「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



最近、AVRでロジアナの作成をちょっとずつ進めています。
久しぶりにプリント基板をプリントすることにしました。

ですが…、買い置きしておいたプリント基板、サンハヤトの
10Kを4枚、12Kを1枚、現像に失敗しました。
約1500円以上の損失になるでしょう。

原因は、OHPシートと基板の間に隙間が空いてしまったこと
と、露光時間が少し短かったこと。

隙間の件ですが、これまでは、プリント基板とOHPシート
を、周囲の一部をセロテープで留め、それをPK-6
(サンハヤトのプリント基板キット)付属のEGクランプ
で挟むだけで済ませてきたのですが、今回はOHP側に問題が
あったのか、どうしても基板の中心付近が浮いてしまって、
像のエッヂがぼやけてしまいました。いわゆるピンぼけです。

さすがにこれだけの枚数をダメにすると、頭の中で血管が
数本音を立てるのに気付かざるを得ませんでしたよ。(^_^)

で、これを機に、ちゃんとしたクランプ(サンハヤトの
PKC-200)を買ってきました。1600円也。

無駄にした基板の値段分で多分買えていたであろう金額
です。最初から買っておけば、モノも時間も無駄にならずに
済んだのに…

PKC-200は、アクリル製のEGクランプとちがって、天板が
ガラス製になっており、プリント基板をガラスとスポンジで
しっかり挟み込む仕組みになっているので、密着性が高い
です。で、今日お風呂に入っている間にプリントしてみたら、
見事成功しました。あぁ、なんで早く買わなかったんだろう?
バカだなぁ…
1600円の出費で済むなら、これまでにプリント失敗した
総額で、思い切りおつりが来ますよ…(TへT)


もう一つ。露光時間のこと。

私はケミカルライトを使った光源を持ってないので、
カメラ用(リバーサルフィルム用)のライトボックスを
流用しています。通常の蛍光灯に近い蛍光管が入ってます。
多分紫外線量で言ったら、通常の蛍光管と同じだと思います。
(色温度が写真用に厳密に合わせてあるのですが、色温度
 以外は通常の蛍光灯と大差無いはず)

以前はだいたい30~40分程度の現像時間で上手く
いってたんですが、最近は蛍光灯が劣化したのか、少し
薄暗くなってきているようで、今回は現像時間が足りなかった
ようです。

上記の、ピンぼけでダメにした基板をお試しでエッチング液
に漬けてみたら、全然エッチングが進みませんでした。
露光不足が原因のようです。

というわけで、今日、PKC-200を使って露光する際は、
少しくらいオーバー露出になってもいいや、と思って、
1時間みっちり露光してみました。

結果、非常によく出来ました。

OHPの出来が悪くなければ、少しくらいオーバー露出でも
容易に救うことが出来ると思うのですが、アンダー露出では
いかんともしがたい状態になるかと思います。
(オーバーなら何でもOKと言うわけでは有りませんが)

というわけで、アンダーになるかどうか気になっているくらい
なら、いっそのことオーバー目に露光した方が成功率は上がる
と思います。(あくまで通常の蛍光灯の場合です。ケミカル
ランプの場合はよくわかりません)

今回のことを教訓に、時間が出来た時に「実装のツボ」のページ
http://picavr.uunyan.com/making_p_pcb.html
に、成功例、失敗例みたいな感じで、どんな時にどんな感じで
失敗するとか、成功する時にはどんな風になるとか、そういう
モノを記しておきたいと思います。

そうそう。今回露光直後(現像液に浸す前)のプリント基板
(緑色の方)の写真を撮影しておきました。この写真を見るに、
露出不足の時とくらべて、現像前から明らかに発色に違いが
あるのが見て取れます。なかなか面白い写真だと思います。
近々写真付きで記しておきたいと思います。現像時間で
お悩みの方はこうご期待!


そうそう。サンハヤトのプリント基板10K。以前は250円
くらいだったのが、現在は350円くらいに急上昇してますね。
ケミカル剤が、以前より微細なパターンに対応しているということ
ですが、急にこんなに値上げするとは…
困ります…。

10K以外はそれほど高くなってはいないようなのですが。
何があったんでしょうか?ケミカル剤の変更だけでそんなに
値段が変わるものなのでしょうか?それなら他のサイズも
一緒に値上げしていても不思議ではないのですが…



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