実用イタリア語検定2級2次面接を無事終えて...8割取れました!!(2013.12.1,12,24)
クリスマスイブにようやく届いた実用イタリア語検定2級二次の結果 平均点(32.9)近い32点(40点満点の8割)取れていました!!
留学わずか一週間で50代前半の私が 留学経験者と同レベルの点が取れたのはなぜか 自分なりに考えてみました:
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全国の大学3年生が就活スタートとなったこの12月1日(日) 私もまた「実用イタリア語検定2級2次試験」を受けに四谷へと向かった
電車の中で必死にメモを見ながら練習している女性を見かけた ものすごい気迫を感じた 私はまるで子ウサギのごとく震えてるのに…
会場に早くついて待合室で待っていた 皆さん女性ばかりで私より若い とにかく緊張した 待つのはいやな時間だ 早く終わらないかな
名前が呼ばれて黙読室に入り 4つのテーマの中から1つ選ぶ ドキドキしたが 自分の得意な環境問題のテーマにした せっかく身近な食のテーマもあったのに 語彙があやふやなので迷った末やめた(苦笑) 他の2つのテーマはあまり身近ではないのでパスした
自分に合ったテーマがあるかどうかがカギとなる それをすぐその場で決めなくてはならず いただいた資料を読むうちに胃がだんだん痛くなってきちゃった…
15分の間で資料を読んだり 話を組み立てなくてはならない よほど食べ物のテーマに変えようかと思ったがそれはもうできない
ええぃこれでいくしかない!! と意を決して 2名の面接官の待つ面接室に入った
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まずは挨拶と簡単な自己紹介 イタリア語歴などの質問をされる 私は自分のサークルのこと等を話し けっこう具体的に聞かれて 楽しく会話のスタートが切れた
さてテーマに移り 考えておいたことを話し始める イタリア人の試験官はとても気さくな方で すごい早口でまくしたてるがそこはなんとか聞き取れる(2級の聞き取りで鍛えたもんね!!)
すぐに出てこない単語があってもひるまずに 他のもっと簡単な単語で代用してどうにか切り抜ける まるで障害物競争のようだ(笑)
その環境問題を解決する方法を聞かれたが ふたつしか答えられず 仕方なくなぜ解決しなければならないかを必死で喋る この時私が自分で作って覚えておいた「気候・環境問題で使うイタリア語」の語彙を必死で頭から引きずり出す 何が幸いするか分からないネ(+_+)
途中で話がとぎれる あぶないあぶない このまま黙ってしまっては落ちる なので必死であれもこれもと思いついたことをどんどん喋る 準備したあちこちの引き出しから次々と引っ張り出してつなぎ合わせてどうにか会話のキャッチボールが続く
私がひとつ言い終わるとすぐに鋭い質問や反論が飛んでくるので 用意したような順番で話すのは無理(笑)
そしてとうとう15分が経過した!! 無事終了~ 信じられない
でもこの2ヶ月間キッチンタイマーを使って15分で話す訓練を続けて 15分がどのくらい長いかも感覚でわかっていたので そろそろかな…と感じていた どうにか逃げ切った!! ←最初の頃は15分喋れずもうダメかと思い キッチンタイマー恐怖症でキッチンタイマーが料理で使えない時期もあったり(笑)
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検定2級2次対策のために日伊学院で受けた2回の二次対策プライベートレッスンでは こちらが作ってきたいくつかのテーマに沿って話し 続く質疑応答は 1回目に比べて2回目の質問の内容が 日本語でも答えるのが難しいくらい高度になっていて驚いた
緊張した真剣勝負のレッスンに 生徒が頑張れば先生もそれに応えてくださるのだと感激した
こんなに密度の濃いプライベートレッスンは初めてだ 厳しいレッスンの方がいい!!
私は留学はほとんどしていないためペラペラではなく この2か月間 13冊の過去問からカテゴリー別に質問をリストアップしたものを用意し 情報を集めたり 考えを掘り下げてイタリア語に起こして覚えて それをすらすら喋れるようにカセットに録音しながら鍛えてきた
そして先生からは日伊比較の大切さを徹底して教わった
イタリア人(外国人)に説明するためには 日本のことを一歩引いた第三者の視点から冷静に見ることが必要となる
レッスンまでに ひとつの問題(いじめでもオリンピックでも何でもいい)の原因と解決策を探り 自分の体験から振り返るべきことを考え そして他の国とも比較しながら考え それをイタリア語で伝えるという膨大な作業を毎日ずーっと続けていた
そしてそれは 試験に出るかどうかというより 今まで悩んできた様々な問題についての考えが 自分の中で非常にすっきりと整理されてゆくという思わぬ効果があって とてつもなく面倒な作業だけど ほんとに今回やってよかったと思った
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二次面接が終わり あっという間に会場を出て ふらふらで家路に着き 昔ドイツ語を学んでいた頃にいつも聞いていた最高に懐かしいCDを7年ぶりに聞き涙を流し その瞬間から私はドイツ語に戻った...もうイタリア語を始める前の自分に戻ってもいいんだよ… CDを繰り返し聞きながら私は 7年前どころかドイツ語を始めた18才の頃にまで戻った
若かった頃のあの真摯な思いが蘇り 再び18才から人生を生き直すことすらできそうな程のものすごいエネルギーが湧くのを感じた 人生50代まできて昔の自分に戻ることができるなんて思わなかった
これでようやく人生の悔いをひとつ減らすことができる この日私は2次面接を無事終えて 蝶々のように自由な心になれた
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そして12月24日(火) イブの日に届いた成績表は 面接32点と8割取れていて驚いた 40点満点で6割で合格とのこと
あの場にいらした皆様の中で年も上の方で留学も5年前にわずか1週間 7年間日本で勉強しただけで しかも一次試験はそれこそぎりぎり(作文あと1点で不合格になるところでした~)で滑り込んだこの私が 42名の平均点を取れていたとは驚き...留学していた人は準備なしでもペラペラなのでしょうが 私はそうはゆきません(笑)
でもね もしもあの猛勉強をしていなかったら二次に落ちてたかもョ('◇')ゞ
ともあれ 自分のサークル運営で講座の通訳をする必要に迫られてイタリア文化会館のレッスンに3,4年通ったり 他の様々な語学学校の単発セミナー等にもどんどん参加し サークル活動を通じてイタリア人の方々と交流させていただく機会にも恵まれ また何よりもイタリア文化会館のmomento caffe'にはせっせと出席し(このサービスは生徒限定で不定期開催 現在休止中) 「矢次早の質問に必死で答える」という楽しくも緊張した会話の時間や レッスンの最初にいつもある「先週何をしましたか?」という感じの近況コーナーに きちんと準備をして毎回積極的に発表しまくった甲斐がありました 性格もあるのでしょうが(笑)
「しゃべらないとしゃべれるようにはならない」これはホントに確かですね!!
この場を借りまして 検定を強く勧めてくださいましたサークルの先生 レッスンやセミナー等でお世話になりました各語学学校の諸先生方 momento caffe'でお世話になりましたイタリア文化会館の研修生の皆様にあらためてお礼申し上げます ← 数えてみたら20名近くいらっしゃいました(笑) これなくしては2次通過は無理だったと思います
7年がかりでゲットした 今年ラストのそれはビッグなクリスマスプレゼントでした!!
Buon Natale!!
* 写真は合格祝いに買った ポインセチアのアイスパンチ 絞りが人気の品種とのこと
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