風邪を引いて、ほとんど声が出なくなったたぬ吉は、熱が無いのでお弁当を持って仕事に出かけて行った。

しっかりシフトが組まれているので、少々のことで休めないのは辛いところだね。

老人は教養と教育が必要、つまり今日用があって、今日出かけて行くということ。

無理やり用を作って何処かに行こう・・・。

昨日は、甲子園浜海浜公園に行くことにした。
香櫨園浜に比べて、違った鳥がいるかもしれない・・・。

駅から延々30分は南に歩いた。遠かった。

堤防を兼ねた遊歩道が延々と続く。

遊歩道の左側には、何の木か知らないけど、一杯実をつけていた。食べられるのかなぁ。

道なりにどんどん歩いて行く。

行けども行けども、ハトとカラスしかいない。



向うから大きなカメラを提げたお爺さん(同い年くらいか?)が
「向うにアマサギがいるよ。

コサギやアオサギなどは、香枦園浜でしょっちゅう見てるけど、アマサギは図鑑でしか見たことがない。
かなり遠くの岩にポツンと停まっていた。


かなりのズームで撮ったけど、変なボタンを押してしまったらしくカメラの設定がうまくいかず。
何かピンボケになってしまい・・・。

頭はトサカの様になっている。



ずっとじっとしたままだったのに、突然飛んで停まる場所を変えた。


風も止んで、ポーズを決めて。


アップをすればこんな顔。
やっぱり、コサギやアオサギとは違うね。
目の周り、嘴がピンクなのは、婚姻色らしい。


正面顔は変な顔。
動画も撮ったし、他の鳥はいないし、さて帰ろう。
元来た道を戻ればよかったのに、遊歩道から出る道を探しながら東に歩いて行った。
遊歩道から出られたのは、かなり東に行ってから。

出たところは、浜甲子園団地の中。
すごく大きな団地で、何処が出口か判らない。


誰かに聞こうにも、静まり返った団地は誰もいない。

やっと、出会ったおばあさんに駅への道を聞く。
甲子園駅よりも鳴尾駅の方がわずかに近いらしい。
団地の出口まで連れて来てもらい助かった。有難うございました。
途中2人の人に道を聞きながら鳴尾駅まで歩いた。
一本道だったけど遠い、遠い。

帰り道は遠かった。

