超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

異国迷路のクロワーゼ 第10話「魔術幻燈」 感想

2011-09-05 01:55:04 | アニメ







湯音の天使っぷりが凄い。別の生き物みたいだ。





この作品の根底に流れるテーマの一つとして
異文化同士の交流
それが交わる楽しさ、っていうものがあるんですが
湯音があの幻灯機を見て最初は驚いたものの、どこか懐かしさを感じられたっていうのは
元々幼い頃お姉さんに見せてもらってた影絵の影響があったからで。
ここでもそんな文化の重なりが見られて
それで喜んでる湯音やアリスを観るのが本当に楽しかった。些細なことで驚いて
ドキドキもワクワクもめいっぱい感じて
それを誰かにも分け合って。そんな嬉しさや楽しさの伝染がたまらなく心地良かったんですけど
湯音自身もきっと誰かにそんな想いを沢山分けてきたと思うんですね。
それはアリスだったり、オスカーだったり、街の人々だったり、
そして・・・クロードだったり。

湯音自身が街の人々に少しずつ受け入れられてるみたいで
あれから少しずつ信頼されていったんだなあ、っていうのもしみじみしましたが
何よりアレだけえばった態度を見せていたアリスが
席を譲ったり、
地べたに座って幻灯機を楽しんだり・・・初期では到底考えられなかったこと。
そんなアリスの気持ちにも作用してるし、
当然それはクロードにだって伝わってる。親父と比較されたくないのは分かる
けど親の意志を継ぐのもある意味では子供の仕事でもある。
だから
今はもういない「彼」の心を継いで、クロードが本当に素晴らしい看板を作れれば・・・
ってCパートの演出は切な過ぎてちょっと不意に泣きそうになった(笑)。
「いたらいいのに」、って。
そうやって思うという心が大事っていうオスカーの言葉が
クロードに掛かって来るというのはある程度予想はしてたんですけど
同時に胸がキュッと締め付けられるような感触もありましたね。
そんな湯音がクロードの事を強く思う気持だとか、そういう「心」でこの物語は動いてる感覚があって
それが個人的に凄くツボなんですよねえ。
心が満たされたような感覚になります。毎週観てて。子供扱いされってムッとする場面だったり
大分感情を表に出すようにもなってきてて、そんな湯音の変化具合も見所でしたね。




デフォルメされたキャラの可愛さもさることながら、
個人的には町中に飾られた親子3代の看板たちをみて湯音が頬を緩ませるあのシーン
クロードたちの作った看板を誇りに思うようで実直に素敵でした。
オリジナル回なのに違和感なくてそこも嬉しかった部分です。そういう情感を読み取れれば
この物語はより一層心に強く残るものになるんでしょうね。

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魔乳秘剣帖 第9話「つぼみの恋」 感想

2011-09-05 01:46:49 | アニメ






何故か泣きそうになってしまう。




この物語は巨乳至上主義で貧乳真っ向否定の作品のように思われてるけど
そんな上辺だけの評価は要らないんです。
貧乳否定の設定でありながら、貧乳の喜びだったり、貧乳の幸せを描いている。
そんな素敵なお話の展開に
最後は涙腺まで緩んだんですけど、先々週も確かそうだったんですよね。日本だと感動が優先されるせいか、
エロが軽視され・・・
ってこの物語にも感動はきちんとあるんだよ!(笑)。
だから黙って見なさい、と。
表層部分をなぞってるだけじゃ物語の真の面白さは掴めないんだぜ。
失笑も苦笑もクソ喰らえって話だよ。

