心と神経の哲学/あるいは/脳と精神の哲学

心の哲学と美学、その他なんでもあり

竹脇無我とうつ病

2013-02-24 10:06:35 | イケメン

竹脇無我(1944-2011)は日本のイケメン俳優。

千葉県我孫子市出身で青山学院大学法学部卒。

『姿三四郎』(1970)をはじめ多数の映画、テレビドラマに出演し、甘いマスクの二枚目俳優として大人気であった。

しかし、49歳頃からうつ病を患い、酒浸りとなる。

一時改善したが、2009年に森繁久彌が亡くなると再び悪化。

2011年8月21日、小脳出血により死去した。

享年67。

父・昌作が自殺しているので、うつの遺伝負因がうかがわれる。

ともかく無我のイケメンぶりを見てみよう。

典型的な昭和の二枚目である。

時代劇にも多数出演した。

加藤剛(左)とともに時代劇二枚目の代表格であった。

スーツ姿もよく似合った。

映画『吉田学校』の一コマ。

重厚である。

栗原小巻とツーショット。

まさに美男美女という感じ。

わたくしとしてはとにかくその風貌とともに「無我」という名前が印象深い。

「無我」って・・・・

かっこいい!!

しかし、無我の境地もうつ病には勝てなかった。

うつ病は基本的に脳の生理的な病であって、精神的ストレスは修飾因子にすぎない。

無我さんも「この病気は基本的に薬だな」と語っていた。

しかし酒浸りだと薬の効き目も半減以下となる。

彼の著書『凄絶な生還 うつ病になってよかった』(マキノ出版、2003年)はよく読んだ。

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 栗原小巻の美 | トップ | 医学部出身は物書きが多い »
最新の画像もっと見る

イケメン」カテゴリの最新記事