この機関紙の第1号から3号まで、松藤さんと亀和田武さん
甲斐さんと松坂慶子さん、大森さんと放駒親方という風に
甲斐バンドのメンバー紹介的な「対談」が特集され
いよいよ本格的な紙面作りが始まるのかな?と思いきや
第4号は「甲斐よしひろ緊急インタビュー」
イヤ、本来は突然の「ライブ活動休止宣言」について
詳細を語ろうというものだったみたいですが
その取材の前に「予定外の記者会見」が行われたことにより
内容の変更があったようです
この緊急インタビューの冒頭には
「[記者会見]は、会見する者のテリトリーを無視した
不特定多数への結果報告だ
[名の通った人]が結婚する、離婚する、子供を生む、引退する、同棲する
すると報道陣は、よってたかって[記者会見]を迫る
会見する者の名を辛うじて知っている程度の記者が
不特定多数の[代表]として質問を浴びせる[追求]する
[そうすることが正義だ]彼らは暗黙の内に、そう語る
そして、その一部分だけを切り取って
それがあたかも会見した者の総てであるがごとく報道される
それがカラクリだ。百も承知のカラクリだ
そこに甲斐よしひろは、敢えて出た
俺達が知りたいのは[敢えて出た]その真相だ
直接、本人の口からまぎれもなく俺達に向けられた甲斐のメッセージを聞く以外
信じられるものは、ない」と書かれているんだけど
奥さんによれば、結婚・離婚、長岡さんの脱退も、後の甲斐バンド解散も
新聞・雑誌などで第一報を受けたにしろ
いつも甲斐さんご自身がラジオで報告なり説明なりしていらしたので
この「結婚報告」もいずれ近い内に…と思っていたらしい
ただ、それまでと違って「会見」という形での「報告」は
甲斐さんの言葉ではあっても、思うように話をなさっているようには見えず
何より「ザ・芸能人(笑)」とばかりに
芸能記者と向き合っておられる姿に「違和感」を覚えたんだとか…
このインタビュアーの高橋竜一さんからも全く同じ疑問を投げかけられ
甲斐さんいわく…俺はやりたくはなかったよ。あれは汚点さ
生命を取るか、イメージを取るか、そのどちらかだった
子供の生命か、バンドのイメージかということだったね
記者会見もしないで、テレビにも出ないで
俺達だけで穏やかに籍を入れても
それだけじゃ済まされないっていう連中や、その世間のためさ
俺はシンガーで、彼女は女優な訳だから、どんどん追って来るさ
俺はまず(そのゴタゴタを)ツアーの途中でやるのはイヤだったのね
ステージの上から華やかに発表して済ますことだって出来るよ
だけど、そういう遣り口はやっぱりあざといしね
ステージっていうのは、ちゃんと金を取ってひとつのショーを見せてる訳だから
途中でそういうことを言って、動揺を与えて
その後、何曲か歌ってコンサートを終わらせるなんてことは絶対にヤバイよ
俺達はそういうやり方はイヤだから
12月のステージが全て終了した時点で
穏やかに籍だけ入れて済ませようと思ってたのね
…と、不本意ながらの「会見」だったことを話されると
「それは誰にも発表せずに?」と高橋さん
甲斐さんは「こういうことだからといって
誰彼となく無差別に言いたくはないよ
つまり、俺達が今までコンサートをやって、年間20万人の人達が来てくれた
LPを出して、20万人の人達が買ってくれた、その人達だけでいいのよ
俺がこう考えてて、こうやりたいから
こう生きるんだってことを
伝えたいのは、そこにいる人だけになのね
テレビの3時のなんとか見てる人って
極端に言ってしまえば、やっぱり関係ないもん」と答えておられます
甲斐さんによると…当時、各局のワイドショーが
今で言うエンタメ・コーナーに力を入れ過ぎたために
「誰それが結婚」という1日で終わってしまうネタではなく
長く続くネタを求める傾向があったらしく
実際にレコード会社の方が、あるレポーターの方から
「うまく行きそうな仲が壊れた方が長ネタになるし
徹底的に逃げてくれた方が、格好のネタになる」と
話されてるのをお聞きになったそうだ
「俺達は[ボニーとクライド]になるか
あんな風に記者会見するかしかなかった
彼女は女優で、当然有名税はある
この業界で食ってたんだから、苦しまなきゃならない
俺だって、有名税はありますよ
ええ、甘んじましょう
だけど、生まれて来る子供は何の罪もないよ
もし、俺達がボニーとクライドになって
その子の命がなくなったら誰が責任とるの?
