ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

一理あり…3

2015-12-13 08:38:47 | 日記
大相撲秋場所で、横綱・鶴竜が立ち合いで変化したことについて
賛否両論が飛び交いましたが

恵まれているとは言い難い体格で、最高位まで登りつめたことは評価なさる方も
堂々と受けて立つべき「横綱」には許されることではない…とか

「横綱相撲」という言葉があるように
本来は格下の力士がする奇襲であり
あってはならないものを見た感じがする…とか

「相撲」は、単なるスポーツではなく「神事」でもある
どんな手を使っても勝てばいいというものではない
勝負に勝って相撲に負けたようなものといった意見が多く
それは先日の横綱・白鵬が「猫だまし」を行なった際にも再び耳にしました(苦笑)

急逝された北の湖理事長も「横綱としてやるべきじゃない
稽古場ならいざ知らず、前代未聞じゃないのか」と辛辣に話されてたけど

「白鵬は安定感と体の大きさ、柔らかさが強みだね」と
その力量を評価なさっていたからこそ
余計に残念に思われたんじゃないかと…?

ご自身は「憎らしいほど強い」と言われ
「アンチ」派の方も少なくなかった大横綱でいらっしゃいましたが
「横綱の勝ち越しは最低でも12勝」という信念と「自分には土俵しかない」との思い

179㎝、170㎏の体格にモノを言わせて…と思われがちだけど
実は抜群の記憶力と、腰の振りだけで相手の上手を切る絶妙な技術が
その強さを支えていたそうだ

同じ「ニッパチ」組として「まだ早過ぎる」と残念でなりませんが
甲斐さんも以前から「この年に生まれた人間は個性が強いよねぇ(笑)」と話され
同い年の方を挙げられる際には、よく北の湖理事長のお名前を出されてましたよね

石田伸也さんのツイッターでも
甲斐さんがショックを受けられていたと呟かれてたし
きっと淋しく思っておられるんでしょう

でも「憎まれっ子、世に憚る」説に則れば
皆さんから慕われていたと証明されたってことですね(笑)

それはさておき…「技のデパート」と呼ばれた
舞の海秀平さんみたいに小柄な力士の方なら許されて
体格が良かったり、格上だったりすると非難されるのはオカシイという方や

「綱が泣く」との批判は的外れであり
勝負の手をアレコレ考え、工夫するのは当然で
立派なテクニックの一つだとおっしゃる方

また、今や日本の角界は外国人力士によって支えられているため
日本人が考える力士像を押しつけるのは無理ではないか?とか

「国技」や「神事」といった品格に固執せず
プロ格闘技として、興行として楽しめば
「張り手」や「変化」も盛り上げるための要素の一つであり
注目されれば「ごっつぁん」なのだ(笑)という意見も…

ちなみに…相撲の決まり手は「四十八手」ではなく、82手あるらしく
「勇み足」や「腰くだけ」など、一方の力士の自滅的な動きで勝負が決まっても
「非技」と呼ばれ、決まり手には含まれない

最近は「寄り切り」「押し出し」「はたき込み」で、半数以上の取り組みが決着していて
「つり出し」や「外がけ」が珍しくなったのは、大型力士が増えたからと言われてますが
現状の決まり手に当てはまらない勝負も多いようです(苦笑)

もっとも、こぶしで殴る、頭髪を掴む、胸や腹を蹴るなどの「禁じ手」は変わらず
髷を掴んで物言いがつくことも少なくないんだけど

勝負に物言いがついて、審議の結果
立行司の「さしちがえ」となれば、進退伺いを立てるのが慣例とされているのは
左腰に差した短刀が物語る通り

かつては、切腹も辞さない姿勢で取り組みを裁いていた名残りで
そういう意味では、やはり「エンターテイメント」以上のものかなあと…?
古い人間でスミマセン!(汗)

でも、こうした「暗黙のルール」というのは
どんなスポーツにもある訳で
例えば、野球のU18W杯の際には
「8-0」で大きくリードしていた日本が
二塁への盗塁を2回成功させたことに対して
「国際大会のマナーが判っていない」と批判の声が…(汗)

メジャーリーグでは、大量リードしたチームが
試合終盤に盗塁することはマナー違反であり
日本でも2008年から、守備側が無関心なら
公式記録員の判断で盗塁を記録しないようになっているそうだ

この大会では、全て記録されたらしいんだけど
明らかに実力差があり、盗塁をしなくても楽に勝てたという指摘がなされたみたいです

日本チームとしては、10日間で最大9試合を20人の選手で戦うハードな日程を考慮し
コールドゲームに持ち込んで、少しでも負担を軽くしたいとの思惑があり

また、何よりも選手たちは最後まで全力でプレーすることが
相手を敬うことだと少年の頃から教えられ育って来ているし
実際に礼儀正しく、キビキビと動く日本の野球は
国際的にも評価されているんだとか…

盗塁や送りバントなどの高校野球では常道のプレーが
海外では「姑息な手段」と捉えられるって聞いたことはあるけどねぇ…(苦笑)

ただ、その高校野球でも
かつて松井秀喜さんに対する敬遠が問題視されたことがありましたが
高校生らしく「正々堂々」と勝負して、美しく敗れたなら
健闘を称えられたんでしょうか?(苦笑)

あの時のピッチャーは、同じ高校生として
松井選手と勝負したかったのかも知れないし
それよりもチームが勝つことの方が大事だと思ったのかも知れません

まあ、奥さんは、松井選手の後のバッターが
チャンスをモノに出来なかったことの方を気にしてましたけど…(苦笑)

そういえば…桑田真澄さんは、PL学園時代に
4ボールを出した後のバッターは、初球を見送るというセオリーを生かし
「このバッターとは、ストライク2つで勝負すればいい」と
ポジティブに考えておられたそうだ(笑)

「高校生らしからぬ」という表現をどちらの意味で受け取るか?悩ましいですね(笑)

余談ですが…奥さんは以前に甲子園で
鉄人・衣笠選手のスクイズを見たことがあるんだけど

打撃不振でも連続出場記録更新中のご自身を
使い続けてくれる監督やチームのために
自らサインを出されたという

当時は、熱心な阪神ファンだった奥さんですが
阪神が負けても「イイモノが見れた♪」とゴキゲンで帰って参りました(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする