだけど
この時の「知らんわぁ」は、オカンが「もうアンタのことなんか知らんわ!」と
子供のしたことに呆れ、さじを投げるのとは違います(笑)
次に…「知らなくて申し訳ない」という気持ちを込める際には「知らんねぇん」と
「ねん」の部分を低くゆっくり発音し、同時に済まなそうな表情を浮かべると
申し訳なさが、より伝わるような気が…(笑)

逆に「どうでもいい」と思った時には「知らんし!」
「関係ない、興味がない」時には「知らんがな!」と
共に語尾の「し」や「がな」を強く発音して、突き放す感じを醸し出し
関西人の決まり文句と名高い「知らんけど」は
「確信がない、責任は持てない」発言をしたあとに、さりげなく付け加えることで
発言に対する抗議が来た時の予防線となります

番組内では、他にも「知らんっちゃ知らん」や「知らんこともないねんけど…」といった
結局は「知らない」ことを遠回しに表現する言葉も紹介されてましたが
見ず知らずの他人の懐に、ズカズカ入り込むような厚かましさを揶揄されることの多い関西人が
実は、わずかな言葉の違いで、細やかな気遣いをしていることを知って頂ければ嬉しいです(笑)

それはさておき…この「ドライブ旅」で、飲み食いされるたびに
いつも松重さんが「さすが!井之頭五郎!」といったコメントをなさるんだけど
今回は、大分県が舞台ということで、大分出身のユースケ・サンタマリアさんがVで登場され
そのオススメのカフェに行くことになり
光石さんと鈴木さんは、ユースケさんイチオシのスイーツを注文なさったものの
松重さんだけは「プリンが食べたい!」とメニューを手に悩まれていて
光石さんから「さっさと決めりゃあいいのに…」とツッコまれ、結局どちらもご注文(笑)

「プリンはどうですか?」という光石さんの質問に「ちょっと待ってくれる?」とお答えになり(笑)
今度は、鈴木さんから「スイーツ食う松重さん、メチャクチャめんどくせえな!(笑)」と言われても(笑)
負けずに「これは、良い重ね方してますね!生クリームのまろやかさから、プリンのコク
それに最終的に、このカラメルが難しいんですよ!
しっかり苦味があるカラメルで、大人に回収してるんですよ!」と熱く語られていたのに

ふと、お二人の表情をご覧になって「俺のこと、めんどくさいと思ってる?」
…と驚かれるご様子を拝見して、あの「おっさんが1人でメシを食うだけ」のドラマは
この松重さんの「めんどくささ」をご存知の方がキャスティングなさったんじゃないかと…?(笑)

続いては…その松重さんが、角野卓造さん、小日向文世さんとご一緒に出演された「ボクらの時代」
お三方は、それぞれ所属なさっている(いた)劇団…
角野さんは文学座、コヒさんは、甲斐バンドのアルバム「虜」のジャケ写でお馴染みの(笑)
余貴美子さんも当時在籍されていた自由劇場
松重さんは、言わずと知れた蜷川スタジオ…の舞台で活躍なさっていたため

初めての共演は、木村拓哉さん主演のドラマ「HERO」だったそうで
「わりと最近だよね」と角野さん(笑)…って、御年73歳の方からすれば、2001年は「最近」かも?(笑)
まあ、特に松重さんは、2014年のシーズン2からご出演でしたし…
そのお三方が「コンフィデンスマンJP(英雄編)」で、再び共演されたということで
番宣がてら、この番組での顔合わせとなったみたいです

その「HERO」に出演されたことで、渋谷スタジオに向かわれる際
「センター街で女子高生に『あっ!』って指差されるようになった(笑)」と小日向さん(笑)
角野さんは「彼女(近藤春菜さん)のおかげで、名前を覚えて貰えた(笑)」と明かされ
お二人から、もっと早く世間に認知されていたんじゃないか?と訊ねられた松重さんは
「イヤイヤ!メシ食ってからですよ、他局で…(笑)」とお答えになっていたけど
それ以前から存在感がおありだったような気が…?
…って、一度見たら忘れられない風貌なさってるからかなあ?(失礼!)

その松重さんが「我々の若い時は、金はないけど(芝居をやる)場所があったじゃないですか
男は飲食店、女性は飲み屋さんでバイトしながら…」と
今のコロナ禍では、芝居をする場所もアルバイトをするお店もなくて
役者の道を諦めざるを得ない若者が沢山いるんじゃないか?
すごい才能を持った人間が埋もれてしまっているんじゃないか?…と話されると
角野さんも「後々、響いてくるかも知れないね」と演劇界の将来を心配なさってました

その角野さんは、お若い頃、新宿の「どん底」の分け店1号店で
松重さんは、下北沢の「珉亭」で、甲本ヒロトさんとご一緒に
それぞれ、アルバイトをなさっていたそうで
角野さんが「たくちゃん」というネームバッチを付けていらしたことや
松重さんが、李麗仙さんのご来店で、緊張のあまり、コップを割ってしまわれた話にクスクス(笑)

ともあれ…今や「テッペン」を越えて撮影することはなくなったとの話から
そういう意味では、舞台は、その稽古中も含め
終わる時間が決まっているため、体調を整えやすいと小日向さん
ただ、舞台に立たれる限り「セリフが飛んだらどうしよう」という恐怖と
戦い続けなければいけないことと、良い演技が出来た時の快感との間で揺れておられるんだとか…

甲斐さんは「何が起きようと、ショーは続く。人生と同じだ」とおっしゃっていたけど
ホントに何があろうと幕を上げ、最後までやり終えなければならないショービジネスの世界で
長年、板の上に立って来られた角野さんが、虚血性脳貧血になられて
ご自身が舞台に立ち、お芝居をなさっていることは理解できるし
セリフをお忘れになった訳でもないにも関わらず「今、どこ(の場面)をやっているのか判らない」
…という症状が、10年間に3度おありだったことで(汗)

「怖いし、イヤだし、周りに迷惑をかけるし、何より、お客さんに迷惑がかかる」
…と、舞台のお仕事はお辞めになったそうですが
「不思議なことに、ドラマの時は、そういうことが1回も起こったことがない」らしく
やはり、コヒさんと同じように、舞台に立たれることの緊張や恐怖から
そういう症状になられたんじゃないかと…?(汗)

同じくステージに立たれるミュージシャンの方も
そうしたプレッシャーや緊張を感じておられるのかも知れませんが
少なくとも、甲斐さんは「ちょっとくらい歌詞を間違えようが、音がヨレようが…」と
その場のノリと勢いの方を大切になさってるし
最終的には「間違えたら、やり直せばいい」と思っておられるみたいだし
角野さんのような症状とは、きっと無縁ですよね?(笑)
コメント
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