ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

一理あり…2

2015-12-12 06:01:58 | 日記
少し前に愛知県小牧市の「ツタヤ図書館」計画が
反対多数という住民投票の結果によって白紙に戻ったとのニュースがありましたが

駅前活性化のために「単なる図書館では難しい」と民間活力を導入する
計画自体は悪くないと思うんだけど…

実際、佐賀や神奈川には「ツタヤ」を展開する
「CCC」と連携した図書館が開館してるみたいだし
さらに4ヵ所で同様の計画が進んでいるらしいし
書店やカフェなどを併設するのにかかる
42億円という建設費用さえ見直せば、民意も変わるんじゃないかと…?

図書館離れ…というより、活字離れは今に始まったことではありませんが
携帯電話の普及が拍車をかけているようで
若年層では、1日の平均読書時間が31分なのに対し、携帯・スマホの操作時間は163分
読書時間0分の学生は、平均より更に15~20分長いらしい(汗)

当然、本の購入費も激減している訳だけど
一般の書店にとっては、その購入先がネット書店に移っていることも問題で
最近では出版社が直接アマゾンに卸すケースも増えており

出版社に託された取次会社から配本される
従来の仕組みに不満を覚えた紀伊国屋書店は
売れ残っても返品できないリスクを抱えながらも
村上春樹さんの新刊の初版10万部の内、9万部を買い取ったそうだ

でも、一方で「紙の本」ではなく「電子書籍」サービスを利用して本を読む方が増え
各書店は集客のために立ち読みならぬ
「座り読み」のスペースを設けたり
ブックフェアやサイン会にも知恵を絞っているという

ジュンク堂書店では「ジュンク堂に住んでみたい」とのツイートを受けて
リアル書店ならではの魅力を発信しようと
店内で一晩過ごせるイベントを開催(笑)

参加者にはマットや飲食物が配られ、夜10時から翌朝8時半まで
本棚の間の通路に寝転んだりしながら、思う存分読書を楽しんだ後
住んだ証として「住民票」を交付されたんだとか…(笑)

余談ですが、自称「活字中毒」の甲斐さんによれば…
「読むものがないと新聞の折り込みチラシでさえも読んでしまう」くらい(笑)
「何か体に文字を入れておかないと落ち着かない」ようで

かつて奥さんも手元に本がなくて
仕方なく時刻表を眺めたことがあるらしいんだけど(笑)
コレがナカナカ面白かったみたいで
今も甲斐さんのツアーに合わせて、毎回買い替える度に
隅から隅まで熱心に読み込んでます(笑)

活字中毒の方が皆さん「紙の本」を愛読なさっているのかどうか判りませんが
甲斐さんは「真新しい紙が放つ独特の匂いが好きなのだと思う」と…
もっとも、奥さんは古本の匂いも捨てがたいと言ってるんだけど…(笑)

あっ!そういえば、電子書籍も画面を繰る際に
紙の本のページをめくるような操作が出来ると聞いたことがある気が…?

ともあれ、先日の「民主主義フェア」についての「偏り」批判を見る限り
意外と(失礼!)リアル書店に関心を持たれている方が多いんじゃないかと…?
まあ、騒動のきっかけが店員さんのツイートにあったってトコが
「イマドキ」だとは思いますが…(苦笑)

ただ、同様のフェアを企画する書店が
お客の顔色を窺ってビクビクしているというのはナンだかなあ…

確かに、政治や宗教をテーマにするからには
慎重にならざるを得ないんでしょうけど
「フェア」で、お店の個性をアピールしたいのなら
独自のコンセプトを打ち出さないと魅力的なものにならないとも思います

いつぞやの「甲斐よしひろが選ぶハードボイルド100冊」なんて
大御所作家の著名な作品を外した上に「散歩の時に何か食べたくなって」とか
「私、女子プロレスの味方です」といった作品が選ばれていて(笑)
読者に「ナゼなんだろう?」と考えさせる楽しみもあったんじゃないかと…(笑)

それはさておき…神戸・元町にあった名物書店「海文堂書店」は
お客との雑談に気さくに応じ
棚にどんな本を置くかを担当者が自分で決めたり
単行本を買おうとする方には、お得な文庫本があることを教えたりして(笑)
常連客を獲得していたらしいんですが

当時は、近隣にも個性的な書店が多く存在していたこともあり
「ごく当たり前のサービス」だったんだとか…

早川義夫さんが経営されていた本屋さんも
店主の方(笑)の思い入れのある作品が並んでいたそうだけど

奥さんも学生時代に地元の書店で「甲斐バンド」関連の本…
(何だったかは覚えてませんでした)…を予約した際
年配の男性店員の方が「この出版社からこの手の本が出るのは珍しい」と
独り言のようにおっしゃったのが印象的で
以来、足しげく通うに連れ

目当ての本が見当たらない時など、この方に訊ねると
「どこそこの棚の何段目の右から何冊目に置いてます」と答えが返って来たりして
「このおじさんはタダモノではない」ことに気づいたらしい(笑)

ちなみに…地方の書店とはいえ
駅に直結したテナントビルのワンフロアの8割ほどのスペースがあり
蔵書数も少なくはなかったみたいです

毎月、どっさりまとめ買いをする奥さんに
その男性は、奥さんの好きそうな本を勧めて下さったり
また、うっかりダブって買ってしまいそうな時に注意して頂いたりしたという
…って、その方の記憶力スゴくね?!(笑)

最近、新聞の投書欄に…本が売れないのは
図書館での新刊貸し出しに原因があるという
作家や出版社が
新刊本に限って、発売から1年間は貸し出しをしないよう求めたとの記事について

「売れないのは図書館のせいではなく
内容が面白くないからだ(苦笑)」とか
「貸し出しがどれくらい売り上げに影響しているのか実証されている訳ではない」という
利用者の方の意見もあれば

「本来、増刷できたはずの本が、貸し出しによって出来なくなっているのは事実」
(一般的に初版の9割が売れて、やっと採算ラインに乗り
利益は、増刷分からになると言われているらしい)

「一つの図書館が複数冊を購入し、充実化を図れば
個人の書店は元より、出版社が倒産の危機にさらされるのも頷ける」という方もおられました

図書館に本を供給する出版社が無くなるのは困るが
読みたい本を全て購入するのは、経済的に難しいからこそ
図書館を利用しているとおっしゃる方は…

待てる人は1年でも待つかも知れないけど
借りられないなら読まなくてもいいという人は
ますます活字から遠ざかってしまうのでは?…と心配され

作家の方は、本を「買って貰う」のと
「読んで貰う」のとどちらが大事なんでしょう?と…(苦笑)
それがツライところですよねぇ(笑)

やはり、ひとつの図書館につき1冊のみ
貸し出し開始は数ヶ月後くらいが良いんじゃないかと…?























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする