ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

機関紙BEATNIK(Vol.4)その3

2016-08-28 07:21:55 | 日記
「記者会見」の中で甲斐さんが
「僕は2度目なので、公式的行事ではなく、穏やかに籍だけ入れたいんです
自然に、とにかく普通の家庭にしたい
安全に子供を産んでくれるのが今の唯一の希望です

彼女は子育て専門になりたいと言ってます
男が一生やるのはビジネス
女がやれるのは子育てだと思います」と話されたことについて

ある週刊誌には「聞きようによっては
甲斐よしひろの[親バカ]宣言である
しかし、ロック野郎が不慣れな会見という場で
[とにかく丈夫な子を、丈夫な子を]と言う様は
それだけに彼の切実な願いだということがよく判る

甲斐が不自然と思えるほど急な会見を開いたのも
母体を気遣い、精神的な安定を与えたいがためだったのだろう」と書かれているし

また「会見」前に取材を受けられた月刊誌には
「会見する側も週刊誌のさらし者にされてたまるか、という構えがあり

会場のマスコミは甲斐バンドのレコードもステージも知らないというタイプの
[芸能ジャーナリズム]お定まりの質問ばかり
言ってみれば、記者会見の本質が垣間見られたようだった」

…と、会見についての印象が記され
会見時のご夫妻の写真の傍らには
「どうしてマスコミって、こんな風にさらし者にしたがるのだろう
同情致します」とのキャプションが添えられていて
判ってる方もいらっしゃったんだなあと…

また、会見では「彼女のことを考えて作った曲も当然ある
自分にとって、唯一深く知っていて
いとおしむことが出来る対象です」とか
「これまでは、子供のことが曲作りに出て来ることはなかった
でも、これからは出て来ると思う」とおっしゃっていたようですが

機関紙の「子供が出来て心境は変わった?」との質問には
「変わらんね。イヤ、もっと攻撃的になるかも知れない
物事がハッキリ見えて来る分ね
色々なものが見えれば見えるほど、ハッキリ言える訳でしょ
そういう状態にはドンドンなってるよね」と甲斐さん

独身時代のインタビューや「若いこだま」の中では
「男と女の理想の形は、結婚して子供を育てること」とか

「生きているということは、一本の木みたいなもんでしょ
ともすれば、俺達のいる芸能界っていうのは
木の枝ぶりばっかり気にする商売で
もちろん、枝ぶりも良くなくちゃいけないんだけど

俺は、何よりも根っこの、ちゃんと土の中に太い根を生やしてる
そこの部分をしっかり持って生きて行きたいと思うんです」と
「家庭」というベースの必要性を語られると同時に

「生活が落ち着いて、ゆったりしたら
俺は歌えなくなるかも知れない」との不安がおありだったり

「俺[ニューファミリー]ってのは大嫌い
子供と手をつないで歩くなんてゾッとする
常識の尺度とは無縁に生きたいんだ」とか

「アワアワと愛を育てるみたいな関係じゃなくて
いつも闘ってるような刺激しあえる関係が性に合ってる」と
いわゆる「マイホーム」主義とはかけ離れたお考えをお持ちだと話されていたらしい

離婚後のインタビューでは
「みんな完全な結婚を目指すべきだと思う
俺はちゃんと結婚する時期があれば
ちゃんとやればいいと思ってる」とか

「現実にはなかなか難しいけど
一人の女にメロメロになるって本望でしょ
愛する者を取ろうとした時に、仕事捨ててもいいんじゃない?
それが一番の方法だったらね」と予言みたいなご発言もあり

実際に再婚なさった後には「いつもどこかで日常的に繰り返されてるように
俺の側にもちっちゃな命が生まれて来る訳でしょ

人から見ればありふれてることだけど
本人達にしてみれば、恐ろしく尊いことなのよ
そのことを時々考えることはあるね、夜中に一人でね」とおっしゃってます

音楽的な変化についての質問には
「どんな所が変わって行くか、それは判る訳ないよ。何も言えない
そういうことっていうのは、後で人が評価することだからね

つまり、20歳の時からずっと曲を書いて来て
年齢に対して起こるべきことに素直に書いて来たのね
それは同じだよ、そういう意味では変わらない

一発出て行こうと決めた時には【HERO】が書けたし
離婚どうのって時には、やっぱり【安奈】や【漂泊者】が
どっかに引っ掛かってたし、そういうことでしょ」とお答えになってます

「甲斐よしひろに子供が生まれる
すると、どっかでマイホーム的になって
いわゆる[若者の代弁者」にはなれないんじゃないのか?」と訊かれた時も
「それは書いた曲で判断するしかないんじゃないの?」と甲斐さん

「でもね、結局、どんなに一つのことが上手く廻っていても
絶対イラ立つことはあるんだよ
何かがヤバくなっていれば、余計にイラ立つタイプだしね

記者会見があった次の日から、1日1枚
出来るだけ詩を書くようにはしてます
無理矢理そうしてるってことじゃなくて
煮え繰り返ってるってことがそうさせてるみたい

あんな風にさせられちまったことに、何で反撃するかっていうと
俺は音楽という部分しかないんじゃないかってね

そりゃ、マイホーム的になって【イマジン】を書ければ、それはそれでいいけどね
でも【イマジン】だって怒って書いてるぜ
あれは安住して書いてないよ
非常にイラ立って書いてるから、あんなにメロディが澄んでるのね」と話され

この機関紙と同時期のインタビューで
「記者会見の後に持っていた怒りみたいなものは歌になる?」と訊かれた際には

「昔【噂】って曲を書いたよね
ベストテン番組のディレクターの話
でも、ああいう歌って、その時はシュールで楽しいと思っていても
時間が経つと歌えなくなるよね
そういうことが判って来たから、直接は言わない

今思うけど【漂泊者】と【破れたハートを…】を書いて
どっかに落とし前つけたって感じちゃったように
俺の人生の何分の1かの転換期だと思いますよ

プライベートにも出会いがあって、別れがあって
別れがあって、出会いがあった
グチャグチャだったし…転換点だった
でも、これは1年くらい経ってから、ちゃんと語りたい」と答えておられますが

これは、次号に続くインタビューの内容とも絡んでいて
半年間の休業による「結果が出るには1年かかる
プレッシャーもある
言いたいこともいっぱいあるけど、今は言えない」ということらしい
コメント
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