心と神経の哲学/あるいは/脳と精神の哲学

心の哲学と美学、その他なんでもあり

Northoff の Philosophy of the Brain を読み始めた

2017-02-28 20:52:11 | 日記

今日、Georg Northoff の Philosophy of the Brain を読み始めた。

364ページの原書はどれぐらいで読み終えるだろうか。

脳の存在論、脳の認識論、脳の問題と心の問題、脳科学と哲学・・・・・等々

とても他の学者が発言できるような内容ではない。

最近、英語の原書を読んでおらず、英語読解力が落ちていたと思ったが、なぜかこの本はすらすら読める。

はっきり言って自分と同様の問題意識を感じる。

哲学に言及する脳科学者や精神医学者は多々いるが、ノルトフの哲学力は別格である。

ノルトフはこの本を書いたときはハーバード大所属だったようだが、現在はカナダ・オタワ大学精神保健研究所教授で、心・脳・精神倫理研究ユニット長を務めているらしい。

 

 


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次の著書のタイトル

2017-02-26 22:55:36 | 備忘録

次に書く本のタイトルが思い浮かんだ。

それは「神経哲学入門」というものである。

そのためには先日入手したGeorg Northoff の著書 Philosophy of the Brain を読まなければならない。

ノルトフはドイツ出身のアメリカの精神医学者だが、哲学にも極めて造詣が深く、自ら立てたneurophilosophyを展開している。

それはパトリシア・チャーチランドのものとは別物で、大陸の哲学・現象学にも開かれている。

もちろん英米の心の哲学も幅広く取り入れている。

これは私と同様の立場である。

また「神経哲学入門」には必ず、前の記事に書いた「芥川龍之介と神経哲学」という章を設けたい。

これは忘れないために書いた記事である。


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敵に勝つより己に克て

2017-02-26 22:34:11 | 日記

心が折れそうになったら想い出そう。

「敵に勝つより己に克て」という教訓を。

周りは気にするな。

あくまで自分の理想を追い、道を究めるのだ。


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心が折れそうだ

2017-02-26 17:54:33 | 日記

心が折れそうだ。

今月の一日に注文したhpのパソコンがまだ来ない。

数日前に来たメールでは、なんと「出荷は早くても4月上旬になる見込みです」となっていた。

そこで、今日新都心のヨドバシに行って、hpの店員に詳しい事情を直接聞いた。

すると、来月の中ごろに出荷される可能性が高い、ということだった。

折れそうだった心がすこし立ち直った。

最近「心が折れる」という言葉についてあれこれ考えている。

hpの配送遅延に関しては「心が折れる」という表現がネット上に散見される。

最近話題となっている過労自殺などは「心が折れる」現象の最右翼である。

自分は心が折れなくてよかった。

ちなみに今、ストレス疾患労災研究会・過労死弁護団全国連絡会議編の『激増する過労自殺』という本を読んでいる。

 


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晩冬の始まり

2017-02-15 21:32:19 | 日記

最近、日照時間が延びて最高気温が11℃以上の日が増えた。

毎年感じることだが、2月の15~20日は冬の終わりを告げる雰囲気が濃厚となる。

つまり晩冬の到来である。

今日は自転車で外を走っていて特にそれを感じた。

私は晩冬の時期に深い思い入れがある。

前に自著のあとがきでもそれに触れたことがある。

2004年の2月の末に原稿が出来上がった『意識の神経哲学』のあとがきにおいてである。

梅の満開はまだだが、晩冬は確実に到来した。

埼玉や東京では3月1日からは誰が何と言おうと春である。

つまり、2月の15日ないし20日から末までが晩冬なのである。

この二週間弱の期間の特殊な趣に私は魅かれる。

冬と春の「はざま」は自然のもつ「時間の深み」を感じさせる。

 

それはいいとして、今日HPからパソコンの納期が遅れるというメールが来た。

なんと3月下旬以降になる、と書いてある。

しかし、これはあくまで予想であり、現実にはもっと早くなることが多いらしい。

こういうメールが来て、その一週間後に納品された例もあるらしい。

とにかく注文したのが今月の初めなのだから、遅くても来月の中旬には届いてもらいたい。

店員の説明では、早くて3週間後、遅くて一か月半ということだったので。


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慶應医学部の力

2017-02-12 09:27:28 | 医学・医者

慶應医学部の実力をまざまざと見せつけるデータを紹介します。

 

