ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

リオ五輪その5

2016-08-24 10:30:00 | 日記
以前に甲斐さんが「誘導ミス」で途中棄権になってしまった
競歩の山崎勇喜選手のドキュメンタリー番組をご覧になって…

「先行していた外国人選手をやり過ごした後に
いきなり係員2人が進路を塞ぐように立ちはだかり、さらにもう1人が加わり
3人で一斉に右に行くよう身ぶり手ぶりで命じたのだ

疑いもなく山崎選手は右に曲がり、トラックの方に入ってしまった
直後、係員は気づいたのだが
すばやく阻止すればまだ間に合ったものを
何故かためらい、そのままにしてしまった

ゴールした彼に別の係員がその残酷な事実を告げ
命を削るようにゴールインした彼はそのまま倒れ込み
担架で運ばれるという前代未聞の出来事になった」

でも、当のご本人は「僕の努力が足りなかったということです
係員さんを責めるつもりはありません
もう過ぎたことですし」とコメント
甲斐さんは「真顔で言ってます。ひとかけらの皮肉もなしに」と驚かれ

「毎日50キロ以上を歩き倒し
食事の仕度をしてくれている監督にケータイをする
[終わりました、帰ります]と言って
ケータイの向こうの相手に丁寧に頭を下げる

彼の言葉、立ち居振る舞い全てが自然体で胸をつく
気がついたら右の目の端から知らずに涙がつたっていた」と記されてます

「大阪で起こった悪夢」のおかげで、一度は逃した北京五輪への切符を
翌年の日本選手権で取り返されたとはいえ

「僕には競歩しかありません
競歩の結果次第で色んな人生が決まって行きますから
人生の全てです」とおっしゃる山崎選手にとって
単なる「ミス」では済まされないことでしょうに、なんたる神対応!

今回、男子50キロ競歩の荒井広宙選手は「接触」による失格が取り消され
無事に銅メダルを獲得できて良かったですね♪

女子5000メートル予選で、交錯し転倒した選手を「助けたのは本能」
その助けた相手に助けられて最下位でゴール

でも「神様は見ている」じゃないけど
審判長の「避けられない事故」との判断で決勝に進出されたそうで
「捨てたもんじゃないな」と…♪

それぞれの競技に打ち込んでおられる他のアスリートの皆さんも
五輪という舞台に立ち、実力を発揮するために

身体を作り、練習で鍛え、食生活に気を配り、コンディションを調え
プライベートも犠牲にしながら「その時」を迎えておられる訳で

こう言ってはナンですけど、「世界最速の男」ボルト選手なんて
たった9秒ちょっとのために4年間を過ごされてるんだなあと…(汗)

もっとも、ご本人によれば「走り出しの良い選手を見ると
[どうやったらあんなスタートが切れるんだ?]と悔しく思う

加速がもたつくと[パニックになるな]と自分に言い聞かせる」そうで
結構、色んなことを考えていらっしゃるらしい(笑)

ともあれ、メンタル面でも緊張やプレッシャーから
かなりナーバスになってもおかしくない状況で
アクシデントや想定外の展開が起きた時
思わず口をついた言葉や咄嗟の行動には「本性(笑)」が出ますよね

男子体操・内村航平選手が個人総合で優勝された際
記者団から採点に疑惑を投げかける質問を受けた時

内村選手に逆転され、0.099点の差で銀メダリストとなった
ウクライナのベルニャエフ選手が

「いったん得点が出れば公平なもの
内村は過去に今回よりももっと高い得点を取っている
そういう質問は無駄と思う」と話されたことに
「人間性ではアンタが金メダル!」と奥さん(笑)

でも「個人総合で今回ほど負けるんじゃないかと思った試合はなかった」
…と追い詰められていらした内村選手が「焦り」ではなく

「高難度で6種目をやりきる選手が出て来たことが嬉しくて
その状況を楽しいと思えた」って、スゴくね?

