超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第9話「みんなとめんま」 感想

2011-06-10 04:03:38 | アニメ






みえるひと。





めんまコンプレックス。
とでも言うべきなのか、先週の一連の行為で残ったのは結束ではなく
むしろそれぞれの劣等感を浮き彫りにさせる形になってしまった。
ゆきあつはじんたんの所にだけ彼女が現れた、見えるって事自体に嫉妬して
鳴子はそんなじんたんに対して、やっぱり今でもめんまなのかと。めんま自身に罪は全くないだけに
嫉妬の矛先もないまま
劣等感だけが積もっていく。
正直リアルでこんなことあったらある意味地獄ですよ。
そんな耐え難い状況に耐えている二人・・・が何やら共同戦線、いや、くっ付き始めてる?
で、それを立ち聞きするつるこ、ここでまた新たなコンプレックスが。
何というか負の連鎖ですなあ。
本当に後数話で収まるのか?

「ゆきあつが壊れた」

最初は剣心の宗二郎かよ、って思ったけど
それくらい人の心なんて繊細なんだ、って事なんでしょう。人間らしい悔しさの表れ。
過去に捉われた者
そこから一歩も進めない人達。
その方法を探しつつも、混迷を極める状況は未だに続いている。


じんたんは結局、迷いながら進んでいます。
確かに頑張ってはいる
でもその裏でみんなに再会して嬉しがるめんまを見て、
あの時あの場所の川に入っていくめんまを止めようとして、
このままでいいんじゃないか
消えるのはよくないんじゃないか
花火にバイトに精を出す一方でそんな事も思ってたりして。
そこは非常に苦しいポイントなんですけど
バッドエンドに向かわないかだけが心配だなあ。
でもこの回でそれぞれの想いを丁寧に描いた事によって最終回付近思いっきり感情移入できそう、とは思います。
そう考えるとなんて皮肉な構成なんでしょうね。
最終回はきっとハンケチが必要だな。

他にも、めんまとぽっぽの意味深なやりとりで
あの日の真相が少しずつ匂ってきたり
ぽっぽのシリアスな一面も観れたりして、そこ考えるとめんまとぽっぽって似てるんだなー、とか
気楽そうに観えて実は色々考えてる所が一緒だな、とか。
そういう事も思えたお話でした。

個人的に、こういう「痛み」が伝わってくる作風はとても好みだったり。




それぞれが煮え切らない感情を抱えて、それでも前に進んで行きます。
その結末には何が待っているのか・・・
相変わらず神妙で素朴な雰囲気が心地良い今作、
その結末と至る過程にも期待が高まります。早く来週が観たい。

ところで、ゆきあつの土下座で花火作りが許された訳ですけど
彼自身の心境と併せて、早くめんまから卒業しなければ
じんたんを解放してやりたいとか、そういう気持ちもあるんじゃないか、って少し思ったりもしました。



そふてにっ 第10話「しんかんっ」 感想

2011-06-10 03:41:26 | アニメ





「ブリーフ派なんだ」・・・ってオイ。





いい年こいてブリーフ派、いやそれ自体は自由といえば自由ですが
幽霊を怖がったり
飯をいとこに作ってもらってたりと
ミッシー先生は随分抜けた部分があるようで。
ある意味ではどっしりとした存在として描かれてたような気がするけど
その実意外と適当だったりするんだなあ、っていうのがこの回の大きな感想の一つでした。

それと共に声の影響なのか
兄好の奈緒みたいな状態にもなっとるね、琴音ちゃん(笑)。
いくら好きだからって
下着に反応するのは・・・。君女の子でしょ。
明日菜も明日菜で目指す方向がスト○ーキングですか。随分と歪んだ連中ですこと!

そんな愉快な連中の中に
再び愉快な新メンバーが入りまして
これがなんと幽霊である姉持ち、というかそっちがテニスではメインか。
大切な試合に出られぬまま亡くなったそうですが
そこまで
その相手と再び対戦するまで行かないと全員祟ってやる、とか。
これで絶対に初勝利しなけりゃいけない流れが出来ましたね。何気に分かりやすい。
って事でみんな、特に千歳さんは頑張ってください。マジで。




今週はスラムダンク等で御馴染み、赤点取ったら試合に出ちゃダメ、って流れだったんですが
最後がヤマカンで満点、ってところがいかにもコメディ作品らしいですね。
ダメな奴は何をやってもダメ、
でもその分彼女たち部活に打ち込んでますから。
だからその分多目に見てあげて下さいね。お願い☆ って〆で。

ところで今週はオリジナル要素少なかったね。
既読者としてはそっちの要素にも期待したい所です。花子は面白かったけど(笑)。



電波女と青春男 第9話「地域限定宇宙人事件」 感想

2011-06-10 02:00:28 | アニメ






そんな格好で野球をするな。





なんだろう・・・真が凄い幸せ者に思えて仕方がなくなってきた。
それっていつも通りと言えばいつも通りなんですけど
今週は特にそう思ったというか
何もしなくても美少女たちとのお付き合いが出来る幸せ。うーんこれは羨ましい。
メル友二人に、
一緒に天体観測までしちゃいますか。
これぞ正に「リア充」ってやつなんじゃないですか?
これではもう青春ポイントなんて完全に突き抜けてると思うんですけど。

ただ、そこには一つだけ思うところがあって
カツオのコスプレをする前川さんだとか
相変わらずのエリオとかもそうなんですけど
そういった変な女の子の前でも一歩も引かずに態度も変えずに・・・
いや実際は引いてるし態度も変わってると思うんだけど
それでも付き合ってあげる優しさ、っていうか。
そこが彼の武器なんでしょうね。
ある意味凄い役得だ。


特に流子さんなんて、付き合いたてのカップルじゃないですか。
あれで青春ポイントうんたらかんたらって・・・
もう付き合ってしまえ!(笑)。
なんか最近は流子さんのがツボなんだよな。
冒頭のやりとりは本当にオイシイ、けどその後の朝練も中々。
それを見守る前川さんも本当に美人ですよね。

エリオもエリオで、なんであんな格好で野球やるのかね。
正直見えそうじゃないか。
視聴者的には嬉しいんだけど
あれが普通に受け入れられる、っていうのがこの街の異常なんでしょう。
それいったら宇宙人服の子も前川さんもそうだけど。




相変わらず不思議な雰囲気があるアニメ。
独特だなあ、って思うのと同時に新たな電波女も出てきて、
更にカオスな状況になりそうです。何だかんだできちんと付き合ってる真は偉いよな。