まず総覧的データから(全国医学部の中から各分野のトップ3を挙げています)


<基礎研究>
東大・阪大・京大
<臨床研究>
東大・慶應・阪大
<関連病院数>
東大・京大・慶應
<医学会>
東大・京大・慶應
<教授輩出>
東大・京大・慶應
<私大教授輩出>
東大・京大・慶應
<ナショナルセンター総長・理事輩出>
東大・慶應・京大

 

 次に臨床研究の拠点病院(ここは大学病院以上とも言える)の指導者

<ナショナルセンター総長出身医学部>
国立国際医療センター:東大
国立循環器病センター:京大
国立精神・神経センター:東大
国立がんセンター:慶應
国立成育医療センター:慶應
国立長寿医療センター:東大

 

 最後に、ありきたりだが偏差値ランク

入試偏差値

1位 東大理Ⅲ 77.2

2位 京大医 76.2

2位 慶應医 76.2

4位 阪大医 74.5

5位 慈恵医大 73.0

6位 医科歯科大 72.3

https://www.med-pass.net/rank/hensachi/

 

どうでしょうか。

慶應医学部があらゆる点で東大に次、京大と阪大に並ぶ実力を持っていることが分かっていただけると思います。


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医科歯科大は慶應医学部より格下

2017-02-11 10:14:38 | 受験・学歴

東京周辺は関西に比べると国公立の医学部が少ない。

それに対して私立の医学部が桁違いに多い。

国公立の医学部と私立のそれでは学費がまた桁違いである。

そこで首都圏では国公立の医学部は激しい椅子取り合戦になり、その結果偏差値は分不相応に跳ね上がる。

東大理Ⅲは別格中の別格なので、さておくとして、問題は東京医科歯科大の位置である。

医科歯科大の偏差値は高い。

全国の全医学部の偏差値のランク付けでは1. 東大、2.京大、で3.が慶應か阪大となる。

問題はその次である。

予想通り、旧帝、つまり九大、名大、東北大が続くが、実はそれらを押しのけて医科歯科大が第5位にランクされるのである。

設立が古く伝統と実績にあふれる旧帝や慶應医のランクが高いのは分かるが、医科歯科ってそんなにいいのか?と思ってしまう。

医科歯科はもと医専系であり、旧国立二期校であった。

実績は悪くないが、東大はもとより慶應にはとうてい及ばない。

医科歯科は東京にある国立医学部として分不相応の高偏差値(単なる受験人気)を獲得しているだけなのである。

特に国立信仰が強くなった近年、医科歯科の人気は高い。

そして、医科歯科と併願される第一候補は慶應医学部である。

併願して成功度が高いのは医科歯科のほうである。

つまり、慶應のほうが難しいのである。

それでは両方合格した場合、どちらに進むかというと、金(6年間で2000万円の学費)がない場合のみ医科歯科となる。

2000年から2013年にかけてこの傾向が強かったが、最近それが弱まり、医科歯科を蹴る受験生が15人ちかくになった。

このほとんどは慶應医に進学したと思われる。

医学部としての真の格と実力を知る者は、奨学金乃至特待としての援助があるなら医科歯科は眼中になくなるであろう。

「私立」だからと無下に見下す無知な人がけっこう多いが、慶應医は別格中の別格である。

また、他の私立医学部も全般的に難しくなっており、ほとんどが早慶理工以上の学力を求められる。

週刊ダイヤモンド(2016/6/18号)の記事を引用しよう。

 

「東京医科歯科大は難易度でいえば今や、旧帝国大学である北大を上回り、東北大と同等クラス。慶應大にし少し届かないといったレベルだ。

にもかかわらず、医師や予備校講師の間では医科歯科は慶應よりずっと下に格付けされてしまう、という。実際の格でいえば千葉大の下、筑波大の少し上のあたりになるだろう。

その理由は、東京近郊に医学部が少ないうえに難関すぎる。そのため選択肢が少ないからだ、と予備校関係者は口をそろえる」。

 

