カワサキ750SSは1974年発売当時世界最速を誇った。
前にそのノーマル車の画像を載せたが、今回は見事にカスタマイズされたものを載せようと思う。
カラーリング、マフラー、デイスクブレーキ、ハンドルなど大幅に改造されている。
ノーマルのものも美しいが、これはまた別の味がある。
元がいいから当然だが。
今でも十分通用する美しさである。
というか、今のとは別のバイクらしさがある。
まさにWay Out but Classicである。
カワサキ750SSは1974年発売当時世界最速を誇った。
前にそのノーマル車の画像を載せたが、今回は見事にカスタマイズされたものを載せようと思う。
カラーリング、マフラー、デイスクブレーキ、ハンドルなど大幅に改造されている。
ノーマルのものも美しいが、これはまた別の味がある。
元がいいから当然だが。
今でも十分通用する美しさである。
というか、今のとは別のバイクらしさがある。
まさにWay Out but Classicである。
これまで何度も取り上げた世界初のロータリーエンジン搭載のバイク・スズキRE-5です。
今回はその永遠の美を色々な角度から鑑賞してみましょう。
まさにRE-5の前にRE-5なし、RE-5の後にRE-5なし、というべき唯一無比の「美」を醸し出しています。
それは永遠に光り輝くことでしょう。
ボンネビルとはまた一味違うが、やはりめちゃめちゃ味のあるバイク。
トライアンフ・サンダーバート900。
DOHC三気筒である。
前に取り上げたホンダの機能美あふれるGL1000をもう一度見てみましょう。
前の記事のBMWR90Sが空冷水平対向2気筒なのに対して、こちらは水冷水平対向4気筒です。
イエロー、ブルー、レッド。
どのカラーのモデルもいいですね。
1970年代のホンダの渋カッコイイバイクの代表、CB500T。
目立たなかったが、最高の渋い美を演出しているバイクである。
定番の茶色もいいが、赤とオレンジも独特の味わいがある。
派手な色なのに渋い!!
DOHCツイン500ccでマフラーの形もいい。
大人のバイクの美。
2ストローク・バイクをメインにしていたスズキは、1976年に突如4ストロークの大型バイクを発表した。
それはDOHC4気筒750ccのエンジンを搭載したGS750である。
それまでのスズキのバイクは重厚な感じはもっていたが、美しさは欠いていた。
ただし、このブログで前に紹介したロータリーエンジンのRE-5は別であり、世界最高峰の美を所有していた。
スズキ初の4スト・バイクGS750は、このRE-5のように美しいボディをもって現れた。
そのデザインは2スト水冷のGT750の末期モデルとRE-5を併せたようなイメージで、均整がとれており、動と静を兼ね備えた美しさをもっていた。
それはカワサキ750RS(Z2)とは別の格調の高さであり、似ているようで全く別の感覚を見る人に与えた。
最高出力68ps/8500rpmで最大トルク6kgf.m/7000rpmであった。
このように「円」を基調としたデザインであり、それまでのいささかダサいスズキ2スト・バイクのイメージを払拭する、洗練されたボディである。
タンクとリアカウルの形もマッチしており、非常に綺麗である。
4in2のマフラーはZ2の4本マフラーとは別の味をもち、軽快さを演出している。
サイドカバーが黒なのもいい。
これによって派手目のブルーやレッドのカラーリングが抑えられて、格調が高くなっている。
なんか見ていて落ち着くし、吸い込まれるような感じがある。
前の記事で紹介したヤマハRZ350の車体も確かに美しいですが、やはりスズキRE-5にはかないません。
前に何度も取り上げましたが、あらためてRE-5の美を堪能しましょう。
今回は4色のモデルを並べてみました。
まず、もっともポピュラーな赤のモデル。
次にブルーのモデル。
次に渋い黒と金のモデル。
最後にシルバーのモデル。
どれもRE-5のロータリーエンジンを取り巻くボディ全体の機能美とイタリアの工業デザイナーのジウジアーロのデザイン美をいかんなく発揮しています。
ちなみに、ブルーとシルバーのモデルが初期型で赤と黒のは後発タイプです。
メーターとマフラーの末端部が違っています。
とにかく、このバイクは美しいですね。
わたくし的には特に黒のシックな雰囲気にそそられます。
このバイクは単なる「バイクの美」を超えた普遍的な美のイデアを象徴していると思います。
スズキRE-5は鈴木自動車株式会社が1973年に発表した輸出用バイク。
世界初のロータリーエンジンをもつバイクであった。
イタリアのデザイナー・ジウジアーロによるデザインで、独特のスタイルをもつ。
日本では逆輸入されて売られていたが、俺、これ走ってるとこ肉眼で見たことないんだよね。
美しいデザインだね。
