ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

WITH コロナ時代のエンタメ1

2020-07-26 21:04:00 | 日記
大相撲春場所が戦後初の無観客で開催された時
甲斐さんは、普段なら観客の声援に掻き消されて聞こえなかったような
力士がぶつかり合う音が響いていたことや
初日こそ、アナウンサーと解説者のやり取りがギクシャクしていたのが
2日目から徐々にリズムを取り戻していたことに触れていらしたけど
白鵬関は「ふたを開けたら想像以上…
気持ちの持ち方に厳しいものがあった」とおっしゃっていたし

サッカー日本代表のキャプテンとして、北朝鮮戦で無観客試合を経験なさった
ガンバ大阪監督の宮本恒靖さんは「前の試合でサポーターが暴徒化した
北朝鮮のホーム開催がなくなったためでしたが、やりづらかったです
熱気がない中で集中力を高めるのは難しい

しかし、私は、スタジアムの外に日本のサポーターがいることに気づきました
外からの声援や歌が、ガランとしたスタジアムにも響いて来る
良いプレーをすれば、選手の名をコールしてくれた
『見てくれている』と励まされ、2-0で勝利して、翌年のW杯出場を決めました」

…と振り返られ、Jリーグ再開当初は無観客になることについては
「仕方がないことですが、寂しいし、試合中は違和感があると思います
今回は、スタジアムの外に集まることさえ難しいかも知れません

サポーターは、サッカーにとって不可分で、試合に大きく影響します
大声援の後押しで終盤に走り切ることが出来たり
練習で決めたこともない難しい姿勢からのシュートが決まったりすることも、実際によくあることなんです

Jリーグの場合、試合会場はどこもよく整備されている上
寝食の環境が似た中で試合が出来るぶん
他国と比べれば、ホームアドバンテージを作り出しにくい
しかし、サポーターの後押しによって
ホームチームが有利に試合を運ぶことは、珍しいことではありません

ところが、無観客試合になることによって
この本拠地での試合の優位性が発揮できなくなる可能性があります
アウェーのチームにとっては、やりにくさが減るぶん
以前より積極的に得点を狙う試合になるかも知れません

スポーツの長所、価値は、喜びを爆発させることが出来ること
その感動を応援してくれる人と共有できることです
映像を通して届けることは出来ますが
スタジアム内でのそれとは比べられません」とコメントなさってました

また、欧州主要リーグで最初に再開したブンデスリーガの無観客試合をご覧になった
小柳ルミ子さんは「サポーターが誰もいない静かなスタジアムで
選手は一生懸命プレーし、その姿は感動的で涙が出ましたし

いつもなら、サポーターの大声援に掻き消される
選手同士の肉体のぶつかり合いや、ボールを蹴る音、監督の指示の声が聞こえるのは新鮮で
無観客試合ならではの楽しみだと思いました
とはいえ、サポーターを『12人目の選手』と呼ぶほど
観客席とピッチの一体感が強いのがサッカーの魅力であり、あるべき本来の姿です

再開されたブンデスリーガでは、ホームチームの勝率の低さが話題になりました
観客は試合の『情熱』そのもの
『観客のいないサッカー』を何かに例えるのは無理ですよ
何故なら『サッカー』という言葉の中に
そもそも観客という概念が含まれているからです」と話され

そのブンデスリーガで活躍なさっている、元日本代表キャプテンの長谷部誠さんも
「スタジアムには感情や熱気が明らかに欠けていた」とおっしゃっていて
「観客がいる」ことの意味を痛感するというか、甲斐さんがよく話されている
「W杯は、国を上げて応援するチームほど強い」というのは本当なんだなあと…

主催者側もそうした無観客試合のマイナス面を少しでも補おうと
スタンドの座席に、サポーターが自撮り写真などを貼れる段ボールを設置したり
自宅でタオルやグッズを持って応援するサポーターの姿を、大型スクリーンに映し出したり

ミュンヘンのIT会社が作った「応援アプリ」は
スマホのボタンを押すと「声援」「拍手」「合唱」「口笛」をスタジアムに流すことが出来るそうで
ボタンを押す人数が増えるほど、音量が大きくなる仕組みになっていたり

スーパーリーガのFCミットユランは、世界初のドライブインサッカー…
本拠地MCHアリーナの駐車場に、ホームとアウェーの巨大スクリーンを設置し
サポーターは、車中で映像を観ながら、カーラジオで特別実況を楽しみ
クラクションを使っての応援もあるらしい…を企画
駐車場の様子は場内に映し出されるとのことで
ツネ様が経験なさった北朝鮮戦みたいな効果が望めるかも知れません

そうした対応の一方で、今月10日から始まった有観客試合に関しては
「ビジネス的に巻き返すのは難しい」というのが本音らしく
上限5千人…イヤ、たとえ今後、入場制限が緩和され
定員の5割まで認められたとしても
単純に考えて、収益は半分以下になるだろうし
スポンサー料や放映権料も減額されるかも知れないし…(汗)

