先日のサイクリングでは背中の痛みに見舞われ辛いライドでしたが、最初に休憩を取った矢板道の駅で、トイレに入った際に洗面台で汗を拭くためサングラスを外した際に・・・
ポロッ!!
何か落ちた・・・
えッ、サングラスのツルの一部だ。
幸いサングラスを付けてみると、落ちる事も無くなんとか付けて走れそう。
きっと、この事態が背中の痛みに見舞られる前兆たる事象だったのかも知れません。
「おしらせー!!」 ってね。
拾っておいたパーツを大事に持って帰って来ていますので、早速修理です。
修理するんかい!
って云われそうですが、このサングラスはSHIMANOブランドで結構な値段なんですよ。
7年になりますが、2017年に更に高額なオークリーの度付きサングラスを買ってからは殆ど使っていませんでした。
しかし何度もブログしている様に昨年夏に枇杷葉茶を飲みだしてから突然視力が良くなって、近視用メガネが不要になってしまい、オークリーの高価な度付きサングラスも今では逆にきつくて使えません。
なので、この古いSHIMANOの度の入っていないサングラスが脚光を浴びた訳です。
紫外線によって濃さが変わる調光サングラスなので、一日中走っていても使いやすいサングラスです。
さて・・・・
これが修理前の状態です。
このサングラスのツルはフレキシブルでバネの様にしなやかに曲がるので、こめかみなどへの圧迫感も無くとってもフィットする優れものです。
逆にこれを修理するにはアイディアが必要です。
先ず、最初に作業をし易くするためアロンアルファで仮接着します。
でも、絶対に直ぐ取れてしまうはずです。
次に何時もの閃きタイムです。
降りて来たのはコードの中の電線を使って補強する・・・
何はともあれご覧ください。
電子機器で使うリード線の被覆を取ると、髪の毛程の細い線の束が出て来ます。
これを、最初にこの一本一本の銅線の端をセロテープに均等に付けて行って両端をセロテープで動かない様にします。
これを、サングラスのツルの長辺方向に巻きつけます。
更に、同じ電線を使ってその上をグルグル巻いて行って、最初の長辺方向に取り付けた電線はグルグル巻いた線の端の部分で若干残して切断して内側へ折り曲げました。
その完成形がこれ。
写真横方向になっている電線の上をツルを覆うようにグルグル巻いてあります。
これで、フレキシブルなツルの動きをサポートして再び折れたりして取れたりするのを防ぎます。
このままだと、切った電線の端が飛び出して耳に刺さったり、緩んで落ちてしまう可能性が有るので、アロンアルファを全体に流して固着させます。
更に、肌の当たりを柔らかく良くするために何時もの紫外線で固まる樹脂をコーティングしました。
これじゃ見栄えが悪いので、不透明マジックで色付け。
完璧ですわ!
耳に掛けても全く違和感なく元通りの使用感です。
勿論、お金が有り余っている方は新しい物を買った方が日本の経済を良くしますのでそうした方が良いです。
ちなみに、鼻の部分も自由に角度を変えたり出来るので、ペチャっ鼻の人も外人の様な鼻の高い人でも自分で自在にフィットさせられるので、ガタガタ道でもメガネがズレる事も無く平然と走って行けます。
このサングラスを一度使うとなかなか手放せないです。
ロードバイク乗る時には若干下向きで目が上を向く感じで走るので、この辺の調整が出来ると出来ないとでは視界の確保にも大きく差が出ます。
また使える様になって良かった!!