買い物からの帰り道、公園のフェンスに何か引っ掛けてある。
多分、中にはそろばんが入っているはず。
ねこ吉が上からそっと触ってみたら、やっぱりそろばんだった。
誰かが学校帰りに落としたんやね。
今でも、そろばんの授業ってあるってことにビックリ!
思い出話を・・・。
ねこ吉達も多分小学校4年生の頃、授業でそろばんを習った。
かなりの人が、習う前に「そろばん学校」に通った。
ねこ吉は、算数が大嫌い。そろばんなんか習いたくないけど、親に習いに行くようにと言われ、家の近くのそろばん塾に行かされた。
尼崎市役所に勤めている男の人が教えていた。
奥さんも手伝っていた。
夕方、週に2,3回通っていたと思う。
ねこ吉は、早さを競うということが大の苦手。徒競争は最も苦手。
「よーい、スタート!」といわれると、足も手も止まる。
嫌々通っていたけど、少しは級も進んでいった。
掛け算も、割り算も出来るようになった。
学校の授業でそろばんが終わる頃、そろばん学校もやめた。
掛け算、割り算のやり方も忘れた。
さて、高校に入学して1年の終わりころ、進路を決めなければならなくなった。
ねこ吉の通っていた高校は、就職組と進学組に2年生で別れる。
進学組は文系組、理系組の3コースに分かれる。
当時、就職組は、そろばん、簿記の授業があった。
そろばんは、検定試験を受けて3級?を取らなければならなかった。
アカン!そんな組に入ったら、ねこ吉は卒業できないわ。
卒業後のことなど何も考えていないねこ吉。つきたい職業もないし、何も将来のことを考えていない。
ボォ~と生きていた。ホンマに「チコちゃんに叱られる!」状態だった。
経済的に豊かな家庭ではなかったので、高校を卒業したら働くように言われていたけど。
「そろばんが絶対嫌!」という理由で、とりあえず文系組に行くことになった。
受験勉強も全くしていないねこ吉に、入れそうな大学も無い。
入れそうな短大の家政科に入学して、和裁で超苦労して卒業し・・・。
損保会社に入社したけど、「船舶課」という課に配属されて計算で苦労することもなかった。
今や、100均でも買える計算機がある。
たまに家計簿の集計をしようとスマホで計算したら1回目と2回目の合計が違う。
3回目をやったら、また違う。
もう、面倒になって、「大体このくらい」と書いておいた。
今年の1月から、スマホに「家計簿アプリ」を娘に入れてもらったので、いい加減な集計すらやっていない。
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