ホンダは1983年に世界初のターボチャージャーを搭載したバイクを発売した。
CX650TURBOがそれである。
4ストロークOHVでV型2気筒にターボがついて超高性能を発揮した。
またスタイルも近未来的であった。
惜しいことに短命に終わったが。
500cc版も色違いであった。
独特の美を演出している稀有のバイクだった。
鈴木自動車工業(株)が1971年に発売した大型バイクGT750。
2ストローク水冷三気筒750ccのエンジンをもち、世界で初めてラジエーターを搭載したバイクとして、機能美にあふれています。
これは1976年頃の最終型と思われますが、渋いカラーが精悍さを際立たせています。
アメリカではウォーター・バッファローの通称で人気を博しました。
まさに機能美とパワー感にあふれる水牛ですね。
それにしても、機械(メカ)の機能美って奥深いですね。
美は形相(エイドス)と密着しているので、秩序の形態化としての機能美には独特の質感があるわけです。
もう一つ、後期型の画像。
さらに、鮮やかなブルーのモデル。
ヤマハは1974年頃、次のようなバイクを造る計画があったらしい。
ホンダGL1000に似た水平対向四気筒水冷だ。
排気量はエンブレムから750ccと分かる。
スズキRE-5は世界初のロータリーエンジン搭載のバイクでした。
ウェブ上にはいくつかのカタログや広告が載っていますが、それをピックアップしてみました。
まず、基本的なエンジンの内部構造を描いたものから。
なんかすごいですね。
これを1973年に発売したなんて。
とにかく機能美を感じます。
次に、車体とエンジンを合わせて表示した広告。
ドイツ語で書かれています。
ベンツとポルシェとBMW(英語でビーエムダブリュー、ドイツ語でベーエムベー)を生み出したメカ大国ドイツ人をも魅了した日本のスズキの技術なんです。
次に、諸部分の解説を載せた広告。
「新しいバイクの指標」と絶賛されています。
数々の四輪と二輪の名車を生み出したドイツのメーカー技術者にとってもRE-5のロータリーエンジンと車体諸部分は目を見張るものだったのです。
「来たるべき新バイクの時代の先駆け」として最高の賛辞をドイツの技術者から送られたRE-5でしたが、排ガス規制その他の事情により短命に終わり、後続モデルは現れませんでした。
つまり、この種でロータリーバイクは絶滅してしまったのです。
その後現れたスーパーバイクはどれも味がない画一的なレーサーまがいのフルカウルをつけた大型車ばかりでした。
そうした中でクラシックなバイクらしさを遺したモデルも多々ありました。
たとえば、カワサキW650とかヤマハSR400とかトライアンフとかハーレーとか。
しかし、そうした中でもRE-5は独特な典雅さと格調の高さを兼ね備えつつ、かつ時代を先取りする未来的な風貌をもっていたのです。
これこそ九鬼周造が『の構造』で表現した「粋(いき)」を示唆する、高度の機能美としての「美」なのです。
「地味派手の小粋さ」とか「wayout but classic」と表現される、あの「粋な美しさ」です。
まるで美人薄命の言葉のように、RE-5は短命に終わり、子孫を残さずにこの世を去りました。
花火のように一瞬のきらめきをバイク界に遺して、永遠の「瞬間の美」を演じたのです。
美しいままで死んだのです。
少しセンチメンタルになりましたが、中古車は、バカ高いけど手に入るので絶望するには至りません。
たとえば、このように状態のよいものが中古屋にいくつもあるのです。
忘れていたが、1970年代の終わりにとてつもなく美しいスーパーバイクが存在したことを最近思い出した。
それはオランダのVan Veen社が1978年に売り出したVan Veen OCR1000というロータリーエンジンのバイクである。
OCR1000は、水冷2ローター式996ccのロータリー・エンジンを搭載したビッグバイクで、最高出力が100ps/6000rpm、
最大トルクが13.8kgm/2500rpm、最高速度が230km/hであった。
これはもちろん当時世界最速であり、現在においても世界最速クラスである。
特に、最大トルクが低回転で発生し、ものすごい加速力であったことがわかる。
それはともあれ、OCRの魅力は次の画像からも分かる、車体デザインのとてつもない美しさである。
それは、未来的でありつつも、典雅さと格調の高さ、つまり伝統美を備えているものであった。
うーん、これが1978年発売のものだなんて・・・・
反対側から見ても、かっこいい。
とにかく、未来的な風貌だけど、落ち着きも兼ね備えているんだよね。
しかし、何と言っても走行時の画像がこのバイクの美しさを際立たせるね。
わたくし的には前に何度も紹介したスズキre-5とこのOCR1000が世界一美しいバイクだと思います。
どっちもロータリーエンジンのバイクだけどね。