過去ブログでも何度か宣言して来た普通のお米を自分で粉にして、それで米粉麺を作ると云う事をやっと実行に移しました。
なんでこんなにやらずにいたのか?
一般的にいう「トラウマ」ってやつですかね。
最初に米粉麺を始めた際に、米粉を買って来るのが面倒で、「自分の家に有るお米を粉にして作ったって一緒じゃん」って鷹を括ってやってみましたが、ことごとく失敗。
作っても作っても、茹でるとことごとく1cm以下の長さにぶち切れてしまいます。
行ってみれば、お米に戻った感じ。
「ラーメン」じゃなくて「スープリゾット」になってしまう。
そこからの実験の積み重ねによって成功を収めましたが、それは全て市販の米粉での実験結果のため、「米を粉にするところから」に関しては成功体験が無く、触れるのが怖いと云ったところです。
でも、何時かはやらないと・・・
重~い腰を上げました。
「栃あかり」と云う何時も食べてるお米を70g使って作ってみました。

ミキサーのミルで粉砕。

今回は少しでも成功確率を上げるため片栗粉を40%で設定しました。

今回使う卵は53gで、この目方含めて水分は70%に設定。
フィリップスの製麺機でこね始めましたが、5分こねてもデロデロ。
こりゃ、水分量が多すぎたみたい。
仕方ないく水分は加えず、米粉と片栗粉の割合は変えずに両者を増やしました。
結果140gの粉総量で何とか生地となりました。
勿論、電子レンジでの加熱は必須です。
作り方は過去ブログで確認してください。

結局計算すると、その時の水分の割合は粉総量の57%でした。
米の種類や米粉の挽き具合などによって水分の適量は大きく変わるという事です。
で、何とか製麺は出来ました。
見てのとおり、何やらごつごつした感じです。

一応は切れる事無く製麺は出来ました。
量的にはこれで一本50cmくらいの長さになってるはずです。

取り合えず茹でてみよう。

茹で始めるといつの間にかところどころ切れているのが分かって、茹で終わってから指でつまんで引き上げてみると、殆どが5cm程度の長さになってしまっています。
まあ、最初の段階の「お米サイズ」よりは遥かに進歩はしています。
一応は麺と云って良いんじゃないでしょうか。

今回は味噌ラーメン。

やっぱり、箸で引き上げると折れ曲がるため半分の2.5cmくらいにしか見えません。
それでも一応はすすれます。

麺自体は腰があっておいしい。
長さが短いだけでそれほど違和感はないです。
完食!!!

ん~。
やっぱり、アミロペクチン が多いうるち米やもち米を使うか混ぜる必要性がありそう。
今後、これを突き詰めるかどうかはまた考えます。
気が向いたらまた研究を続けるかも・・・
まっ、その時はまたブログします。