goo blog サービス終了のお知らせ 

こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

コシヒカリとコシヒカリBL

2016年07月23日 17時35分34秒 | Weblog
「コシヒカリBLとコシヒカリは別の品種だそうですが、表示はコシヒカリと書いてあります。自分の知る限りどこのお店でもそうなっていると思うのですが、不当表示、偽装表示には当たらないのでしょうか」という問い合わせがあった。
 
この問題を、オープンで語ると、幾ら自分でも危ない。
なので今回は、本人に直接メールで回答をした。
 
書いても問題ないだろう部分を言えば
玄米出荷時は、農産物検査法に基づいて「産地品種銘柄:新潟県産コシヒカリ」「品種名:コシヒカリBL」
精米時では、JAS法に基づいて「品種名:コシヒカリ」
このために購買する消費者は、「コシヒカリBL」と本来の「コシヒカリ」とを区別することが出来ない。
 
コシヒカリBLは、コシヒカリに「いもち病」に強い性質だけをプラスしたお米
食味や品質は、従来のコシヒカリと同等
いもち病の防除回数を減らすことができるため、農薬使用回数を約25%削減できる
新潟県内でしか栽培されていない
DNA鑑定により新潟県産であることを証明できる

という程度であろう。
  
現実として、コシヒカリBLは、病気に対する遺伝子などが異なっているために、品種登録上はコシヒカリとは別の品種と扱われてしまい、同一品種として登録できなかった。
DNAが違うのに、同じコシヒカリを名乗っている。
これは、誰が考えても変なことであろう。
 
J-GAPであれば、通用するかもしれない。
しかし、G-GAPとなると、果たしてこれは通用することなのだろうか。
 
問い合わせをしてくれた消費者の疑問は、自分としては正しいと思う。
しかし、残念ながら、これについては、ここまでが限界だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コメントを断った

2016年07月23日 09時06分06秒 | Weblog
某マスメディアから、新米。新品種情報でコメントしてほしいという打診があった。
 
品種は
・青森県の「青天の霹靂」
・今年デビューする岩手県の「銀河のしずく」
・その他、期待出来る産地品種
(ゆめぴりか・つや姫・さがびよりは、当たり前となったことから、情報に載れず)
 
お米の消費拡大になるので、自分としてはコメントしてあげたいが、2品種とも、全く情報を持っていない。
 
持っている情報は、品種のHPやFBの内容のみ。
それだけなので、自分がコメントする必要もない。
 
「美味しさはどうでしょうか」の質問。
「どのブランド米と比べると、消費者はよいですか」の質問。
「期待できますか」の質問。
「どこで買えますか」の質問。
「どんなおかずと合いますか」の質問。
 
自分としての考え方は伝えた。
しかし、メディアで使用するには、貧弱すぎるコメント内容。
よって、使用しないでほしいと伝えた。
 
新米時期となったことから、これからお米に対する問い合わせが増えるとは思う。
でも今年は、話題になる品種が無い。
なので、情報として盛り上がりに欠けることだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

28日ダウンタウンDX

2016年07月23日 08時39分00秒 | Weblog
7月28日
日本テレビ「ダウンタウンDX」
http://www.ytv.co.jp/dtdx/index.html
 
某産地の某品種が、番組内で使用されます。
興味のある方は、ご覧になってください。
 
某産地は、失速を続けている産地。
某品種は、某産地を代表する品種ですが、流通が無い超高品質・差別化米を使用しています。
 
まだまだ決定とはなっていませんが、もしかしたら、和穀の会会員の米屋の一部店舗のみ。
この「流通が無い超高品質・差別化米」を販売することが出来るかもしれません。
 
それも考慮して、時間がある方は、ご覧になってみてください。
(あくまでも予定ですので、放送されない場合は、ご容赦を!)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする