「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



前回、水星を見てから長いこと経った。ここ数日は、
金星と水星が1度以内に近づいてるので、気象条件を
鑑み、撮ってみた。



せっかくなので、いい場所を選んでみた。富士山を
バックに沈んで行くところを。

AEに露出を制御してもらうことにするとして、
以前の経験より、後半は1コマ10秒くらいの露出に
なるだろうと考え、30秒毎に撮影→time lapseで
動画にする作戦。



撮り始めてしばらく後の1コマ。中央付近、上が
金星、下が水星。すっごい近い。これは、70mm
(35mm換算で105mm)で撮ったところ。やっぱ
1度って、近いよな。ちなみに真ん中下は富士山。
(画像クリックでもう少し大きく表示)




取り始めた時点では1秒よりも数段短い露出なんだ
けど、撮っているうちにやはりあっという間に1秒を
超える時間に。最終的にはやっぱり10秒程度に。



富士山のちょうど上辺りに沈むのを期待してたん
だけど、期待よりも西に沈んでしまったな。



ちなみに、ものすごく空気が澄んでて、水星も金星
も、沈んで行く瞬間が肉眼でも見えた。このとおり、
金星も、水星も、地平ぎりぎりまでちゃんと肉眼で
見えてた。



こんな具合(これは金星)。金星は特に明るかった
せいかよく見えてて、地平ぎりぎりでは、夕日で
赤くなる太陽のように、写真よりももっと赤く色が
ついて、ゆらゆら瞬いて見えた。

金星は視直径がある程度の大きさがあるので、
沈む瞬間も、一瞬ではなく、じわーーーっと消えて
行く感じ。



Stellariumで調べてみると、金星が地平線下に沈む
のが18:07丁度くらいらしいんだけど、このコマは
18:06丁度のコマだから、地平に没する1分前っぽい。

実際は、空気での屈折(大気差:地平付近では
およそ0.5度)があって、沈むのはもう少し後に
なるんじゃね?って思いつつ、調べてみると、
Stellariumは大気差を計算に含めてるみたい。

計算結果を元に考えると、地平からほぼ1度以内の
範囲まで、雲にも霞にも建物にも邪魔されず、
くっきり見えてたといえそう。


こんなに空気が澄んでるのは、めずらしいな。
ラッキーだった。



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