医科歯科は系列病院が貧弱で、卒後医師として恵まれないが、上記の理由で偏差値が高いだけの「お買い損医学部」の代表なのである。

慶應に比べれば明らかにワンランク下と言える。

研究でも慶應はかなり強いし、何よりも臨床医学では国内トップである。

慶應医のライバルは阪大医と言って間違いない。

東大医は権力だけの巨塔ならぬ虚塔なのである。

ちなみに京大医は慶應医と仲が良い。

 

慶應義塾大学病院(待望の新棟が加わり、ますます荘重な雰囲気に)

東京医科歯科大学病院(単なる高層ビル乱立)

 

 

 


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有島の愛人・波多野秋子

2017-02-11 01:19:12 | 作家・文学

有島は父から相続した広大な土地を北海道ニセコに所有していだが、これを小作人たちに無償で譲渡した。

しかし、生来の抑うつ気質からニヒリスティックになり、交際していた波多野秋子と軽井沢の別荘で心中してしまう。

波多野秋子は中央公論社の『婦人公論』の美人記者として名高く、多くの作家が心ときめかせたという。

たとえば、取材嫌いの永井荷風や芥川龍之介も秋子が来ると知ると、とたんにOKし、そわそわと待ちわびていたという。

しかし、秋子には「魔性の女」という側面があり、日ごろから「ああ、死にたい」と艶っぽく口走り、有島と船橋で一夜を共にしたとき「先生、死にましょう」と誘ったという。

それは心中の三か月前であった。

波多野秋子(1894-1923)の若い時と熟年(といっても20代後半)の写真

 

 

有島の農場解放と心中の経緯については、彼の道徳観と自然観とともに『心・生命・自然』の第7章と第8章で考察している

 

アマゾンのリンク

http://www.amazon.co.jp/%E5%BF%83%E3%83%BB%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%83%BB%E8%87%AA%E7%84%B6%E2%80%95%E5%93%B2%E5%AD%A6%E7%9A%84%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%88%B7%E6%96%B0-%E6%B2%B3%E6%9D%91-%E6%AC%A1%E9%83%8E/dp/4860650514/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1354582090&sr=8-1


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笹井芳樹であるとはどのようなことか

2017-02-01 23:06:46 | 医学・医者

2014年の8月に自殺した理研の医科学者・笹井芳樹について次のような問いを立てることは可能である。

「笹井芳樹であるとはどのようなことか」

英語では、What is it like to be a Yoshiki Sasai(MD. Ph.D.)? ← [ここでMDは医師免許をもった医者であること、Ph.D.は医学博士の学位をもった学者であることを意味します。そして、この医師であり、かつ生命科学者である、という彼の両義性に注目したい]。

この問いは言うまでもなく哲学者トマス・ネーゲルが立てた問いWhat is it like to be a bat? (コウモリであるとはどのようなことか)に由来する。

そして、この問いは異質の主観性を理解することの困難さを示唆している。

 

自ら責任を感じすぎて、精神的に追い詰められて自殺した彼の内的心情はいかなるものだったのか。

向精神薬(おそらく多量の抗不安薬)のせいで、ろれつが回らなかった彼の心はどういう状態だったのであろうか。

臨床医というよりは再生医療の生命科学者になっていた彼は自らの「病」に対してなすすべがなかったのか。

多くの医師が書いた闘病記などを読むと、医者が自らの「病」に対して意外と無力であることが分かる。

それと同様に解釈してよいのか。

次の記事で詳しく論じることにします。

期待してください。

 

 


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PCを注文してきた

2017-02-01 19:02:08 | 日記

今日、さいたま新都心のヨドバシカメラに行って前回のブログ記事に書いたPCを注文してきた。

HP(ヒューレット・パッカード)のタワー型モニター付きPCで106000円税込。

スペックは前の記事に書いた通り。

ただ、モニターがスピーカー内蔵型に変わっただけ。

それで3000円upした。

メモリが12GBなのはうれしい。

Windows10は作動しているだけで2GB使うらしいので、このハイスペックは頼もしい。

実物は持ち帰りではなく、受注生産なので、3~4週間後に届く。

ちなみに、さいたま新都心のヨドバシカメラは関東地区の全店舗で第四位の規模らしい。

 

今度買うHPのPCのイメージ

 


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