一月も終わりに近くなった。
毎年一月はいまいましい。
正月三が日はまだいいが、それ以外は忌々しい。
とにかく寒い。
「冬来たりなば春遠からじ」という言葉があるが、私としては「一月すぎればもう春だ」と言いたい。
二月もまだ寒い日が多いが、暖かい日が混じり始め日も長くなるので、春の間近さをより実感できる。
梅も咲き始め、本格的な春である三月がすぐやってくる。
それに対して一月は寒く暗い。
その一月も残すところ三日となった。
二月は旧暦的には春である。
特に立春以降は寒くても春を感じ始める。
ここ二、三年はなかったが、数年前に二月に20℃以上の日が二日ぐらい出現することがあった。
最高は24℃ぐらいであり、冬の中にぽっこりと本格的な春(ゴールデンウィーク頃の陽気)が現れた感じであった。
二月にはそういう楽しみがある。
また二月の下旬は、順調に行けば「晩冬」を満喫できる。
晩夏と晩秋という言葉は誰もが慣れ親しんでいるが、晩春と晩冬のほうは印象が薄い。
しかし、それらにも実質は確かにあるし、それは誰もが納得するものだと思う。
「晩冬」という言葉はとても趣が深い。
行く冬を惜しむのか、それとも来る春をまじかに感じてわくわくするのか。
なんか「余裕ぶっこいている」という感じが半端ない。
その晩冬を感じされる写真を過去のブログ記事から拾い出してみよう。
2009年の2月の下旬に大宮公園で撮った紅梅の写真である。
梅こそ晩冬の象徴である。
早ければ上旬から咲くが、遅いと3月上旬となる。