超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

けいおん!! 第20話「またまた学園祭!」 感想

2010-08-18 02:45:40 | けいおん!&けいおん!!




今週は・・・泣きました。



途中まで、めっちゃキラキラしてるなあ、とか思いながら観てて
それで素直にジーンと来るものがあって
やっぱこいつら凄いな、って感じてたんですけど
まあ、あの時のあのシーンですよね。堰を切ったように溢れ出すみんなのそれに比例して
バカ野郎、こっちにまで飛び火するじゃねえか、ってくらいに。
それまではチョイ泣きくらいだったんですけど
まあ、してやられたり。
結構ガッツリいってしまいましたよね。
 ここ2週間が割と今回への布石的なものだったと思うこともあり
ハードル上げた?と思いつつも、全然大丈夫どころか、過去2回の学祭ライブをはっきりと越えた様な回で
やっぱりここでも2期の素晴らしさを思い知ったのであった。
っていうか「けいおん!!」って本当に最高のアニメですね。
なんて事を証明したような、記念碑的な一作。
これは本当もう、思い入れがあればあるほどグッと来ますよね。傑作だったと思います。

ってな訳で!
今週も「けいおん!!」の感想行きますよ。
あらすじというあらすじがなく、真正面からライブそのものを描いた回なので
今回は割とザックリと。



アバンでは澪の手にいっぱいの「人」の文字。
でも、これもある意味思いやりといえば思いやりだったのか。
悪戯的な要素もあるだろうけど。
律がゲンコツくらうのも、もう日常茶飯事になっていますね。

それで、特に前置きもなく
普通にライブ開始。劇の時や過去のライブみたいにトラブルもなく。
これで学園祭ライブも3回目、って事で
むしろこの方向性は真っ当に正しいな、って思いますね。
成長を垣間見れますから。
成長、といっても完璧にあれじゃないのがまたらしいんですが。
完璧な放課後ティータイムなんて見たくはないし。

ライブ、始まる前からみんな、っていうか主に唯が感極まる。
何故かというと・・・さわ子先生が衣装で作った放課後ティータイムのTシャツ
それを会場の人たちがみんな着てたから。
それもまた、さわ子先生の計らいで。保護者にまで配って。
これは流石に嬉しいよね・・・って事以上に
単純にこの3年間で放課後ティータイムのファンも増えてたんだと思います。多分。
 やっぱりお客さんの反応も過去2回以上に盛り上がったし
HTTの楽曲の変な感じも普通に受け入れられてた気がした。
だからこそ、唯もあそこまでノリノリで歌えたんでしょうね。
正に「ノリノリでいんじゃない」ですよ。
マイク向けたり、途中で興奮してハンドマイクになったり
ライブならではの描写がいっぱい!
こういうライブ感はこの作品ならでは、ですよね。
元々タイム感には長けてるから余計に。

MCグダグダなのは相変わらず(笑)。
でも実際のライブでも、グダグダなのが案外受けたりするんですよね。これが。
澪と律のロミジュリ再現!
とかあずにゃんに話振ったりとか、巻きを要求されるも、素直に楽しいMC。
そして話はクライマックスへ。


CM明け(Bパート始め)でメンバー紹介。
何故かさわ子先生や和まで紹介されてるのが受ける、ってからしいね。

澪は生真面目な挨拶
紬は・・・興奮しすぎ(笑)。でもめっちゃ可愛い挨拶。
梓は若干照れ気味、か。
律は部長らしくシャキッとした態度、
唯は、メインボーカルらしくもの凄い持ち上げられる(笑)。
でも、愛情を感じる紹介。
憂のコールも良かったですね。
そして、みんなに向かってありがとうコール。
その後に、終わりの挨拶「放課後ティータイムはいつまでも、いつまでも放課後です!」
・・・これどういう意味(笑)?
いつまで経ってもこの5人で、とか
いつまで経ってもこの5人はこの5人、とか。
ま、なんだかんだいって非常にキマってない感じが大変に放課後ティータイムらしい、と思います。

最後の最後は、唯の作詞した曲「U&I」。
その前の「ごはんはおかず」もそうだったんですけど、やっぱり作曲がムギで
なんかムギファンとしてはとっても誇らしいな。
みんなを感動させる曲を作った、ってのが。
 でも、もちろんそれは演奏するメンバーあってのこと。
もう、未曾有のキラキラ感。
正に、今を生きている感覚。
この時点からちょっと泣いてたんですけど。無事にライブは終了。


その後の流れは、、、
見返してたらまた泣いちゃったんで勘弁して下さい(笑)。
すごくね・・・強い未練は感じるんですけど
それ以上に充実感の方が強かったのかな、って。
だからこそ、また1年やりたくなっちゃったのかな、って。
後悔とかじゃ全然なくて
もう一度あの最高を味わいたい、的な。
やっぱ非常に丁寧に流れを作ってた作品なんで、そこら辺に関しては視聴者的にも大いに伝わりますよね。
「年明けたら~」以降の流れは、正直涙腺的に勘弁して欲しい、って感じです。
言い方と演出がまた素直に誘ってくれるのよ。
「けいおん!!」で、「けいおん!」で感動はしたけれど
泣いた事は今まで一度もなかったし
これからも無いと思ってたけど
無くてもいいと思ってたけど
今週は・・・実直にジーンと来てしまった。言葉なんていらないくらいに。

あずにゃんだけが、通常モードだったのが、また頼もしい。
ムギをなだめるあずにゃん、に何だかありがとうを言いたくなった。
梓も梓で、きちっと成長していたんだね。





んー・・・。
今までの放課後ティータイムの、学園祭ライブとは違って
大したトラブルもなく
大したドラマもなく
見方によっちゃ、ただ演奏しただけ、って捉える事も出来ると思うんですが
ある意味それだけで十分だったというか
ここまでの積み重ねがあるからこそ
そういうものに頼らなくても、全然良いものが作れたというか。
今週はもう、感じる事だらけでした。
2期は色々と1期を越えたな、って部分を強く感じてたんですけど
難しいと思っていた学園祭ライブに関しても、正攻法で越えてくれました。
それが何より嬉しかったり。
次週からは、いよいよ本格的に終わりに向かっていきます。
その瞬間を見届けるのが
今はとっても楽しみです。



何にせよ、今週は素直に感じて、楽しんで欲しいと思う回でした。偏見とかそういうのどうでもいいから。
個人的には14話「夏期講習」と並ぶ傑作ですね。うん。