なんて攻撃的(?)な言葉ものたまいつつ
純粋に恋物語として秀逸な回でした。なんでしょうね、魔乳って何気に構成のレベルが高い気がします。
しっかりとネタ要素を組み込みつつ
最後は王道の展開で〆る!
そんな計算された美しさのなんと素晴らしい事よ。断言してもいいが光があろうがなかろうが
今期の中でも3指に入る傑作・・・それが魔乳だ!
個人的には規制が強かろうが、物語がキチンと出来てて面白いって思えればそれで万事OKなのです。
って訳で、最終的には楓さん超美人だった!って潔い言葉で今週のメイン感想は終わらせて頂きます。
少数派が無価値だって言われようが
それを選んだ人がいる時点で無価値なんかじゃ全然ないんですよ。
何も乳じゃなくても、身体のどこでもなんでもいい、見た目が他人より劣っていても
愛してくれる人のありがたさ、優しさ、大切さ。
結局描きたかったのはそこの様に思います。個人的にはね。




楓ってコメディパートに於ける重要な役割を担ってたのは間違いないんですけど
いつもはネタ的な、笑いの要素にされてたキャラだけあって
これだけ真面目に恋愛されるとそのギャップも凄まじく、正直ドキドキして魅入ってしまった位でした。
それってギャップ以上に相手役の佐小路さんも魅力的な男性だったのも大きいですね。
登場したばかりなのに早くも「ベストカップル」って単語が脳内に。
当初は裏があると思ってたら
意外とイメージ通りの純真な青年だった、っていうのも逆に裏をかいてて良かったですね。良回でした!


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日常 第23話「日常の第二十三話」 感想

2011-09-05 01:22:04 | アニメ







上出来じゃないでしょうか。





①上出来PART1 桜井先生のお部屋チェック上出来じゃないでしょうか

これはね、確かに面白かったし
原作でも屈指のネタだし
ニヤニヤっぷりも半端ではなかったんですけど
正直な話、自分も学生時代自分の部屋を勝手に掃除されると実はキレてました(笑)。
あの年代になると、本当に自分の部屋にずかずか上がりこまれるだけで
気が立ってしまう、というのは分かるし
何より「これがベストな配置」って実際自分も言った事のあるセリフで吹いた(実話)。
思春期の男子には要らない自分ルールが備わっているものなのです。
でも、あのエロ本を発見したのは
コメディ的にはとってもグッジョブなのです!って事で。
どっちも照れてて、どっちにニヤニヤすればいいんだか迷っちゃうよ(笑)。



②上出来PART2 ウェボシーの勇気ある告白

格好だけパンクでも
実際そいつがパンキッシュな奴だなんて分からないのです。
むしろ、一見普通そうな奴の方が精神的にパンクだったりね。
まあそもそも中之条くんはパンク好きだからああいう格好をしてた訳でもないんだけどね(笑)。
しっかし告白しにいったはいいものの
髪がないだけでアウトなんですね。
いや、まあ正直あれに告白しろって言われてもキツいのは分かるけど、
性格がさ・・・
って性格もそこまで良くは無いか(笑)。
いつぞやの発狂っぷりは観てて怖かったし。親父継いでれば彼女出来たのに、って考えると
幾分もったいない気もしますね。
まあ、その、頑張れ中之条くんってオチで。

とかいいつつ、この話で一番の収穫は安中さんが出てきたこと!!(笑)。これが総てでした。天使やねん。



③上出来PART3 はかせと麻衣の奇妙な愛情

これはね、普通に良かった。
普通に可愛くて、ほっこりして、温かくて。
こういう普通の話も出来たのね、って思ったのと同時に
麻衣ちゃんって実は相手を喜ばせる事が好きなのかな?とか
犬だって
本当は遊ばせる為だったんじゃないかな、とも思えてきた。結果的にアレだったけど
ゆっこやみおにだって、ツッコミ待ちというか楽しませるのが目的なんじゃ?
って考えると
彼女も彼女で実は思いやりに溢れたキャラだったりするのかな、とも思えた
さり気に良い感じのお話しでした。はかせの無邪気な子供っぷりがまた可愛いんだよなあ。
二人で歌うEDも心休まる感じで上出来じゃないでしょうか。




みおの走馬灯ネタでもあったけど、京都アニメーションはああいう雰囲気を盛り立てる演出が
本当に上手いなあ、浸れるなあって思いました。
まあ走馬灯の方は結局酷い顛末だったんですけどね(笑)。笹原美化されすぎだ。

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