どこ吹く風

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ナイアガラ瀑布

2007年12月28日 09時55分14秒 | オーロラ
 ナイアガラの名前は子供の頃から知っており、写真や映像も数限りなく見た。その滝が目の前にある、ナイアガラは滝と呼ばずにナイアガラ瀑布と言うていた、それは他の滝とは違うんだという畏敬といもいうべき響きを持っていた。
ホテルの窓から見える滝はドウドウという水音が聞こえるような錯覚さえ思わせる凄さで流れ落ちている。 ナイアガラはオーロラ見物の付録とはいえ大きな付録だ。

 ホテルは、THE OAKES HOTEL OVERLOOKING THE FALLES というところで、OVERLOOKING THE FALLES と名前が付いているように全ての部屋が滝に面している。ただ一流でないのかホテルで貰った市内の案内地図にそのホテルの名前は無かった。
レストランも館内に無くて同一敷地にあるレストランを使うシステムであった。そこはカナダなのに如何にもアメリカンという感じで、朝食は大皿に盛られたソーセージ、ベーコン、スルランブルエッグ、ポテトにパンでド~ンという感じ。看板の脇にデカデカとBreakfast $6.99からと書かれていた。夕べのロブスターを食べたレストランも系列店でした。

 滝見物はカナダ滝の上流にある展望所と堰堤を車窓観光して滝の裏へ。地響きをたてて水が落ちているのだが水以外見えないので音ほどの迫力は無い、でもよく考えればスゴイ場面なのだ。水の間から外がチラッとでも見えたら実感できるでしょうに。
外部に開けた展望所からは厚い水のカーテンが手に取るように見える。周辺は凍り付いていた。全部が凍ることは無いだろうが水と氷の組み合わせがいい。

 中国の黄河の支流、壷口瀑布でも感じた事だが何だかこれまで見た滝とは雰囲気が違う、何故かと考えたらある事に気付いた。日本で滝を見るのは下から見上げるように見るのが普通だ。滝壺を面前にして滝を見上げるパターンが多い。華厳の滝に称名の滝など落ち口に立って見ることは無い。ところが壷口瀑布やナイアガラは滝の上、川が流れ落ちる場所から見る、その違いだったのだ。

 ナイアガラの水は白かった、流れ落ちる本流も飛び散る飛沫も白い。壷口瀑布は茶色の水が白い飛沫を上げながら落ちていった。茶色の奔流と飛び散る白のコントラストは滝の規模よりも大きな凄さを与えていた。見上げる滝に見下ろす滝、白い滝茶色の滝もそれぞれの持ち味がありいいものだ。

 タワーに登って町の風景をも合わせて見おろした。ライトアップされる時間まで粘って黄色や青、赤に照らされる水を上から楽しんだ。写真におさめようと何枚もシャッターを切ったが暗さの中でイメージ通りに撮るにはウデが足りなかった。

今回は船での遊覧はなかったけどこの次いく機会があったら乗ろう。

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