「もう疲れ切った。何も出ないというところまで出し切って
(金メダルを)取れたので、嬉しいというより幸せ
本当に一番の幸せ者だと思う」とのコメントは偽らざる本心だと思いますが

「個人総合2連覇は、陸上のボルトや
競泳のフェルプスの偉業と並ぶのでは?」と訊かれて

「フェルプス、ボルトは世界中の誰が聞いても判る
内村航平?誰だ?となる」は、ちょっと控えめ過ぎでしょう(笑)

そのフェルプス選手は、ロンドン五輪後に一時引退
飲酒運転で有罪になったり、大麻吸引疑惑で出場停止処分を受けたりと

騒動の末に「間に合わない」と言われた今回のリオ五輪で
23個目の金メダルを獲得
5大会で合計30種目に出場し、逃したメダルは2個だけって…(笑)

「トップレベルにまで戻れるかは自分への挑戦だった
夢が叶った。完璧な終わり方だった」という言葉も「カッケー!」けど(笑)

今年の5月に生まれたばかりのご子息を
「抱いたり、寝かしつけたりするのがたまらない

残りの人生を彼女と息子のために使うのが楽しみだ」というのも
今までいかに「水泳」のためだけに生きて来られたのかを物語ってますよね

そういえば、内村選手も長時間歩いたり、お子さんを抱っこしたりすると
過去に傷めた足首や肩が痛むそうで

ご家族で遊園地などにお出かけになるのは
「引退するまで待って」とおっしゃってるらしい

「リオが最後の五輪」と公言されていたボルト選手は
大会前に「いつも何かに追いかけられる同じ夢を見るんだ」と話され
全盛期を過ぎたことを自覚なさっていたようですが

「100メートル」で前人未踏の3連覇達成後
「いつも同じ夢を見るって言ったろ
でも、それは良い夢なんだ
だって、そいつはいつも僕を捕まえられないんだから」と…(笑)

「北京はただ嬉しかった。ロンドンは挑戦
そしてリオは信じられない気持ちだ
高い目標を持って、やり遂げた自分を誇りに思う」とボルト選手

「僕は最も偉大なスターになろうとしてたんだ
モハメッド・アリとかペレとか…
仲間入り出来ていると良いな」と明かされると共に

「プレッシャーから解放され、ホッとしている
でも、観客や大会が恋しくなるかも知れない」と
複雑な心境も語られてました

そうそう!「アンダーハンド・パス」で
400メートル・リレー銀メダルを獲得した日本チーム

バトンの受け渡しの際に、前の走者が到達したらスタートする「ライン」を
予選の時より「靴4分の1足」分、後ろに下げて
よりスピードに乗ったところで受け取れるように微調整なさったという

でも、ボルト選手は、日本やアメリカと
ほぼ同時にバトンを受け取ったのにも関わらず
普通は減速に繋がるため、やらないとされる「持ち替え」をしても
トップでゴールイン(笑)

表彰式で、日本チームが何ヵ月間もバトン練習していたことを知って
「僕たちは1回しかやってない」とおっしゃったんだとか…(苦笑)

「世界最速の男」に「靴4分の1足」なんて練習をされたら
一体どんな記録が出ちゃうんでしょう?(笑)

一方で、男子テニスの世界ランク1位・ジョコビッチ選手が
リオの1回戦で敗退したことに
「賞金が出ない五輪ではモチベーションが上がらないのでは?」との声が…

でも「自分のテニス人生で最も辛い敗北の一つ
五輪だからね、他の大会とは全然違う」と
涙を浮かべて話された様子からは、無念さが滲み出ていたと思います

同じく「オリンピック」にこだわられ
賛否両論あった「カンボジア代表」猫ひろしさんは
ゴール手前1キロ辺りでフラフラになっておられたところを

追い上げて来たヨルダンの選手に
背中をポンッと叩かれて気力が戻り
お二人でデッドヒートの末、23秒早くゴール
このヨルダンの選手の方は「猫好き」でいらしたんでしょうね(笑)

余談ですが、奥さんは
白井選手が、選手村でお一人だけ別の部屋に割り振られたらしく

「みんなと一緒じゃないと寂しい」と
内村選手たちの4人部屋にベッドを持ち込まれた話を聞いて
「めっちゃ可愛い♪」とチーム最年少の「末っ子」キャラに萌え〜(笑)

「ゆか」の金メダル大本命と言われた白井選手が
まさかの4位で演技を終えられた後

(最大の目標だった「団体優勝」を達成したため)
「気持ちの切り替えがまだまだ子供だな」とおっしゃったのが
印象に残ったらしいんだけど

この方は「ホントに19歳?」って思うくらい
しっかりした受け答えをなさる方ですよねぇ?(笑)
コメント
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