だから、出て行ったんだよ、あの場所に
誰だってイヤさ、俺達を好きな人はみんなイヤさ
多分、一人残らずイヤだろうね
だけど、子供は何とか産まなきゃ、しかも丈夫に、安全に
要するに一番カッコ悪い方法を取らなければならなかった訳よ
一番したくないことをして、引き換えにより安全な状態を取った」
…と話されてますが、後にたぶん?ラジオで
「俺は子供にとって良い父親になれるかどうか判らないけど
少なくとも、お前が生まれて来る前には
父親としてやることはやったんだっていう思いはあるよね」とおっしゃっていたんだとか…
甲斐さんと松坂慶子さん、大森さんと放駒親方という風に
甲斐バンドのメンバー紹介的な「対談」が特集され
いよいよ本格的な紙面作りが始まるのかな?と思いきや
第4号は「甲斐よしひろ緊急インタビュー」
イヤ、本来は突然の「ライブ活動休止宣言」について
詳細を語ろうというものだったみたいですが
その取材の前に「予定外の記者会見」が行われたことにより
内容の変更があったようです
この緊急インタビューの冒頭には
「[記者会見]は、会見する者のテリトリーを無視した
不特定多数への結果報告だ
[名の通った人]が結婚する、離婚する、子供を生む、引退する、同棲する
すると報道陣は、よってたかって[記者会見]を迫る
会見する者の名を辛うじて知っている程度の記者が
不特定多数の[代表]として質問を浴びせる[追求]する
[そうすることが正義だ]彼らは暗黙の内に、そう語る
そして、その一部分だけを切り取って
それがあたかも会見した者の総てであるがごとく報道される
それがカラクリだ。百も承知のカラクリだ
そこに甲斐よしひろは、敢えて出た
俺達が知りたいのは[敢えて出た]その真相だ
直接、本人の口からまぎれもなく俺達に向けられた甲斐のメッセージを聞く以外
信じられるものは、ない」と書かれているんだけど
奥さんによれば、結婚・離婚、長岡さんの脱退も、後の甲斐バンド解散も
新聞・雑誌などで第一報を受けたにしろ
いつも甲斐さんご自身がラジオで報告なり説明なりしていらしたので
この「結婚報告」もいずれ近い内に…と思っていたらしい
ただ、それまでと違って「会見」という形での「報告」は
甲斐さんの言葉ではあっても、思うように話をなさっているようには見えず
何より「ザ・芸能人(笑)」とばかりに
芸能記者と向き合っておられる姿に「違和感」を覚えたんだとか…
このインタビュアーの高橋竜一さんからも全く同じ疑問を投げかけられ
甲斐さんいわく…俺はやりたくはなかったよ。あれは汚点さ
生命を取るか、イメージを取るか、そのどちらかだった
子供の生命か、バンドのイメージかということだったね
記者会見もしないで、テレビにも出ないで
俺達だけで穏やかに籍を入れても
それだけじゃ済まされないっていう連中や、その世間のためさ
俺はシンガーで、彼女は女優な訳だから、どんどん追って来るさ
俺はまず(そのゴタゴタを)ツアーの途中でやるのはイヤだったのね
ステージの上から華やかに発表して済ますことだって出来るよ
だけど、そういう遣り口はやっぱりあざといしね
ステージっていうのは、ちゃんと金を取ってひとつのショーを見せてる訳だから
途中でそういうことを言って、動揺を与えて
その後、何曲か歌ってコンサートを終わらせるなんてことは絶対にヤバイよ
俺達はそういうやり方はイヤだから
12月のステージが全て終了した時点で
穏やかに籍だけ入れて済ませようと思ってたのね
…と、不本意ながらの「会見」だったことを話されると
「それは誰にも発表せずに?」と高橋さん
甲斐さんは「こういうことだからといって
誰彼となく無差別に言いたくはないよ
つまり、俺達が今までコンサートをやって、年間20万人の人達が来てくれた
LPを出して、20万人の人達が買ってくれた、その人達だけでいいのよ
俺がこう考えてて、こうやりたいから
こう生きるんだってことを
伝えたいのは、そこにいる人だけになのね
テレビの3時のなんとか見てる人って
極端に言ってしまえば、やっぱり関係ないもん」と答えておられます
甲斐さんによると…当時、各局のワイドショーが
今で言うエンタメ・コーナーに力を入れ過ぎたために
「誰それが結婚」という1日で終わってしまうネタではなく
長く続くネタを求める傾向があったらしく
実際にレコード会社の方が、あるレポーターの方から
「うまく行きそうな仲が壊れた方が長ネタになるし
徹底的に逃げてくれた方が、格好のネタになる」と
話されてるのをお聞きになったそうだ
「俺達は[ボニーとクライド]になるか
あんな風に記者会見するかしかなかった
彼女は女優で、当然有名税はある
この業界で食ってたんだから、苦しまなきゃならない
俺だって、有名税はありますよ
ええ、甘んじましょう
だけど、生まれて来る子供は何の罪もないよ
もし、俺達がボニーとクライドになって
その子の命がなくなったら誰が責任とるの?
だから、出て行ったんだよ、あの場所に
誰だってイヤさ、俺達を好きな人はみんなイヤさ
多分、一人残らずイヤだろうね
だけど、子供は何とか産まなきゃ、しかも丈夫に、安全に
要するに一番カッコ悪い方法を取らなければならなかった訳よ
一番したくないことをして、引き換えにより安全な状態を取った」
…と話されてますが、後にたぶん?ラジオで
「俺は子供にとって良い父親になれるかどうか判らないけど
少なくとも、お前が生まれて来る前には
父親としてやることはやったんだっていう思いはあるよね」とおっしゃっていたんだとか…