ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

博多祇園山笠その3

2013-07-04 18:40:02 | 日記
山笠の前方の台の上【台上がり】に乗るのは

本来【取締】の務めらしいのだが
【総務】が乗る流もあるそうだ

もとより、山笠には
表(前)と見送り(後ろ)に3人ずつしか乗れない(苦笑)

(町内や自宅周辺をかく時などには若手も台に上がれるようだ)

各流によって町内会の数や当番の順序は違うけど

櫛田入りの台上がりを務めることが出来るのは何年に1度らしい

しかも、流は7つあるから
一番山笠は7年に1度しか巡って来ない

毎年、一番山笠の台上がりは櫛田入りの際

境内で『祝いめでた』を歌い『手一本』を行う

この上もない名誉に浴するには

もちろん普段の心がけや人望が必要不可欠だろうけど

それ以上に運や巡り合わせが大きく作用するようで

全ての条件が揃っても
たまたまその時、喪にかかってしまったり(泣)

どんな役職でも順番が回って来た時にキチンとやっておかないと

自分がやりたいと思った時に出来ないことがあるという


追い山で最も重要なのは
どれだけ短時間で櫛田入りが出来るか?だそうだ

奥さんは、その櫛田神社近くのスタート地点で

待機している男性たちの顔を見るのが好きらしい(笑)

高まる緊張と興奮で
少し怒ったようにも見える表情

確かに皆さん、引き締まったイイ顔をされてます(笑)


15日間に及ぶ祭りのクライマックス♪

準備期間を含め、長い時間を費やして来たのも全てこの日のため

でも、ひとつの流が博多の町を駆け抜けるには
ものの30分もあればいい(笑)

役目を終えた山笠を
その日の内に壊してしまう流も少なくないそうだ(汗)


それまで祭りのこと以外、何一つ手につかない程

のぼせていたことが嘘のように
静かな日常が戻って来るという

ボクの感覚だと
祭りの後には一抹の寂しさと虚脱感が押し寄せて

当分、何をする気にもならないんだけど…(苦笑)

きっと博多の方々は
全力で祭りに取り組んだ達成感と共に

また来年の山笠に備えて
日々の務めに勤しむことが出来るのでしょう

例えば年賀状に

『山笠まで余すところ半年になりました』(爆)とか

『再来年は一番山笠とあって
身の引き締まる思いです』(爆)とか

冗談ではなく書かれる方がおられるらしい(爆)


奥様方は普段の仕事や家事・育児の他に

期間中、頻繁に行われる【直会(なおらい)】という

山笠についての情報交換や
反省会を兼ねた宴会(苦笑)の準備・後片付けや

他所から来られるかき手の方のお世話もされるそうだ(汗)

今は、洗濯機や乾燥機があるけれど
以前はこの梅雨の時期に
法被や締め込みを洗い乾かすのに一苦労だったらしい(汗)


甲斐さんのお母様も大変だったでしょうね(汗)

ただでさえ、家族は全員男性だし(笑)
お店には住み込みの職人さんもいらっしゃったようだし…

それでも博多の女性たちは
ご主人を助けて裏方の仕事をしながら

息子さんたちの成長していく姿を楽しみにしておられるという

甲斐さんいわく…

『祭りの洗礼を受けて大きくなって来た
それだけでも博多に生まれて良かった』

もし、また男に生まれ代われるとしたら

今度は是非、博多に生まれてみたいです(笑)
コメント
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