ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

やっと春ドラマスタート10

2020-07-23 21:34:00 | 日記
甲斐さんが「ハグしたことがある」と自慢なさっていた(笑)
貫地谷しほりさん主演の「ディア・ペイシェント」ようやく再放送で観れました♪

貫地谷先生が、もっと患者さんと向き合いたいと、大学病院を辞め、勤め始めた総合病院は
経営上の生き残りをかけ「患者様」第一主義を掲げる病院(汗)
朝礼で「申し訳ございません!」「承知致しました!」を唱和したり(苦笑)
週2で「患者様プライオリティ委員会」を開き、全職員に出席を強いたりと
懇願して招いた「銀行員上がり」の事務長の指示には、院長も逆らえず…(汗)

150人もの外来患者を3人の医師で診察し、午前の診療時間内に捌き切るためには
患者1人あたりの診察にかける時間が、たった3分しかなく
当然、時間はオーバーし、待たされてイライラと当たり散らす患者も…(汗)
…って、このドラマの原作者は、医師でもいらっしゃる南杏子さんですし
かなりリアリティがあるんじゃないかと…?

以前の記事で触れましたが、病院で患者の名前に「様」をつけたり
「患者様」と呼んだりすると
患者さんの中には、医師や看護師に横柄な態度をとったり
暴言や暴力、セクハラなどの行為に及んだり「客」感覚の方が現れたらしい(汗)

「お客様は神様です」という三波春夫さんの言葉は
「歌は神様に捧げるもの、その神様の前で歌うように皆様の前で歌います」
…という意味で発せられたものなのに
文字通り「お客様=神様」と解釈されてしまい「神様の言うことは絶対だ!」との雰囲気を醸し出すことになったため
前述のようなことが起きたんだとか…

関西大学心理学准教授・菅村玄二さんによると…
「様」は「さん」より上位の立場を表す呼称で呼ばれる側が「自分は偉い」と考え、それが態度にも出る可能性は充分あるみたいで
実際に、病院での呼び方を「さん」付けに戻すと、患者の態度も元に戻ったそうです
もっとも、医師が「お医者様」と呼ばれるのは、ホントに尊敬されている証でしょうね?(笑)

ともあれ…そんな激務に追われる、この病院の医師や看護師たちの間では
患者のタイプが「S・M・L」と分類されていて…
物わかりが良く、診察が「スムーズ」な患者「S」
簡単なことにもナカナカ答えず、話が長くて「まどろっこしい」患者「M」
災いをもたらす台風…低気圧「ロー・プレッシャー」の頭文字の「L」…
この分類にショックを受けつつも、目の前の患者のことを「Mの上」と心の中で呟く貫地谷先生(苦笑)

…で、第1話のゲストクレーマーは、佐野史郎さん演じる「昭和のお父さん」(苦笑)
肝臓に腫瘍が見つかった妻の付き添いで来院し、長時間待たされたことにまずイラつき
CT検査の結果では、腫瘍が悪性のものかどうか判らないため、肝生検を受ける必要があるものの
3週間先まで予約が埋まっていると告げられると「今すぐ検査しろ!」と噛みつき(汗)

「すぐには検査出来ないかも知れない」との断り付きで
大学病院への紹介状を書いて、お引き取り願ったところ
予想通り、そちらも検査待ちだったらしく「たらい回し」にされたと激オコ(汗)

貫地谷先生は突飛ばされて、床に頭をぶつけ脳震盪を起こしたのに
他の患者が大勢いる待合室でのこの騒ぎに、病院の評判を気にする事務長は
「ありがとう」を求め、承認欲求が人一倍強く
感謝という報酬が受け取れないと、徒労感を覚えて、医者が潰れるという
「『エリート病』だ」とイヤミたらたら…(汗)

でも、当の患者である妻の恐縮しきりな様子に
貫地谷先生が「それだけ奥様のことを心配なさってるんですね」と慰めると
「心配」ではなく「メンツ」にこだわっているだけだと意外な返事
これまで家庭を一切省みなかった「昭和のお父さん」は
「お母さんが病気になったのは、お父さんのせいだ!」と子供たちから責められたらしく
メンツのために付き添っているだけで「もう主人には何も期待していない」と…(汗)

…が、貫地谷先生は、実家のお母さんの認知症が進み
父親と妹が施設に入れるつもりだと知った際に
診療所の仕事にかまけて「何もしてやれなかった」と自分を責めていた父の姿が重なり
5日後に検査が出来るようになった旨を連絡した時に
「足がむくんで痛い」と言っていた妻の足をマッサージするように勧めた?らしく

驚く妻の足をマッサージしながら「お前がいなかったら、俺は靴下の在りかも判らんし
飯の炊き方も洗濯機の使い方も判らん
来年、定年になったら、どう生きて行ったらいいのかも判らん
子供たちの言う通り、こうなったのは全部、俺のせいだ
だから死ぬな!頼むから生きてくれ!」と本心を明かすシーンは
一生懸命働くことこそが家族への愛情だと信じ
そんなことは、いちいち言葉にしなくても判ってるだろ的な不器用男の心情にグッと来ました

幸い、肝生検の結果は初期の肝臓ガンで、手術をすれば大丈夫!となり
佐野史郎さんから、謝罪と「あんたに救われた」という感謝の言葉を贈られるシーン…
「ありがとう」と言って欲しかった訳じゃないとはいっても
やはり「ありがとう」と言われると嬉しいし
これからも頑張ろうと前向きな気持ちになりますよね?
…って、だから「昭和のお父さん」も、常日頃から
家族に感謝の気持ちを表していれば良かったんだよなあ(苦笑)

ということで、第1話の「ゲストクレーマー」の件は落着したんだけど
このドラマの本当の「モンスター・ペイシェント」は
田中哲司さん演じる座間敦司という男性みたいで
貫地谷先生の当直の日に、深夜にも関わらず、ふいに現れたり
貫地谷先生のランチ代を勝手に支払って、いなくなったり…

これまで診察した覚えがないのに、相手は自分の名前を知っていて
親しげに話しかけて来るっていうのも気味が悪いんですが
視聴者だけに見せるシーンでは、寝たきりで要介護の母親らしき?人が
ベッドの柵を杖でガンガン叩いて、何かを訴えているのを、うるさそうな顔でスルーしたり
病院の?トイレで、狂ったような姿をさらしたり、まさに「やべぇヤツ」(汗)

そして、その座間氏が、貫地谷先生の前に「初診」患者として訪れ「睡眠薬」を所望
初診でいきなり睡眠薬をくれと言う患者は要注意なので
寝つきが悪いとか、夜中に目が覚めるといった具体的な症状を聞かせて欲しいと告げると
「ご馳走したのに、カタイなあ~」とランチ代のことを持ち出す始末…(汗)

この先、モンスター座間に、どんな風にカラまれるのか?
貫地谷先生の「野生のカン」と、ロシア武術「システマ」は、どういう伏線なのか?
内田有紀さん演じる、頼りになる優しい先輩女医さんの「秘密」って?
「忘れた頃にやって来る『直腸異物シリーズ』(笑)」は、次回以降も続くのか?(笑)
色んな意味で、コワ楽しみです(笑)

余談ですが…貫地谷さんが「ごごナマ」に出演された際に
ドラマ「赤ひげ」で、医師役を務めておられる船越英一郎さんは
専門用語が多い医療ドラマのセリフを覚えるには
セリフを録音した音源を、とにかくずーっと流しっぱなしにすると自然に覚えられる
…と話されてましたけど、それって「スピードナントカ(笑)」
っていうヤツと同じ理屈なんでしょうか?(笑)
コメント
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