人数制限期間中のチケットは、年間指定席購入者→ファンクラブ有料会員→一般の順で販売され
一部の人気チームでは、一般まで回らず「プラチナ化」しているものの
感染拡大が収まらない都内を中心に、自粛するファンが少なくないみたいで
定員以上の応募がある場合でも、そのスピードや総数は予想を下回っているようです(汗)

ちょっと皮肉なことに、観客を迎えて試合をする上で
鳴り物や大声、応援歌合唱、タオルを振る、メガホンを打ち鳴らす、肩組み、跳びはねなどが禁止され
拍手やタオルを広げて左右に振るなど限られた方法でしか応援できなくなったため

いつもゴール裏で応援しているようなサポーターの中には
「あえて観に行かない」とおっしゃる方もいらしたりして
スタジアムは無観客の時より静かになっているんだとか…(苦笑)

プロ野球では、甲子園名物のヤジ(笑)とジェット風船が禁止され
応援歌やチャンステーマを流すことも自粛
場内でのアルコール販売は「球場だけ禁止という根拠はない」という専門家の言葉はありつつ
ロッテは「感染リスクを回避できる見込みが立たない」とし
巨人は「飲酒をすると自然に声が大きくなり
飛沫が周囲に拡散するリスクが高まる」との理由から、当面販売はしない旨を発表

ちなみに…J1川崎は、スタジアム来場直前の
「飲酒」「温かいものの飲食」「激しい運動」を控え
体温の上昇により、入場時の検温で入場拒否されないよう
公式サイトで呼びかけているそうです

ただ、観戦可能になったからと言っても、何もかも元通りとは行かなくて
ご夫婦同士やお子さんとも、ソーシャルディスタンスを保たなければならず
「一緒にいる感じがしなかった」「試合に集中できなかった」とおっしゃる方や

また、ストレスがたまったり、試合内容に興奮した一部のファンでしょうけど
座席を離れて前に詰めかけたり、大声を出したり、指笛を鳴らしたりと
感染予防のためのルールを守れない方もおられたみたいで(汗)

自分が誰かに感染させたり、クラスターを発生させたりして
再び、無観客に逆戻りしないようにと、自衛も含め
今の観戦スタイルを守ろうとなさっている方々にとっては、本当に残念なことだと思います

でも、ある意味「メジャーリーグ」の観戦スタイルに近づいたおかげで
選手の声や打球音が聞こえることに新鮮さを覚えた方も少なくなかったようだし
選手側も「人数は少なくても、観客が入ると全然違う
気持ちの高ぶりがあったし、ファンの思いも伝わって来た」とコメント

これは、半年ぶりに観客を入れた大相撲も同様みたいで
食事・飲酒は禁止、升席は1升1人限定、大歓声も座布団が舞うこともなくても
タオルと万雷の拍手、何より観客の笑顔が
力士始め関係者たちに「静かな中にも、熱量を感じた」と言わしめたんじゃないかと…?

その関係者側は、感染リスクを考えて自粛なさっている方々も
「リアル」への渇望感は、当然高まっておられるはずと考え
「スポーツが日常にあることの喜びや、スポーツが与える感動を
多くの人にもう一度体験して頂くことが、最大の巻き返し策になる」と期待しているようで

特に、親会社を持たないJ2ヴァンフォーレ甲府は
サポーター有志が、募金活動や物販で資金を捻出したり
観客を増やす活動をしたりして、クラブを支えて来た歴史があり

その中心人物Nさんは「我々が目指しているのは、数字ではなく
生活の中のヴァンフォーレ甲府の優先順位を上げることなんです
例えば『お金がないから、今月は敵地での試合が2試合あるけど
応援に行くのは1試合に減らす』のではなく
『遠征が2回あるから、今月は外食を我慢しよう』という風にしたいんです

…とおっしゃっていて、ナンかよく似たことを言ってる人が我が家にもいたなあと…(笑)
まあ、甲斐さんが東日本大震災直後に
まず命が大事、それから食糧やライフラインなど生きるために必要なものが整うまでは
音楽なんて二の次…といった話をなさっていたし、それは本当にその通りだと思うんですが

生活して行く上での「必需品」に、スポーツや音楽を迷うことなく組み込む方もおられる訳で
そういう方にとっては、お金や時間に余裕があろうとなかろうと
ナンとかして、それらを捻り出そうとなさるでしょうし(笑)

また、それを苦労とはお感じにならないんだろうなあと考えると
コロナ以前から、熱く深く応援してくれるファン…
1つのチームに限らず、そのスポーツも含め…をどれだけ獲得して来たか?も
この先の集客に影響して来るような気が…?
コメント
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