先日ブログしたように今年は2Fのたった1台のエアコンで全館冷房を実施しています。
消費電力は微々たるものですが、もちろん高気密高断熱の恩恵に因るものですからどんな家でも実現できるものではありません。
2Fの冷気は階段を伝って下りて来ます。
1Fはその冷気を1台の扇風機で全部屋に行き届く様に循環させています。
(これも、その様な事が出来る間取りになっていないと無理です)
全部計算づくで設計した家なので完璧です。
ところが・・・
以前から思ってはいましたが、1Fで使っている扇風機がカリカリ、ブーンとうるさいんです。
10年目にしてやっと重い腰を上げる事に。
先ずは、その騒音の出所を特定しなければいけません。
調べようとすると意外と難しいです。
でも、2か所見つけました。
「ブーン」という音はモーターの音が扇風機の柱の付け根部分のガタに共鳴して大きな音に増幅されて出ていました。
「カリカリカラカラ」と乾いた甲高い音は扇風機の前面の子供が手を入れないようにするための穴塞ぎのプラスチック板のガタが羽根から出る振動に共振して出ていました。
大昔の扇風機は全部ネジ止めとかでしっかり固定されていましたが、今の製品はプラスチックに突起が有ってそれでハメるとロックされる構造の物が殆どのためどうしてもガタが有って、回転部の振動などによって騒音が出る様です。
使った部材や道具はこんな物・・・
先ずは、柱の根元のガタを無くします。
いろんな事に使うために取ってある緩衝材を使います。
緩衝材を適当に切って柱が入る隙間に入れて柱をそこに突っ込みます。
これで、扇風機を動作させて効果を確認します。
静かになりました。
仕上げにカッターではみ出した物を切り取ります。
次は前面の穴塞ぎ用の蓋の部分です。
プラスチックの突起部を押さえながらカバーから蓋を取り外します。
ロックするための突起部に同様に緩衝材を付けます。
そのままの状態でカバーにハメ込みます。
余分なはみ出た緩衝材は同様にカッターで切り落とします。
この蓋って、取り外す必要性って全く無いので、何だったら接着剤で固定しても何ら問題無いし、その方がより完璧かも知れません。
とりあえずこれで、完璧です。
静かな扇風機に生まれ変わりました。
毎年、思ってはいてもちょっとどこか触ると音が消えたりして音源を特定するのが面倒だし、季節ものですし昨年までは殆ど扇風機を使う機会も無かったので放置しながらも使う時にはイライラしたりしていました。
やっぱりやるべきことはやるべき時に徹底的にやらないと何時までもストレスを感じたままになります。
あ~! すっきりした!!